応募書類と格闘した日
2010年2月12日 (金曜日)
ついに採用シーズンに突入した。
パフの主要事業のひとつに採用アウトソーシング(採用業務の代行)事業がある。
顧客企業に成り代わって、バックオフィス業務を行うのだ。
この事業は12年前の創業当初から行っている。当時は僕が先頭になって、奥さんをはじめとするパートの方々と一緒に現場作業を行っていた。
エントリーしてくれた学生に会社案内を郵送するために、台車をつかって日に何度も郵便局と事務所のあいだを往復したこともある。応募書類を仕分けしたり、説明会への出欠確認の電話をしたり、選考の合否の連絡をしたり、学生の問い合わせを受け付けたり、迷子になった学生の道案内をしたり……。およそ採用業務に関わることはなんでもやった。
国内有数の人気企業の採用業務を請け負ったときには、まともにやったらパンクしてしまうので、詳細な業務フローを設計しなおしたり、IT化を推し進めたりしながら、万のオーダーの応募を少数のメンバーで回せるような工夫をしたりもした。
社員を採用し始めても、その後、3年間くらいは実務をやっていたと思う。
でもさすがに、ここ最近は(もう7年くらいになるかな)、よっぽどイレギュラーなとき以外は現場の仕事には手を出さなくなった。
が、本日。ついに手を出した。
現場がまさに猫の手でも借りたい状態だったのだ。
夜、会議がすべて終了し、自分のパソコンの前で、ちょっとボケッとしていたら、
「ちょっとクギサキさんも手伝ってくださいよ! この応募書類、受験番号順に並べ替えてください! それが終わったら読み合わせしますからね!」
っていう感じで、拒否できそうもないスピード感で仕事を命じられたのだった。
まあ、老化した社長でも猫よりはマシだということだろう。
いやあ、たいへんだけど懐かしかった。
採用の仕事の最前線。採用担当者としての基礎の仕事である。
こういう基礎の仕事をないがしろにしてはいけない。採用の世界を肌で感じるために絶対不可欠な仕事なのである。この仕事を知らずして、顧客のコンサルなんてできるはずがない。しかも確実に、お金をいただける(会社を経営する視点から見ても)ありがたーい仕事なのである。
4月下旬くらいまで、この採用業務の忙しい日々が続く。
きょうだって、祝日であるにもかかわらず、学生からの問い合わせ電話が結構かかってきたしなぁ……。企業に応募する学生にとっては、土日だろうが祝日だろうが、そんなの関係ないわけだ。
最前線で働くスタッフのみなさん。これからのますます多忙な業務、どうか頑張ってください!!
昔取った杵柄。僕もみなさんが大変なときには、邪魔にならない程度に手伝いますよ。