パフ代表の徒然ブログ「釘さん日記」

珠玉のことば

2013年3月29日 (金曜日)

今年の2月8日、リクルートの創業者である江副浩正さんが永眠された。先日、3月16日に「お別れの会」が営まれ、リクルートOBを中心に数千名の方々が参加していた。

僕はその日、講演の仕事が入っていたことと、僕がリクルートで働いたのは学生時代のほんのわずかな期間だけだったので、ちょっと気後れして参加をご遠慮した(お別れの会の数日前、銀座のリクルート旧本社ビルで献花だけさせてもらった)。

このお別れの会で、参加者全員に配布された冊子がある。

『月刊かもめ』江副さん追悼特別編集号2013年3月第536号

である。

僕はどうしてもこの冊子が読みたくて、先日、あるリクルートOBにお願いしてお借りした。

「江副さんの言葉」と題されたその冊子には、江副さんが1960年代の創業の頃から、引退後の2010年まで、社内報を通じて残された珠玉の言葉の数々が掲載されていた。

一昨日の札幌出張の往復の飛行機の中で、じっくり読ませていただいた。

ものすごく感動するとともに、いまの自分を反省したり、励まされたり、勇気や希望を与えられたりした。

リクルート15周年のときの社内報『月刊かもめ』増刊号に掲載されていた江副さんの言葉に次のようなものがある。

 

「人生十有五にして学に志す」と論語にある。環境に恵まれ、お客様に恵まれ、お客様に教えられ、可愛がられ、そして育てられたリクルートも、十五年も経てばこれまでの“若さのゆえに許された甘さや間違い”には厳しい評価を受ける。これからは自らを伸ばすことへの精進が、いままで以上に大切である。学ばずしてわれわれの未来はない。

 

会社年齢がいまのパフと同じ15歳のときに残されたこの言葉。スケールも影響度もまったくちがう我々パフであるが、まさに肝に銘じたい言葉である。

江副さんという存在がなければ、僕がいまの仕事をすることはなかったろうし、パフをつくることなんて絶対なかった。素晴らしき仲間たちとの出会いのほとんどもなかっただろう。

そういう意味では、江副さんは僕にとっても偉大なる創業者であり、恩人なのである。

あらためて、最大限の感謝を申し上げるとともに、心よりご冥福をお祈り申しあげます。

 

さて、いよいよ本日で3月の(会社のなかでの)仕事納め。

江副さんの言葉を胸に、シャキッとしたウォーキングで行ってきます!

 

札幌から新富町へ

2013年3月28日 (木曜日)

札幌は寒かった。

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お昼なのに、気温はまだ6.9度。

 

sapporo2

 

歩道はこんな感じ。

気を抜いていると転んでしまいそうだった。

 

でも、外は寒かったけど、M社の会社説明会は熱かった。

まずは学生が熱かった。というか元気だった。出席率も96%。この時期、東京で見られがちなドタキャンは殆んどなかった。今年、大阪や福岡や広島などでも説明会コーディネートを行なっているのだが、昨日の学生には、他の地域を上回る熱さを感じた。

協力してもらった札幌支店の先輩社員が熱かった。入社8年目の営業マンなのだが、僕の大好きなタイプの営業マンだった。

「大事にしていることは?」と聞かれて、「ひとつを求められたら、ふたつをこたえる(つまり、期待されている倍のことをお返しする)ことを大事にしています」と、即答した彼に、思わず痺れた。

そんな彼の熱が、来場している学生の皆に伝わったのかもしれないな。気持のいい説明会だった。

 

ところで昨日は、説明会終了後すぐに東京に舞い戻った。自宅でやりたいことがあったのだ。

羽田に到着したのが19時半ころ。そこから京急と大江戸線を乗り継ぐ。やっと月島に着いたその時だった。プルプルプルと携帯電話が鳴った。

元社員のイトーくんからだった。辻太一朗さんと有楽町のガード下にいるのだが、僕に会いたいのだという。珍しい組み合わせだ。イト―くんはともかく(笑)、辻さんには会って話したいこともあった。

「いま月島だから、のろまで来てくれるんだったらいいぜ!」と答えた。

ということで急きょ、月島から新富町へ。

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このあとは意外な展開になっていくわけだけど、それは社外秘ということで(笑)。

昨日は、長いような短いような一日。締めくくりは、ちょっと意外だったけど、今後に向けての楽しみに繋がるかもしれないこともあった一日だった。

 

さて、3月もいよいよ大詰め。本日は懐かしい来客もある。昨夜やれなかったこともやらなきゃ。

石は出たんだか出てないんだかよく分からないけど、刺激を与えるようなウォーキングで行ってきます!

札幌に行く日

2013年3月27日 (水曜日)

本日は早起き。残念ながら朝ランのためではない。

これから羽田空港まで行って新千歳空港まで飛ぶ。毎度おなじみM社の会社説明会のコーディネートを担当する日なのである。

M社は全国で約300名の新卒者を採用するので、毎日のように日本のどこかで説明会や面接を行なっている。本日も札幌だけでなく、東京と大阪(だっけ?)でも説明会や選考会が行なわれているのだ。時まさに採用シーズン真っ只中といったところだ。

あ、そういえば昨日はとある週刊誌の取材を受けた。来週号で新卒採用の特集記事を載せるのだそうだ。

取材に来た記者も昨年、大学を卒業したばかりだということで、えらく話が盛り上がった。就職の話だけじゃなく日本の教育のあり方や、子育てのあり方などまで話が及んだ。脱線だらけの取材対応だったけど、あれでネタになったのかな?発売は来週らしいので、もしコメントが掲載されたりしたらまたここで報告することにしよう。

さてさて、そろそろ行かなければ。

残念ながら本日は日帰り。説明会が終わり次第とんぼ返りなのだ。

せめて札幌ラーメンくらい食べて帰りたいのだが、石持ちの身としてはどうするか難しいところだ。もやし味噌ラーメンくらいだったら食べても大丈夫かな(笑)。

おっと。くだらないこと書いている場合ではない。では、まずは羽田まで行ってきます!

新しい面接手法をご提案

2013年3月26日 (火曜日)

本日は午後4時から、茅場町の東京証券会館で、セミナーを開催する。

セミナー名称は、

【業界初!iPadを用いた面接評価を体験するセミナー】

というもの。

この1月に発表した、『タブレット版面接評価フォーマットGoodAssessor』を使った「新しい面接手法」を解説し、実際の面接を通して、その有用性を体感していただこうというものだ。

セミナーに参加してくださった皆さまにタブレット(iPad)を配布し、目の前で面接されている学生(実はパフの内定者)を観察しながら、この「GoodAssessor」にタッチしていってもらう。

最終的にはこの学生の、「学習する力」「思考する力」「行動する力」「協働する力」という、ビジネスパーソンに求められる4つの能力レベルを測ることができるのだ。

なんて画期的な仕組みなんだろう……と自画自賛(笑)。

最近は、経験の浅い現場の方々が面接に駆り出されることも多い。それ自体は悪いことではないのだが、限られた時間の中で、目の前の学生が自社にフィットするか否かを見極めるのは、経験のある人事担当者でも相当に難易度が高い作業。経験が浅いとミスジャッジに繋がりやすい。「GoodAssessor」は、そんな難しい面接の精度を上げるのに、とても有用なツールなのだ。

以下は、セミナー案内ページからの抜粋。

■内容:
  1.採用選考における面接とは
  2.面接選考が抱えている問題
  3.面接評価にプロブスト法を用いる理由
  4.プロブスト法の採用を可能にしたITの進化
  5.Good Assessor を使った面接評価体感
  6.Good Assessor 導入のBefore&After 
 
■こんな企業様にオススメ!
 ・社内の面接評価基準を統一したい⇒ 面接官によって、評価軸がブレブレ、とお悩みの方に
 ・統一された評価基準はあるが、面接官の評価精度を上げたい⇒ 結局面接官の好みで評価が決まってしまう、とお悩みの方に
 ・評価結果を効率よく集計したい⇒ 評価会議に毎回膨大な時間を費やしている、とお悩みの方に
 ・面接資料印刷の手間をなくしたい⇒ 面接のために膨大な資料を印刷している、とお悩みの方に
 ・他社は面接業務のフローをどう組んでいるのか知りたい⇒ ウチの面接業務フローはガラパゴス化しているのでは、とお悩みの方に

まだ席には空きがあるので、「聞いてみたい!試してみたい!」と思われた人事の方は、ぜひご参加いただきたいと思う。

セミナー詳細&お申し込みはコチラから

◆3月26日開催◆【業界初!iPadを用いた面接評価を体験するセミナー】評価のブレ、長引く面接評価会議の時間、膨大な量の面接資料……全て解決します!

 

ということで、本日は宣伝の日記でした。

さて、今朝はちょっと寒そうだな。石はまだ出てこないようだけど痛みもない。

では、座薬と水をしっかりカバンに詰め込んで、行ってきます!

尿管結石を再発した日

2013年3月25日 (月曜日)

いやー、まいった。

「天災は忘れたころにやってくる」とはいうが、まさかこんな突然やってくるとは思わなかった。

尿管結石の再来である。

昨日の朝、桜の花が咲き誇る皇居周辺(とくに千鳥ヶ淵あたり)を気持ちよく走ろうと思って早起きした。

でも朝起きると、なんだかいつもより、ちょっとだけ体がだるい。

「まだカラダがちゃんと目覚めてないんだろう。走っていれば調子よくなるさ」と軽く考えて、走り出した。

15分ほど走ったところ(八丁堀付近)で、お腹が痛くなってきた。便意を催す痛みだ。

しょうがない、公衆便所のあるところまで引き返すか。ということで、新川まで引き返して道路沿いにある公衆便所に駆け込んだ。

便は出るには出たが、それでもまだ調子が悪い。お腹の鈍い痛みは治まらない。

無理は禁物。ということで、皇居までのランニングは諦めて自宅に引き返すことにした。お腹の痛みのせいか、曇り空のせいか、なんだか気分がすぐれない。走るペースも7分/kmと、超スローペースだ。

家に戻って、再度トイレに入った。出すものを全部出しきって、すっきりしようと思ったのだ。

すると前方から意外なモノが排出された。。。

 

血尿が出てしまったのだ。それも真っ赤っか。

 

実は血尿が出るのは(僕にとって)さほど珍しいことではなかった。特にハードな練習をした後など。昨年の夏、炎天下10km走った時などによく出ていた。

でも昨日は5kmくらいしか走っていない。しかもゆったりペース。

だから、「あれ?このくらいの走りで血尿が出るなんておかしいな…」とは思ったのだが、これがあの忌まわしい症状の前触れだとは気が付かなかった。

その後、シャワーを浴びて朝食をとる。走った後にしては食欲はイマイチだった。やはりお腹がすっきりしないのだ。

そして食後。自室でテレビを眺めていたら、腹痛が激しくなってきた。しかも横腹。「あれ?この痛みは、まさか…」。そう思ったときには遅かった。痛みは背中にも回り、包丁で腹から背中を刺されたような激痛に襲われた。

ま、まずい。

必死に台所まで這うように歩いていき、カミさんに水をもらった。コップ2杯をごくごくごくと流し込む。

ぜんぜんダメだ。痛みは増すばかり。

いよいよ立っていられなくなり、廊下に突っ伏して「水、みず、ミズ…」と呻くのみ。

「病院に行って来れば?聖路加は救急やってるでしょ…」というカミさんの冷静なアドバイスも虚しく、僕は身動きできず、喘ぎ声も絶え絶えになっていった。

とにかく応急措置で思いつくのは大量の水を飲むことのみ。

どれだけ時間が経っただろうか。次第に痛みが消えていくのが分かった。

激痛に襲われていたのは、実はたいして長い時間ではなかった。でも、僕にとっては長い長い、地獄のような時間だった。

その後は、大量の水を胃に流し込み、トイレに何回も行くことで、痛みをなんとか封じ込めることができた。

ひとまずやれやれだが、石が排出されたわけではないので、これからしばらくの間、いつ襲ってくるか分からない激痛の恐怖と戦わなければならない。

考えてみたら、このところ食事量も酒量も増えていた。特に発症前の金曜日は、ちょっと飲みすぎた。飲んだだけならまだしも、深夜の帰り道にラーメンまで食べてしまった。

そして前日の土曜日は、家でワインを1本空けてしまっていた。本当は1日に水を2リットル飲まなきゃいけないのに、代わりにアルコールを2リットル飲む日が続いたのだ。こりゃ石もできるわけだ(汗)。

 

ところで僕が「尿管結石デビュー」を果たしたのは、いまから4年半前。そのときは(激痛の原因が尿管結石だと分からなかったので)真面目に死ぬと思った。

その時のことを、僕は日記に克明に書いていた。

久々に読んだが、これはなかなか面白い(苦笑)。⇒ 夜を、救命救急センターで過ごした日

 

ということで本日はいったん出社したあと、泌尿器科のある病院に行って診察してもらうことにする。

そしてカバンにはいつも、水のペットボトルを入れておく。1日2リットルの水を欠かさず飲まなければ。

では、発症しないことを願いつつ、行ってきます!

勉強不足の営業マン

2013年3月22日 (金曜日)

正確には営業レディーだったのだが、あえて「営業マン」と書く。

先日、僕のところに、とある会社の女性営業マンがやってきた。

業界は、パフと同業といえば同業。というか、人材業界大手の会社だ。ただ、この女性営業マンは新卒採用の担当ではなく、中途採用の担当者だった。とある会社で3年ほど過ごし、昨年、この会社に転職してきたのだという。

僕はこう見えて、なかなか意地悪だ。初めて会う営業マンには、どんな知識や考えを有しているのか、いろいろ、あれこれと質問する。その営業マンに仕事を任せていいかどうかを判断するためだ。業界の話、人材や採用に対する考え方の話、同業他社の話、自分の会社の話、パフに関する話、そして、いわゆる世間話。

30分程度話をした。

結果。「こいつ、なんも勉強してねーなー。だめだこりゃ

というのが僕の感想。

勉強してないだけならまだしも、真摯さがない。自分の想いも考えもない。「あー、そうなんですねー、ふんふん」と、自分の無知を恥じるわけでもなく、「そんなこと知ってるわけないでしょ、ふん!」という態度が見え隠れしていた。

極めつけは自分の会社の前社長のことを知らなかったこと。一昨年、社長交代していたので、彼女の入社時にはもういなかったのは確かなのだが、前社長は7年以上この会社の社長を務めた業界の有名人である(しかも僕の大事な友人である)。それを、「いやー、存じ上げません……」と一言で済まされたのには、ホントがっかり。てめーの会社の前の社長のことくらい知っとけよ!と、思わず説教しそうになった。

おそらく僕はもう、この営業マンに仕事をお願いすることはないだろう。

・・・とまあ、客というのは営業マンのことを、こんなふうに厳しく眺めているものなのだ。

うちの営業マンたちは大丈夫なのだろうか…。「おたくの社長って○○ですよね?」と聞かれて、「いやー、存じ上げませんね、ふんふん」なんて答えてないだろうか。

ちょっと背筋が寒くなったのであった(苦笑)。

 

さて、本日はすでに金曜日。昨日は銀行対応やら何やらで、思わぬ時間をとってしまい、やろうと思っていたことがぜんぜん出来ずじまいだった。節目の3月も余すところ10日。スッキリとして4月を迎えたいものだ。

ではランニングをお休みした今朝。少し速めのウォーキングで行ってきます!

 

壁を越えるために

2013年3月21日 (木曜日)

頑張ってるのに、なかなか壁を越えられない。殻を破れない。成果が出ない。結果、いつも目標達成できない。

ということは、仕事でも、趣味でも、よくあることだ。

身近なところでいうと、マラソン……って、またその話題かよ(苦笑)。

僕の今年の目標は、

1)ハーフで、2時間を切る

2)フルで、5時間を切る

だ。

2)は11月以降の大会に照準を合わせているのだが、1)の達成期日は5月12日(日)。仙台国際ハーフマラソンでの記録達成を目指している。

2時間でハーフを走るためには、1kmを5分40秒以内のペースで走り続ける必要がある。

最近は、走る距離が10km以内であれば、どうにかこうにか5分40秒前後のペースで走れるようになってきた。

しかし、10kmを超えたくらいから、ガクッとペースが落ちてしまう。なかなかこの壁は越えられない。

先月の赤羽ハーフマラソンのときも、終盤のペースが落ちたことで目標を外してしまったし(このときは2時間10分が目標だったのだが9秒足りなかった)。

これは、やみくもに頑張るだけではダメなのではないかと感じている。

もちろん頑張ることも大事なのだけれど、(僕のそもそもの能力を考えると)劇的にタイムを向上させるには、もっと別の視点で、別のところを見直す必要があると思うのだ。

たとえば……。

あ、ライバルが読んでいるといけないので、具体的なことを書くのは控えよう(笑)。

これ、仕事も同じだと思う。ブレークスルーするためには、いまの仕事の進め方を根本から見なおしたり、課題を別の視点から眺めて捉えなおしたりする必要がある。組織全体の目標未達が常態化している場合は、組織そのものを根本から解体して、あらたな組織をつくり直すという荒療治(いわゆるリストラ)が必要だったりする。

そのためには、個人レベルでは、いまの仕事とはまったく関係ない人に会ったり、本を読んだりすることも有用だったりする。

組織レベルでは、いまの事業とはまったく関係のない(シナジーは生めるかもしれないが)新しいことを実行する部隊をつくってみたり。それが結果として、全体最適をもたらすこともある。

 

てなことで、まだ朝の6時まえ。今朝は、いつもとは違った練習と走り方を試してみようかな。では準備体操をしたうえで、朝ランに行ってきます!