最終回のコラムにポンちゃんからコメントをもらっていた
2012年5月18日 (金曜日)
パフでは学生向けのメルマガだけでなく、社会人向けにもメルマガを発行している。
そのなかで僕は、4年前から 『どげえするんか?』 というコラムを書き続けてきた。現在は月1回の執筆だが、始めの頃は月2回の発行で、全62回の『どげえするんか?』だった。
このコラムでは、「これはいかがなものか」「おまえはどう考えるんだ!」「もっとこうあるべき!」といったことを中心に毎回書いてきた。
そのコラムが、先週ついに最終回を迎えた。
ブログなので、いつもはあまり感想のコメントをもらうことがなかったのだが、前回は最終回ということもあり、何人かの方々から「お疲れ様」のメールをいただいていた。
ついさっきも、創業の頃からの盟友であるポンちゃん(本田ポンタ勝裕さん)からコメントを頂いていることに気がついた。
日付を見ると一昨日の書き込みだ。バックナンバーのブログページに書き込まれていたため気がつくのが遅くなってしまった(ポンちゃん、ごめん!)。
ということで、本日の「釘さん日記」に転載しておこうと思う。
あと、長くなるけど、最終回の「どげえするんか」本文も全転載しておこうと思う。日記読者でこのコラムを読んだことのない人はバックナンバーも含めてどうぞご覧ください。
— 以下、ポンちゃんからのコメント —
釘さん、一旦おつかれさまです。
実は僕も11年続いたある高校生向けのコラムを来月終了します。そこで起こったことを思い出すと万感の思いが去来します。
しかしこれもまた節目なのだと言い聞かせつつ脱稿する気持ちです。
釘さんの場合、新しいコンセプトでまた哲学にも触れてもらえるのでなにより楽しみです。
なぜ働くのかというWHY?は哲学。
どう働くのかというHOW?は実践。
この両者があればこそのWHAT?、つまり何をするのかが生まれるでしょう。
僕はHOW?推進派のソリューションフォーカス(解決志向)の使い手。いずれ哲学と実践の組合せ対談やセミナーもやりましょうね!
では最後に。
釘さん、おおきに~!
これからも、よろしゅうたのんまっせ~!
ポンタより。
投稿情報: 本田ポンタ勝裕 | 2012年5 月16日 (水) 18:05
— 以下は、最終回の「どげえするんか」です —
●第62回『こんな突然、なんで最終回にするんか?』
⇒バックナンバーはこちらから。
http://puff.weblogs.jp/mag_list/
☆☆☆
私は、創業のころからブログ(釘さん日記)やメルマガに掲載するためのコ
ラムをずっと書き続けてきました。
とくに社員が少なかったころは、ブログはほぼ毎日。メルマガのコラムは毎
週1回。それから(昔は就職サイトの運営が主な事業でしたから)サイト内
の対談記事の取材や執筆なども、すべて自分でやっていました。
それそれはもう大変(苦笑)。
私は、決して書き物が好きなわけでも得意なわけでもありませんでしたから、
原稿を書くためにPCに向かうのが苦痛でたまりませんでした。
それはいまでも基本的に変わりありません。
それでも毎日のブログは、ほぼ習慣化されていることと、9割はくだらない
(肩の力の抜けた)ことを書くものだという“自分ルール”を作っているこ
ともあり、さほど苦にはならなくなっています。
問題は、この「どげえするんか?」です。
この「どげえするんか?」のコンセプトは“世の中に対して物申す”なので
すが、この1年ちょっとの間にソーシャルメディアが急速に発達したことも
あり、そしていろんな「論客」と呼ばれる方々の、偏った「物申す」を読む
機会が増えるにつけ、私が下手に物申すことが、却って私たちの(会社とし
ての)オピニオンを伝え広めるうえでの阻害要因なるかもしれないぞ、と思
うことが増えてきたのです。
☆☆☆
とはいえ、経営トップがメッセージを発信することは、とても大切なことだ
と思っています。先日の日経ビジネスでも「社長の発信力」という特集が組
まれていましたが、この特集を読んで、他者からの批判を恐れる「物言わな
い経営者」にだけはなってはいけないと、あらためて思いました。
ただ、カッコつけて偉そうに語ることは、私のスタイルではありません。
本気で「おまえら、どげえするんか!」と怒鳴りたいとき(年に数回はあり
ます)は良いのですが、それ以外のとき、無理に「どげえするんか!」と言
うのは、どうも気が引けるのです。
経営者というのは、批評家や評論家ではないのですから、他者のことをあれ
これ批判するのではなく、「自分の生き様、自分の哲学、自分の原点」のよ
うなものを、偉ぶることなく語ることが大事なのではないかと思うのです。
そこに共感してくださった方々がファンになり、お客様や社員や株主になっ
てもらうことができたら、それが会社や社会のためになるのではないかと思
うわけです。
☆☆☆
ということで、いま決めました。
長らく続いた「どげえするんか?」のコラムですが、今回で終わりにします。
代わって次回からは、上に書いたような、「自分の生き様、自分の哲学、自
分の原点」を書いてみようかと思います。
☆☆☆
「自分の原点」については、その昔、『パフの創業物語』や『釘さんの100
の出会い』というコラムでたくさん書いてきました。
先日とある機会があり、久々に自分のコラムを読んでみたら、自分でも忘れ
ていた、いまの自分やパフの礎となった大切な出来事が書かれており、不覚
にも涙してしまいました。
自分で自分の文章を読んで泣くというのも、ずいぶん滑稽な話ですが、それ
でも、自分ですら忘れていた自分がそこにいた、という事実には驚きです。
☆☆☆
創業から15周年を迎える今年。会社を二つ(パフとマジックドラゴン)に分
けて丸1年を迎える今年。いいタイミングかもしれません。
いま一度、「パフは、なぜ生まれたのか」「そもそも世の中にどんな価値を
提供したいと思って創業した会社なのか」を、私のへなちょこな等身大の文
章で、あらためて語ってみたいと思います。
大昔からのお客様はご存じのエピソードもたくさんあるかもしれませんが、
まずは私が、就職情報ビジネスと出会ったころの話から徐々に書いていくこ
とにしたいと思います。
では読者の皆様、次回からの新しいコラムを、どうぞお楽しみに!
☆☆☆
【今回のどげえするんか】
ついに今回(第62回)で、「どげえするんか?」も終ってしもうた。
いったいいつから始めたんやったかのう…と思って第1回を検索してみた
ら見つかった(!)
なんと、2008年5月9日号が第1回目の「どげえするんか?」じゃった。
ちょうど4年間続けたことになる。我ながらよう書いたもんじゃ(苦笑)。
少し長くなるが、最終回の記念に、第1回目の冒頭をちょっとコピペして
みる。
|こんにちは、パフの釘崎です。いつも大変お世話になっております。
|
|私は、このメルマガでは、先頭の位置にて、皆様へのご挨拶の執筆を
|担当していたのですが、今回からは左遷の憂き目に遭いまして(笑)、
|このコラムの執筆を命じられております。
|
|あらためて、どうぞよろしくお願いいたします。
|
|さて、このコラムのタイトル「どげえするんか?」なのですが、私の
|育った大分県の方言であります。
|
|「おまえ、これからいったい、どげえするんか?」
|
|「うん、そうやのう……。どげえするかのう」
|
|といった感じで、「意思」や「考え方」を確かめるときの言葉とし
|て、使います。
|
|語気を強めて「どげえするんじゃ!?」と聞くこともあります。
|どういう時かというと、たいがい「決断」を早期に迫る場合ですね。
|
|最近の若者を見ていると、
|
|「おまえ、どげえするんじゃ!?」
|
|と語気を強めて問いただしたくなることが実に多いのです。
|
|そして、これは畏れ多いことなのですが、企業の経営者の皆様、
|人事担当者の皆様、学校職員の皆様、それから同業者の皆様と接す
|る中でも、
|
|「そげなこつで、あんたらいったい、どげえするんかい?」
|
|と思うことも多いのです。
|
|もちろん自分自身、
|
|「こげなところで立ち止まってしもうて、これから先、いったい
|ぜんたい、どげえしたらいいもんか……」
|
|と思うことも、実は密かにあったりします。
|
|そんなこんなの「どげえするんか?」。
|
|自分のことを棚に上げた、ちょっと辛口のメッセージも飛び出す
|かもしれませんが、そこは何とかご容赦いただきながら、書き進
|めて参りたいと思います。
|
4年前の自分。なかなか初々しいもんじゃのう(笑)。
ところで、次回からの新しいコラム。あんたは読むんか?
どげえするんか!?
—
実は、昨日、怒髪天を衝くような「どげえするんか!」という道義に反することに遭遇した。このコラムの題材としてはうってつけの事件だったのだが、また別のコラムで書くことにしようかな。
では、本日で今週も終わり。あすは日曜日の「ぎふ清流マラソン」に備えて名古屋に向かう。
ということで今週最後の行ってきます!
これまでに頂いたコメント
2件コメントがあります
- ジャン=ピエールさん
- くぎさんさん
お、謎のフランス人、ジャン・ピエールさん、嬉しいコメントありがとうございます。JPさんも日本のいたるところでご活躍(出没?)されているようで(笑)。
釘さんには、本当に素敵な盟友、そして仲間がいらっしゃいますね。
これからも、ますますのご活躍を祈念しております。 by JP