職サークルが就活を駆逐する?
2016年3月1日 (火曜日)
昨日は100×10チャレンジ冬クールの中間成果発表会。
レポートを書こうと思ったら、名古屋のライバル名大社の山田社長が写真入りでかなり詳しくブログに書いてくれていたので、それで済ませることにしようかな(^.^)。
あれ?
でも、よく見たらこのブログの中で使われている写真(名大社のシゲノさんとユキモトさんが学生と語り合っている写真)は、僕が撮影したものじゃないか。ずいぶん楽しやがったな(笑)。
では、僕も山田さんが撮ってくれた写真を使ってひとこと。
僕が学生や協賛企業のみなさんに最後に話したのはこんなこと。
職サークルは「就活」のためにあるんじゃない。目的はその先にある。みんなが社会で活躍できる人材になるためにやってるんだ。人は人によってのみ育てられる。だからみんなには数多くの出会いを得てほしい。多くの社会人との出会いによって新しい自分を発見し、大きく成長していってほしい。
それから、「育てたいと思う大人がいるところに、育とうとする若者が集まる」という話もした。
これは、企業のみなさんに伝えたかったことだ。
「職サークルに協賛することは経済的メリットがあることなのか」「採用予算から費用を捻出するだけの効果が職サークルにはあるのか」
こういう疑問や不安を感じて、なかなか職サークルの取り組みに対して理解を示していただけないこともある。
でも僕は、企業の人事担当者のみなさんには、若者を育てる気概を持って新卒採用の仕事にあたってほしいと思っている。すべての企業が、育てる気概をもった新卒採用を行ってもらえれば、日本の就職と採用の風景は一変するはずだ。騙したり騙されたりするようなこともなくなり、若者は社会に対して希望と夢をもって一歩踏み出せるはずだ。
昔のブログでもこんなことを書いていたので、ちょっと引用しよう。
育てたいと思う大人がいるところに、育とうとする若者が集まる。
育った若者は、育ててもらったことに感謝し、自分の使命・役割を果たすべく社会人となり、働き、世の中に貢献し、また次の世代を育てようとする。
「採用はボランティアではない。企業の経済活動だ!」
そう言って、効率的な採用活動に重きを置く企業は多い。それはその通りだ。企業が効率性を追求するのは当然だ。
しかし、効率が狡猾になってほしくはない。
効率が人間性や道徳を失っては元も子もない。
効率的で狡猾な採用により、騙され切り捨てられた若者たちが本来持っているはずの力を発揮できず、本来就けるはずの職に就けないのでは、国家の大きな経済的損失だ。
ともあれ、今シーズンの職サークル100×10チャレンジは終了。次回は今年の夏から装いも新たに再開する。就活のための取り組みではないので、低学年生の参加も大歓迎だ。
あ、そうそう。昨日は、NHKの「おはよう日本」が取材に入っていた。最初から最後まで、あらゆる場面で撮影していたので、全国の視聴者のみなさんにも昨日の雰囲気が伝わるかもしれない。
大きな事件や事故さえなければ、3月3日の朝7時台のニュースの中の特集で扱われるらしいので、日記読者のみなさん、ぜひ楽しみにご覧ください。
では、昨日の写真を何点か載せたうえで、行ってきます!