パフ代表の徒然ブログ「釘さん日記」

リクルートが就職情報事業者として誕生したのが今から56年前(1960年)。奇しくも僕と同い年なのだが、同社はその後、日本の高度成長の波にうまく乗って急成長を遂げていき、「就職情報業界」の礎を創り上げた。

この礎を創るために日夜奮闘努力した方々の多くはすでに現役を引退しているのだが、いまでも(フィールドを関連する他の場所にシフトさせながらも)活躍してらっしゃる方々もいる。

一昨日はその代表格であり、1970年代に大ブレークしたリクルートブックの企画や就職ジャーナルの編集長を長らく務めておられた赤羽良剛さんに茅場町のパフまでお越しいただき、社員たちへのミニ講話を行っていただいた。

僕は赤羽さんにお会いしたことは、これまで一度しかなかった(顧問を務めておられる金沢工業大学虎ノ門大学院でお辞儀したくらいだった)のだが、赤羽さんはパフのことを以前から注目しておられたのだという。Facebookでの僕の愚かな投稿やブログ記事に「いいね!」やコメントをいただくこともしばしばあった。

が、僕からすれば雲の上の存在のような方である。それ以上のお付き合いはなかった。

それが今年の年始メッセージの交換の際、ひょんなことから「茅場町の焼き鳥でも食べに行きましょう」ということになった。

「せっかく茅場町までお越しいただけるんだったら、焼鳥屋に行く前にパフにお寄りいただき、若い社員たちに何かお話しいただけないですか?」と、図々しいお願いをしたのが、一昨日の講話のきっかけだったのだ。

いやあ、楽しかったし面白かったし為になった。

60分間でお話しいただくはずが、90分を超える大講演。予約をしていた焼鳥屋さんからは「まだですか?」という催促の電話がかかってきたり(^^ゞ。

講話の締めくくりでは、これからの就職&採用事業者が進むべき道筋を示してくださった。そして、「それをやっていけるのはパフだけだ」なんていう嬉しい激励のお言葉もいただいた。

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そして講演後の焼き鳥。レバーや軟骨をつまみながら、業界草創期の裏話をたくさん聞かせていただいた。いまの学生たちには教科書のなかの出来事でしかない「リクルート事件」の裏側の話なども教えていただいたり。いやあ生々しかった……。

赤羽さんが翌日、以下のような投稿をFacebookにしてくださっていた。

 

人材情報系企業のなかで、20年の社歴を持ち、ユニークなサービスを提供しているP社に呼ばれた。
こちらの都合で、営業中の時間であったがスタッフに集まっていただきレクチャーさせていただく。
予定時間を大幅に超えて迷惑?をかけたが、熱心に聴いてもらい感謝…
人材情報会社にとって、日々サービス商品の革新が続くなかで、何より失ってはいけない基軸とは、求職者一人ひとりの事情に「寄り添う」姿勢、である。
テクノロジーの進化は、そこから相反して行きがちだ。
P社は、技術に頼りすぎない、ヒューマンタッチなサービスを中心に業績を積み重ねている。
若い人達の熱心な表情を見て、さらなる飛躍へ、と期待したくなった。

 

業界のレジェンドからの身に余るメッセージ。この期待を裏切らぬように、これからも「求職者一人ひとりの事情に「寄り添う」姿勢」を失わぬように事業を発展させていきたい。

赤羽さん、一昨日は本当にありがとうございました!

 

さて、腰痛もかなり治まってきた。今週はずっとタクシー通勤だったのだけど、そろそろ歩いていけるかな?

では、朝食&あさ後、そろーっと行ってきます!