2009年の仕事始めだった日
2009年1月5日 (月曜日)
昨日の日記でも触れたように、きょう午前9時より、パフの2009年が始まった。
朝9:00
・全員セミナールームに集合。
・社長(って僕なんですけどね)より、2009年新年のメッセージスピーチ。
・紅白のシャンパンで乾杯!
朝9:30
・全社員で外出。向かうは、築地波除稲荷神社
・団体参拝。全員で本殿に昇り、ご祈祷を受ける。古式ゆかしき儀式で、とっても厳かな気持ちになる。その後、願い串を奉納し、厄除け天井大獅子の前でお祓いをしてもらう。
朝10:30
・帰社。各自、通常の仕事開始!
・・・ということで、新年の儀式は、朝10時半までで、その後は皆それぞれの仕事に向かっていった。
明日は、午後1時から第13期第3四半期(下期)のキックオフミーティングだ。不況なんかに負けてられない。新年二日目にして、もはやエンジン全開である。
・・・・・
<おまけ>
以下、新年の社長メッセージを載せておきます(一部省略)。興味のある方は、どうぞお読みくださいませ(文字はわざと小さくしましたので、あしからず…)。
みなさん、あけましておめでとうございます。2009年の仕事がいよいよ本日から始まります。業務開始に先立って、私から皆さんに、年頭のメッセージをお伝えします。
2008年の後半より、我が国経済は、急激な景気後退に見舞われました。これは我が国経済だけではなく、アメリカの金融危機に端を発した先進諸外国にみられる共通した現象です。
金融、不動産、自動車、そしてこれらと利害関係を持つ、ほぼすべての産業が大きな苦難の時を迎えています。同時に、雇用環境も急速に悪化の一途をたどっています。若い皆さんはもちろんのこと、私でさえ、いまだかつて経験したことのない経済の大混乱期に突入したというのは、まず間違いのないことでしょう。
我々が属する人材ビジネス業界の、今回の不況によって受ける影響は甚大です。バブル崩壊後の、求人数が少なく失業率の高かった時代を上回る深刻な状況になってきています。
特に求人情報メディア事業、人材派遣事業、人材紹介事業の大手各社はいま、大幅な事業戦略の見直しや組織の再構築の必要に迫られています。おそらく2009年は、人材ビジネス各社の大きな変化・変革、合従連衡、整理淘汰が行われる年になるであろうと思われます。
そんななか、我がパフはどうなるのか…。もちろん景気の影響を受けないはずはありません。しかし、大手人材各社が置かれている状況とはまったく異なります。これからの時代は、我々パフにとってピンチをチャンスに転じられる時代であると考えています。
理由が3つあります。
ひとつめには、現在の事業規模、会社規模が圧倒的に小さいということです。我々の現在の取引先企業は、わずか200社を超えた程度。それに対して我々が取引できていない潜在的なお客様は、首都圏だけでも1万社近くあります。その1万社のなかには、この経済環境であっても元気な会社は多数あります。加えて我々の会社規模が小さいということは、時代の変化に合わせて、自在に経営の舵がとれるということでもあります。
ふたつめには、新卒者と若者の領域に特化しているということです。バブル崩壊後、新卒採用を手控えた多くの企業は、その時の雇用政策を失敗だったと反省しています。今後の少子高齢化時代を考えても、新卒者の採用そのものを無くすという選択は、体力があり、長期的な視野を持つ優良企業にはありません。むしろ、いままで採用に苦戦してきた無名企業、中小企業の採用意欲が高まることが考えられます。若者をいかに採用し、いかに定着させ、会社のコア人材として育て上げていくかということは、次世代の優良企業にとって欠かせない大きなテーマです。
そして最後。三つめの理由は、創業以来の「顔の見える」というコンセプトや、「世界でたったひとりのあなたのために」という理念を大切にしてきたということです。これらは、これからの時代に必ず受け入れられる考え方です。これまでのビジネス社会は、成果や効率ばかりが重視される競争社会でした。そして今回の100年に一度といわれる経済不況は、その成果・効率主義、言うなれば、一人ひとりの幸せを犠牲にした経済の仕組みが生み出したものであると考えられます。これからの時代は、犠牲者を生みだすだけの「競争社会」から、共に幸せに生きる「共生社会」に転じていくはずです。「勝ち組」が「負け組」を蹴落とす社会ではなく、志を一にするもの同士が、ともに手と手を取り合い、支え合い、生きていく時代です。それができない人や企業は、逆に淘汰されていく時代です。就職や採用のあり方や、企業の採用や育成や評価などの考え方も大きく変わっていくはずです。パラダイムが大転換する時代であるといえます。そんな時代にあって、我々パフの存在価値は、急速に高まっていくに違いありません。
これら3つの理由から、2009年は、パフにとって大きなチャンスを作り出す、その最初の年として位置づけたいと考えています。
そのためにも
・・・(省略。5行ほど社外秘の内容が入ります)・・・
そして7月以降の14期からは、新しい時代に向けた動きを本格的に始動させていきたいと考えています。
最後にもうひとつ。今年2009年は、パフにとって10周年に次ぐ節目の年です。パフが誕生したのは1997年、丑年でした。そして今年は2009年、丑年です。干支が一回りしたことになります。1997年当時、日本はやはり大きな経済不況に見舞われていました。そんななかパフは、独自の世界を構築しながら不安定な創業期を乗り越えてきました。いろんな力を蓄えてきた12年目の今年、創業期以上のハードルが目の前にあったとしても、乗り越えられないはずがありません。ぜひ共に乗り越え、共に生き、これからの大きな変化の時代をリードしていきましょう。
2009年1月5日 釘崎清秀