内定者に「うまれよ」の講話を行なった日
2011年2月4日 (金曜日)
パフから徒歩1分のところにあるS社。毎年この時期、内定者(2ヶ月後の新入社員)向けに講話を行なっている。
今年もまた、その日がやってきた。
昨日は、午後2時過ぎから4時半まで。S社の内定者の皆さん、それから人事の皆さんと、約2時間半の時を過ごした。
毎年の講話の内容は、「うまれよ塾」をS社向けにアレンジしたもの。現在、採用担当者となっている入社2年目(もうすぐ3年目)のOさんも、内定者だったころに僕の講話を聴いている。
小一時間の講話のあと、グループワークが30分。内定者がグループワークをやっている最中、僕は暇なので、会議室の隅っこでお茶を飲んでいた。
すると、僕のところに採用担当者のOさんが、「少しお話させていただいてもいいですか?」とやってきた。
しばしの時間、Oさんとの雑談。
僕が内定者に話していたキャリア論(スタンフォード大学のクランボルツ教授が提唱している「プランドハプンスタンスセオリー」を元にしたもの)や、僕自身のキャリアや起業のときのエピソードに関心をもってくださったようだ。
確かに入社3年目というと、仕事や会社のことがだいぶ分かってきて、自分自身の今後のキャリアについて色々と想いを巡らせる時期かもしれない。
ほんの15分くらいの短い時間だったが、Oさんに多少のアドバイスをさせてもらった。
ひょっとしたら、若手社員向けのうまれよ塾(講話&キャリア相談会)を実施したら、案外評判になるかも、なんて思ったりした。
キャリアには、これっていう正解はないのだが、自分にとってのよりよいキャリアは、目の前の仕事をポジティブに、柔軟に、我慢強く継続することで築き上げられていくものだ。
そしてあるとき、絶好の機会が偶然訪れる。その機会を逃さず、思いきったチャレンジをすることで、一段上のステージに登ることが出来る。
偶然を、自分の力で自分のものにする。リクルート創業者の江副さんが仰っていたように、「自ら機会を創りだし、機会によって自らを変える」。キャリアとは、そんなものなのだと思う。
とはいえ、若いころは、焦らず、慌てず、じっくりと。自分に課せられた役割を全うし、目の前の仕事を日々レベルアップしていくことが、何より大切なのだと思う。
うん。キャリアとは奥深いものだ。
これまでに頂いたコメント
2件コメントがあります
- 林のぶさん
- くぎさんさん
おお、のぶ。早く東京に戻ってこいよ。ひさびさに飲みながら語り合いましょう。
絶好の機会のくだり、
今まさに体感しております!
今までの努力が有機的につながっていく感覚です。
極論すれば、二浪時代に苦労し体に染み付いた
基本姿勢(粘り強く、一所懸命、自分の頭で考える)は、
かけがえのない財産だなと感じます。
大きな失敗を恐れず、引き続き愚直にがんばります。
気の引き締まる日記、ありがとうございました!