社長対談の観客は若手社員だった日
2010年7月2日 (金曜日)
パフ会計年度第15期が始まった。
午前中は昨夜に引き続き数字のまとめ。売上他、外から入ってくるお金は昨夜の段階で締め切ったのだが、出ていくお金(経費)は、社外からの請求書や社員の(交通費などの)精算がすべて出そろわないと最終確定できない。いつもは10日ころをめどに確定させて集計するのだが、今回は決算なので、社内外に協力してもらい大急ぎでまとめた。といっても、まとめるあげるのは経理の仕事で、僕はその数字の報告を受けただけなのだが……。
数字のことが気になりつつも午後からは外出。第15期最初の対外的な仕事を行うためだ。
第15期の仕事始めは、「社長対談」だった。
取引が今年で6年目を迎える、神田に本社のある某専門商社。ある特定の領域でナンバーワンのシェアを有する超優良企業だ。
その会社(K社といいます)の社長と僕との1対1の公開対談だったのだ。
学生への公開型の「トップ対談」の企画は、パフではよく秋から冬にかけて実施している。
しかし、この夏場の時期に行うのはとても珍しい。僕の記憶では、おそらく創業以来初めてじゃないかな?
しかもメインの観客は、学生ではない。K社の若手社員たちを招いての社長対談だったのだ。
首都圏近郊の勤務地で働く約30名の入社3年未満の若手社員たちに、あらためて自分の会社のトップの人となりや考え方を、間近で見て、聞いてもらおうという企画だったのだ。
いやあ、抜群に面白かった。
K社の社長は僕より7歳先輩。九州の大分県出身ということで、僕と同郷なのだ。
ガキ大将だった子供のころの話から、学生運動に興じていた大学生時代の話は、昭和の匂いがぷんぷんしてきて嬉しくなった。
大学に8年間通った後、K社に入社して3年後。29歳にして熊本の子会社の社長に抜擢され、赤字だった最初の数年間は無給で必死に働いていたという話。その後、本社と統合し、グループ全体の社長に就任し現在に至る話。まったく飾らぬ人柄で、危ない話も結構飛び出した。
後半は若手社員たちからの質問。「ドラえもんは好きですか?」という突拍子もない質問も飛び出し、終始楽しい対談となった。
この対談の模様は、後日、Webで公開されるらしい。一般にも公開されるようであれば、またこの日記でもご紹介することとしよう。
対談を終えて、神田からひと駅のところにある三越前に向かった。パフの会計顧問の事務所があるのだ。
今朝までの数字をもとに、第14期の決算方針を会計士・税理士の方々と話し合った。
ふむふむふむふむふむ。よっしゃ!
紛糾することもなく、あっさりと両者の意見は一致したのだった。
ということで、第15期第一日目は、社長ならではの仕事を、朝から晩まで、みっちりと行った日だったのだ。
さて、明日は、社員全員が参加する全体研修だ。土曜日まで2日間連続で実施する。
そんなわけで会社は明日、臨時休業。全社員が研修会場に缶詰になるのだ。
さあ、どんな研修になるのか。明日と明後日の2日間がとても楽しみなのである。