なぜ山田さんがパフの取締役に?
2018年9月27日 (木曜日)
昨日の日記で、
「なぜ山田さんがパフの取締役に?」
「釘さんの宿敵じゃなかったの?」
「ひょっとして名大社をクビになったの?」
「いや、名大社がパフを買収するんじゃないか?」
「いやいや、その逆もありうるぞ」
・・・様々な憶測や疑問がわいてくることだろう。
さて、真実は如何に。
それは本日の総会でちゃんと株主の皆さんに無事承認されてから。明日の日記にて明らかにすることにしましょう。
と書いた。
先ほど、ご本人の今朝のブログを見たら、克明に一昨日の夜から昨日の株主総会のことを書いてあったので、僕は「なぜ山田さんがパフの取締役に?」の答えを明らかにしておこう。
***
今年の7月5日(木)の朝いちばんで名大社オフィスの山田社長を訪ねた。
「仕事の相談がある」「たまには真面目な話でもしましょう」とだけ事前に伝えていたが、何の相談なのかは一切明らかにしていなかった。
山田社長はきっと「いったい何事だ?」と身構えていたに違いない。
僕は単刀直入に「9月下旬に株主総会が開かれ取締役の改選が行われる。そこで山田さんにパフの社外取締役に就任してほしい」と、その理由(後述)とともに伝えた。
山田社長は一瞬びっくりした顔をしていたが、「そういうことでしたか。分かりました。名大社の幹部にも相談したうえで週明けにはお返事します」との回答だった。もう心は決まっていたのだろう。さすができる男は決断が速い(と持ち上げてみるw)。
そして翌々日の土曜日。このようなメールが送られてきた。
株式会社パフ
釘崎社長
いつもお世話になっております。名大社の山田でございます。
先日はわざわざお越し頂き、ありがとうございました。
土曜日ですが、オフィスで粛々と仕事しております。
今日は出勤日なので、当然ですが・・・。
先日、お話しいただいた社外取締役の件ですが、
お引き受けいたします。
もちろん株主総会で否認されれば、素直に従います。
何かにお役に立てる自信はありませんが、
無報酬なので期待もされていないですよね(笑)。
返事は早い方がいいと思いましたので、ご連絡させて頂きました。
引き続きよろしくお願いします。
山田さんに社外役員をお願いする第一の目的は、パフの経営状況を同業の(しかも高収益をあげている)経営者に公開することで、よりよい緊張感と競争意識をパフの(特にリーダー層の)皆さんに持ってもらうためです。井の中の蛙にならないようにしてもらう意味もあります。
第二の目的は、社員同士(特に若手社員)の交流を持ってもらい、互いに研鑽しあってもらいたいという意図があります。これは名大社の幹部の皆さんも強く望んでいることで、パフと名大社さんの営業・企画双方に大きくプラスの作用をもたらすと考えています。
ご存知の通り、山田さんは名大社に新卒で入社していますが、リーマンショックで業績がどん底だった時に旧経営陣から株式を買い受けたうえで火中の栗を拾って社長になった人物です。
その後、数年かけて、名大社の文化や風土を変え、業績を大幅に向上させた経営者でもありますので、皆さんにとって学んでいただくことがたくさんあるのではないかと考えています。
9月以降、月イチくらいでパフに出入りしますので、ぜひ、温かく迎え入れてください。
・
パフは6月末の決算を好業績で終えることができていた。喜ばしいことではあるが、慢心や油断が生じてしまう危機感を抱いていた。山田さんが社外取締役に就任することでそのことを防ぎたいと考えた。
名大社とパフとは同業でありながらも商品やビジネスモデルがまったく異なる。営業スタイルも異なる。この両社が強くタッグを組むことで、互いの顧客に対してさらなる価値を提供することができると考えた。
***
以上が、山田さんをパフ社外取締役として招聘した理由・目的の全貌である。
釘さん日記読者の皆さん、そして名大社社員の皆さん、山田社長のファンの皆さん、ご納得いただけたでしょうか?
これからもぜひ全力で応援していただけると嬉しいです。よろしくお願いいたします!