パフ代表の徒然ブログ「釘さん日記」

あっというまの9月でした

2018年9月28日 (金曜日)

気がつけば、きょうで9月(の営業日)が終わる。なんだかんだで忙しく、目まぐるしく、いろんなことのあった9月だった。

採用力検定協会の初のシンポジウムがあったり、Fネットの幹事会や例会があったり、人間ドックがあったりw、宮崎での講座があったり、ライブに向けての練習があったりww、名古屋での研修があったり、リレーマラソンがあったり、株主総会があったり……。

これらほとんどは日記ネタにもなっているので、助かってはいるのだけど(笑)。

日記ネタになってはいないものの、この9月にもっとも時間を費やしているのが「リシュ活」かな。

現在、履修履歴活用コンソーシアムに加盟してくださるHR事業者を募るための「営業活動」を行っているのだけど、この9月だけで9社の経営者にお会いしてコンソーシアム入りをお願いしている。今日もさらに1社、来週以降もこの活動は続いていく。

おかげさまで、訪問したほとんどのHR事業者の皆さんはコンソーシアム入りしてくださる見込みだ。10月末くらいには全貌を明らかにできると思うので、またこの日記で発表することにいたしましょう。

そうそう、日記ネタにしていない9月の大きな出来事といえば、服装が変わってきたことだ。先月「もうワイシャツは要らない」という日記を書いて、ポロシャツとチノパンスタイルで仕事をしていることを書いたのだけど、このところ涼しくなってきたことで、ワイシャツ、ネクタイ、上着(スーツやジャケット)を着ることが増えてきた。

昨日も約半年ぶりに着た春秋物のスーツがあるのだけど、ちょっとショックなことがあった。ズボンがきつく、上着の前のボタンが止まらない。つまり、この半年であきらかに腹囲が膨らんでしまったのだ。人間ドックのときに薄々気が付いてはいたのだけど、スーツのきつさは腹囲の測定値を知ったとき以上にショック。SIXPADの頻度と強度を上げないといかんかな。

と、脈絡のないことをあれこれ書いてしまったけど、いろんな出来事があり、身辺にもいろんな変化(の兆し)が訪れた9月でした、という日記でした。

さて、今夜は9月の仕上げとして、さらに大事なタスクがある。楽しみながらガンバロウ。

では、本日も上着を着て行ってきます!

昨日の日記で、

「なぜ山田さんがパフの取締役に?」

「釘さんの宿敵じゃなかったの?」

「ひょっとして名大社をクビになったの?」

「いや、名大社がパフを買収するんじゃないか?」

「いやいや、その逆もありうるぞ」

・・・様々な憶測や疑問がわいてくることだろう。

さて、真実は如何に。

それは本日の総会でちゃんと株主の皆さんに無事承認されてから。明日の日記にて明らかにすることにしましょう。

と書いた。

先ほど、ご本人の今朝のブログを見たら、克明に一昨日の夜から昨日の株主総会のことを書いてあったので、僕は「なぜ山田さんがパフの取締役に?」の答えを明らかにしておこう。

***

今年の7月5日(木)の朝いちばんで名大社オフィスの山田社長を訪ねた。

「仕事の相談がある」「たまには真面目な話でもしましょう」とだけ事前に伝えていたが、何の相談なのかは一切明らかにしていなかった。

山田社長はきっと「いったい何事だ?」と身構えていたに違いない。

僕は単刀直入に「9月下旬に株主総会が開かれ取締役の改選が行われる。そこで山田さんにパフの社外取締役に就任してほしい」と、その理由(後述)とともに伝えた。

山田社長は一瞬びっくりした顔をしていたが、「そういうことでしたか。分かりました。名大社の幹部にも相談したうえで週明けにはお返事します」との回答だった。もう心は決まっていたのだろう。さすができる男は決断が速い(と持ち上げてみるw)。

そして翌々日の土曜日。このようなメールが送られてきた。

株式会社パフ
釘崎社長

いつもお世話になっております。名大社の山田でございます。
先日はわざわざお越し頂き、ありがとうございました。

土曜日ですが、オフィスで粛々と仕事しております。
今日は出勤日なので、当然ですが・・・。

先日、お話しいただいた社外取締役の件ですが、
お引き受けいたします。
もちろん株主総会で否認されれば、素直に従います。

何かにお役に立てる自信はありませんが、
無報酬なので期待もされていないですよね(笑)。

返事は早い方がいいと思いましたので、ご連絡させて頂きました。
引き続きよろしくお願いします。

おお、やった!引き受けてくれるだろうとは思っていたが、こうして正式な回答をもらえると嬉しい。Fネットの会長を内諾してもらったときの何倍も嬉しかった。
では、そろそろ僕が山田さんに社外取締役になってもらおうと思った理由と目的を明らかにしておこう。以下は、8月の初旬の月次キックオフミーティング(全社員が参加する月いちの会議)で社員に発表した文章そのままである。

山田さんに社外役員をお願いする第一の目的は、パフの経営状況を同業の(しかも高収益をあげている)経営者に公開することで、よりよい緊張感と競争意識をパフの(特にリーダー層の)皆さんに持ってもらうためです。井の中の蛙にならないようにしてもらう意味もあります。

第二の目的は、社員同士(特に若手社員)の交流を持ってもらい、互いに研鑽しあってもらいたいという意図があります。これは名大社の幹部の皆さんも強く望んでいることで、パフと名大社さんの営業・企画双方に大きくプラスの作用をもたらすと考えています。

ご存知の通り、山田さんは名大社に新卒で入社していますが、リーマンショックで業績がどん底だった時に旧経営陣から株式を買い受けたうえで火中の栗を拾って社長になった人物です。
その後、数年かけて、名大社の文化や風土を変え、業績を大幅に向上させた経営者でもありますので、皆さんにとって学んでいただくことがたくさんあるのではないかと考えています。
9月以降、月イチくらいでパフに出入りしますので、ぜひ、温かく迎え入れてください。

パフは6月末の決算を好業績で終えることができていた。喜ばしいことではあるが、慢心や油断が生じてしまう危機感を抱いていた。山田さんが社外取締役に就任することでそのことを防ぎたいと考えた。

名大社とパフとは同業でありながらも商品やビジネスモデルがまったく異なる。営業スタイルも異なる。この両社が強くタッグを組むことで、互いの顧客に対してさらなる価値を提供することができると考えた。

***

以上が、山田さんをパフ社外取締役として招聘した理由・目的の全貌である。

釘さん日記読者の皆さん、そして名大社社員の皆さん、山田社長のファンの皆さん、ご納得いただけたでしょうか?

これからもぜひ全力で応援していただけると嬉しいです。よろしくお願いいたします!

さて、本日は重要な訪問や打ち合わせが立て続けだな。では、準備を整えて行ってきます!

本日はパフの第22期定時株主総会。今期(第23期)が始まって3か月近く経つのだが、会計上はまだ第22期が終わっていない。株主総会での決算の承認を経て初めて、第22期が完全に終わるのだ。

パフには現在でも80名以上の株主がいる。一時は約200名いたので少なくなってきた(ここ数年、従業員持株会や僕自身が株式の買受を実施してきた)とはいえ、未上場企業としては異例の多さだ。

なので株主総会も、上場企業と同様、法律に則って毎期きっちりと実施している。

で、本日の株主総会。決算の承認以外に大事な議案が二つある。

一つめの議案は、「剰余金処分の件」。パフは設立以来、財務を健全な状態にすることを最優先に、利益のすべてを内部留保に充ててきた。つまり株主の皆さんへの配当は行ってこなかったのだが、今期は得られた利益を原資として配当を行うことにした。そのことの承認である。

株主にとって配当があるのは悪いことではない。しかしキャッシュが会社から外に出ていく(純資産が減る)わけだから、会社の体力はそのぶん弱くなる。つまり会社の値段が下がるわけだ。なので会社の所有者たる株主としては痛しかゆし。反対する人がいても不思議ではない。

もう一つの議案は、「取締役の改選」だ。

パフの定款では取締役の任期は1年。パフには現在3人の取締役がいるのだが、全員とも任期は本日まで。本日の株主総会で、新たな取締役候補を立てて株主の皆さんに承認してもらい、承認された新経営陣でこれからの1年間の会社運営を行うことになる。

過半数の株主の承認を得られなければ、社長の僕といえども(僕も取締役候補の一人なので)クビになるわけだ。まあ、従業員持株会が反旗を翻さない限り、そういう事態にはならないのだけど。

で、実は本日の株主総会での決議を経て、現在の取締役以外に、新しい取締役が1名誕生することになっている。

その名は、山田哲也。

ん?どこかで聞いたことがあるぞ……。

釘さん日記の読者の皆さんであれば、そう思ったのではないかな。

そう、あの名大社社長の山田哲也氏である。

「なぜ山田さんがパフの取締役に?」

「釘さんの宿敵じゃなかったの?」

「ひょっとして名大社をクビになったの?」

「いや、名大社がパフを買収するんじゃないか?」

「いやいや、その逆もありうるぞ」

・・・様々な憶測や疑問がわいてくることだろう。

さて、真実は如何に。

それは本日の総会でちゃんと株主の皆さんに無事承認されてから。明日の日記にて明らかにすることにしましょう。

まだ従業員持株会が反旗を翻す可能性も残ってますからね(なんたって持株会理事長はイシガミカカなのでw)。山田さんが取締役になれるかどうかはまだ不透明な状態。あ、それは僕も同じですが(笑)。

では、本日は特別に、昨夜開催した前祝の模様をアップしておきましょう。幻の前祝に終わらぬことを願いつつ。

https://youtu.be/25sargxtOkY

なんと山田さんは、パフ取締役だけでは飽き足らず、山と鼓と葉(僕がやってるバンド名ね)のボーカルにも就任してしまったのだ(@_@)。

では、本日の株主総会、気合を入れて行ってきます!

昨日の敵は今日の友

2018年9月25日 (火曜日)

もう過ぎたことだし、「敗軍の将」が翌朝のブログですぐに発表しているので、僕がわざわざ今朝の日記で書いたりするとイヤミな奴だと思われてしまいそうだけど、ま、仕方ない、これも大将の務め。きちんと発表するとしよう。

「リレーマラソン2018inナゴヤドーム」における宿敵、名大社チームとのガチンコ勝負。

我がパフチームの見ごとな勝利です!

パチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチ\(^o^)/

 

おっと、調子に乗ってパチパチを多く書きすぎてしまった(笑)。

 

こちら☟ゴール直後の集合写真

 

 

こちら☟名大社チームの記録

 

 

対するこちら☟パフチームの記録

 

この記録を見てもわかるように、6分以上もの差をつけた圧倒的大勝利である(^^)v

 

でも、正直に言おう。

前日の日記( 返り討ちにしてくれるわ(^^)v )で、出走順や作戦を公開したときまでは勝つ気満々だったのだが、その日の夜、名大社チームとの合同研修後の食事会のときには「あれ、ヤバい、負けるかも……」と不安のどん底に陥っていたのだ。

 

パフチームの作戦は、基本的に1人が1周(約2km)ずつ。細かく刻む戦法をとった。

しかし、名大社チームは真逆の戦法。基本は1人が2周(約4km)を走る戦略。2kmだけだと、体が慣れてやっとスピードが出てきたところでバトンを渡すことになる。それだと力を十分に発揮できないだろうというのだ。

さらに、バトンを渡すエリアは混みあっているため、そこでロスが生じてしまう。バトンを渡す相手をうまく見つけられないかもしれない。2周ごとのバトンだと、1周のそれよりもロスも生じなければバトンミスのリスクも抑えられる、という理由からだ。

なるほど……。

「はっはっはっ、明らかにパフチームは作戦ミスですね。明日はもう勝ったも同然、はっはっはっ」

うーむ。日頃はボーっとしている敵の大将なのだが、そう自信たっぷりに説明されると、さすがの知将を自認する僕でも自信を失ってしまったのだ。

 

こちら☟は、スタート直前に余裕の表情を見せる名大社チーム

 

しかし敵は結局、その自信というか、自惚れというか、慢心によって、自滅していったのだった。

一人ひとりの選手の実力や実績で言うと、パフチームは確かに劣っていたかもしれない。が、リレーマラソンは個の戦いではない。チームプレーなのである。そう、例えて言うならば陸上男子400メートルリレーのようなものだ。

100メートル10秒を切れる選手が一人もいなかったのに、リオ五輪で37秒60という驚異的なタイムで銀メダルを取った、あの陸上男子4名の姿にパフチームの勇敢な選手9名がだぶって映るのだ・・・と書くとちょっと言いすぎかな(#^^#)。

 

さらに正直に言うと、実は終盤まで僕はパフチームが半周くらいの差で負けていると思い込んでいた。というのも、超速ランナーである名大社イサジくんが、終盤あっという間にパフのランナーを抜き去ってしまっていたからだ。

しかし、それは周回遅れだった名大社チームが、単にパフとの差を縮めたに過ぎなかったのだ。

名大社チームもそのことに気が付いていなかったのだが、先に気が付いた我々は、笑みを押し殺してゴールが近づくまで黙っていた。あー、性格悪いねww。

まあ、まあ、まあ、ともあれ、勝負は終わった。もはやノーサイドである。「昨日の敵は今日の友」とも言う。

その象徴となるイベントが今夜から明日の午前中にわたって実施される。そのことはまた明日の日記にでも書くことにしましょう。

 

では最後に、戦いが終わった直後の両チームの晴れやかな写真を載せておきましょう。

あれ?敵の大将だけ、魂が抜けたような顔をしていますね。相当に悔しかったんでしょうね(笑)。

 

 

さーてと。明日はパフの株主総会。大事な決議もあるので、きょうはその準備もしなければ。

では、気持ちを整えてから、行ってきます!

返り討ちにしてくれるわ(^^)v

2018年9月21日 (金曜日)

顔を洗って歯を磨いて、さあ今朝の日記でも書くかな。・・・と、いつものように自宅のノートパソコンを開いた。

が、そのまえにチェックしなければならないブログがある。

これだ。

リベンジを誓う!

はっはっはっ(笑)。ご存知、名大社山田社長のブログである。

明日、ナゴヤドームで開催されるリレーマラソン大会で、名大社チームとパフチームはガチンコの勝負を行う。

3年前にも勝負したのだが、そのときはパフチームの圧勝。

よほど悔しかったのか、名大社チームはこの3年の間、体力・走力を採用基準にして新卒採用を実施してきたらしい。

まあ、その努力は認めるとしよう。

しかし、どんなに最強のメンバーを集めたとしても、知将(僕ねw)が率いるチームに勝つのは容易なことではないだろう。

では、パフチームの出走順と作戦を公開することにしよう。

 

ちょっと見えづらいかもしれないが、選手ごとに走る周数(1周は2km)と予想タイムと作戦を書いている。

パフ・ランニング部のエースであるタシロで始まり、タシロで終わるという作戦だ。

でも、少しは接戦を演じないと名大社チームの努力が報われないだろうということで、ハンディーを与えることにした。

どう考えても速く走れそうにない最古参のヨシカワ、2年目女子のイシガミ、内定者女子の(なんと愛媛からやってくる)サトミをチームに加えることにしたのだ。

パフを辞めたはずの野郎3人(ミゾブチ、サエキ、タカタ)も、この日のために助っ人として戻ってくる。ミゾブチは5年前の皇居ランのときにお堀に飛び込んだツワモノ、サエキは高校時代のラガーマン、タカタは口先だけは達者な迷ランナーである。

そして今回の最新兵器は、新入社員のイシカワである。子供のころからマラソンやトライアスロンを趣味にしていた。一時は箱根駅伝に出場したいと思ったこともあるらしい。彼には計5周=10kmを走ってもらうことにした。

今回の大会のためだけに特製Tシャツも作成した。

 

 

見えないと思うけど、シャツの背面には僕が立てた作戦がプリントされている。これはスゴイ(笑)。

ということで、明日のリレーマラソンがんばります。獅子は兎を捕らえるにも全力を尽くす、って言いますからね(^^)v

あ、そうそう。本日はマラソンではなく、名大社との合同研修が名古屋で実施される。タシロが講師で名大社の社員の皆さんと上記選手の一部が受講者。決してマラソンのついでに研修をやるわけではない。研修の翌日が、たまたまマラソン大会だっただけの話である(キッパリ)。

では、もろもろ準備をしてから行ってきます!

 

服部先生と対談した日

2018年9月20日 (木曜日)

このところわりと真面目にシゴトをしている。地方で人事向けの講座を持ったり、原稿を書いたり、スライドを作ったり、議事録をまとめたり、同業者との提携交渉を行ったり、譜面を集めたり(これはシゴトじゃないかw)。

でも考えてみたら、そのほとんどが「株式会社パフ」としての仕事ではなく、履修履歴活用コンソーシアムだったり、ふるさと就職応援ネットワーク(Fネット)だったり、日本採用力検定協会のシゴトだったりする。

いちばんメンドクサクて時間を取られているのがFネットかな。会長がなにもやってくれないので(笑)。

で、昨日は日本採用力検定協会・代表理事としてのお仕事。同じく同協会の理事を務めていただいている神戸大学大学院経営学研究科の服部泰宏先生と対談を行った。

Profuture社主催のHRサミットが昨日から3日間にわたって赤坂インターシティで開催されているのだが、そのオープンセッションに出演することになっていたのだ。

 

 

服部先生と大勢の人の前でお話しするのはこれが3回目。

1回目は、先生と出会ったばかりのころ(3~4年前だったかな?)で、やはりHRサミットでの講演だった。そのときはパフの100×10チャレンジの効果測定(学生の成長にどのような影響を与えているか)のお話だった。

2回目は、2年前の職サークルシンポジウムでの講演とパネルディスカッション。実はこのシンポジウムの事前打ち合わせ(1週間ほど前にパネリストが蒲田の居酒屋に集まった)が、日本採用力検定協会設立につながっている。

あ、ちなみに、そのときの写真がこれです。

 

 

服部先生と同じく理事になってもらった曽和さんと木津さんも写真に納まっている。2年前の職サークルシンポジウムのパネリストだったんですね。

もしこの面々がパネリストでなかったら、そしてこの夜、酒を酌み交わしながらの議論が盛り上がっていなかったら、日本採用力検定協会はできていなかっただろう。大事なことは夜、居酒屋で決まるのだ(笑)。

そして3回目が昨日の対談だったわけだが、服部先生はこれだけ著名になっても以前と変わらずに、お付き合いくださっている。いや、お付き合いというよりも、ついに同じ組織(採用力検定協会)の同志として巻き込んでしまった。こうなったら先生にはトコトンお付き合いいただけたらと思う。毒食らわば皿までって言うしね(ちょっとたとえが違うかw)。

ということで、服部先生、昨日はありがとうございました。これからもますますよろしくお願いいたします。検定問題の作成、がんばりましょう!

さてと、きょうは実質的には週末モード。明日は1日、仕事はできなそうなので(その理由は明日の日記で明かしますが)、今週やるべきことは今日中にぜんぶ片づけておく必要がある。がんばろっと。

では朝食後、行ってきます!

この日記でもしばしば「書けない…」とぼやいていた採用本(タイトル未定)。執筆の打診を出版社から受けたのが昨年の11月。日記ではこんなふうに書いていた。

 


 

昨日の午前中、とある出版社の編集者と編集プロダクションの方々総勢4名がご来社された。

こともあろうに、僕に本を書いてほしい、という用件で。

2週間ほど前、会社の問い合わせフォームに以下のようなメールが届いていた。

差出人は、編集プロダクションの女性の方だった。

支障のない箇所だけ抜粋してみる。

はじめてメールを差し上げます。書籍の編集業務を行っております✖✖✖の✖✖✖と申します。

この度、✖✖✖✖✖✖✖✖✖を製作することになりました。

企画趣旨としまして「自社にとって優秀で、長く働いてくれる人を見つけ出そう」をテーマに、採用担当者の悩みをスッキリと解消させてあげられるような本にしたいと考えております。

つきましては出版社の担当者から「この企画はぜひ、釘崎先生にお願いしたい」とご指名で言われております。

また、わたくし自身も先生の御著書『キミは就職できるか?』や御社HPを拝見しまして就活生に対する意見に感銘を受けました。今回、その熱意を、ぜひ悩める採用担当者に対してもぶつけていただきたいと思い、メールを送らせていただいた次第です。

うーん。こんなふうに持ち上げられたらさすがに悪い気はしない・・・っていうか、ちょっと、いや、かなり嬉しい(#^^#)。

いや待て待て。でもこれは巧妙な営業ではないか? 実はふたを開けてみたら自費出版で何千冊も買い取らなきゃいけないっていう話なんじゃないか?

念のため確認してみたが、「違います。むしろ私たちがお支払いするお話です」という(失礼なことを聞いてしまってゴメンナサイ)。

「じゃあ、お話だけは聞いてみましょうか」ということで、ご来社いただくことにしたのだった。

僕は今から15年前に一度だけ本を書いたことがある。

ヨシカワが新卒2年目、ホサカが新入社員の頃なので、遥か大昔のことだ。

その頃は、僕もまだ会社の営業を最前線で行っていた。営業だけでなく、企画書づくり、イベントの司会やコーディネート、新米社員たちの尻ぬぐい、投資家向けのIR活動等々。1日が30時間あっても足りないくらいで、土日も深夜も仕事をする超ブラック経営者だった。

そんななか書籍の執筆を引き受けたものだから、もうたいへん。本当に死ぬ思いだった。

というわけで「もう懲り懲りだ。二度と本なんて書かない!」と決めていた。

が、昨日の話。

出版編集の方々4名に取り囲まれて話をしているうちに、「いや、こういうストーリーにしたほうが良いんじゃないか」「われわれのポリシーはこうだから、書くとすれば、こういう会社の採用事例を盛り込みたい」とか、もう引き受けることを前提とした話になってしまった。

うーん、どうしましょう。

正直なところ、書きたい気持ちも半分ある。ゴーストライターでも雇うか。いや、でもきっとライターの文章が気にくわなくて全部自分で書き直してしまいそうだな(苦笑)。

ということで、現在ちょっとお悩み中の釘さんでした(´・ω・`)


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で、悩みに悩んだ挙句、結局は引き受けることになったわけだけど……さすがに単著では厳しいと思ったので、ビジネスリサーチラボの伊達さんに頼み込んで一緒に書いてもらうことにした。伊達さんは、採用のことをロジカルにかつ冷静に、実務的な視点だけではなく学術的なエビデンスも引用しながら解説してくれる僕にとって頼もしいビジネスパートナーなのだ。

伊達さんとともに執筆を開始したのが年明け早々。以来丸8か月以上の時間をかけて書いてきて、このたび無事脱稿。パチパチパチ。いやあ長かった。

現金なもので、書き終えたら早いところ本になってくれないかと待ち遠しく思っている。まだ校正作業がたっぷり残っているのだけど(苦笑)。

結局、全体の8割くらいは伊達さんに執筆してもらったのだけど、本を書く過程で名言がたくさん生み出された。

ここで全部を披露するわけにはいかないのだけれど、以下、伊達さんの想いが詰まっている「はじめに」の最後のところを少しだけご紹介してみよう。


本書は「採用がうまくいかない」と悩む採用担当者を思い描いて書いています。放っておいても成功する有名企業がターゲットではありません。「どのような常識にどんな問題があるのか」を指摘し、「正しい努力の方向性」を示そうとしています。

採用の常識のなかには無意識のうちに信奉されているものもあります。当たり前のことだと信じて疑われていないものもあります。何年も何十年も信じ続けられたものもあります。

本書では、そのような常識をひとつひとつ取り上げ、丹念に吟味しながら、問題点を指摘したいと思います。その常識を信じて努力すると採用の成果につながらない理由も解説します。

それだけではありません。誤っているにもかかわらず、なぜ、それらの常識が採用担当者に信じられているのかも掘り下げて考えます。問題を含んだ常識が「保存」されるメカニズムを知ることで理解が深まり、解決に向けて足を運びやすくなります。

とはいえ、問題を指摘するだけでは、ただ暗い気持ちになって終わってしまいます。誤った常識に言及したあとは、「では、どうすればよいのか」を示します。

採用活動をよりよいものにしようと熱心に取り組んでいる(取り組もうとしている)採用担当者の努力が、採用の成功へと効果的に向かっていくために、本書の内容が役に立つとすれば嬉しい限りです。


 

ということで採用担当者の皆さん、書店に本が並ぶ日をどうぞお楽しみに!

さて、本日は…、あ、HRサミットだった。

僕は3Fのコミュニケーションフロアでちょっとだけお喋りをしに行く。お相手は伊達さんの大学院時代の先輩でもある神戸大学大学院の服部先生。テーマはもちろん「採用力」である。

本日、HRサミットに行く予定の皆さん、ぜひ会場でお会いしましょう!

では朝食後、行ってきます!