雑誌記事が手元に届いた日
2008年3月2日 (日曜日)
『明日(あした)への遺言』という映画を観た。「ながい旅」という大岡昇平のノンフィクション小説が映画化されたものだ。
B級戦犯として起訴された陸軍中将の軍事法廷での姿を淡々と(しかし重大なテーマを伝えるためにしっかりと)映し出した、秀逸な映画だった。
陸軍中将を演じる、藤田まことが、実によかった。
この映画をプロデュースした原正人氏は、現代の日本を 「自己中心の時代の風潮が、人々を蝕み、行政や企業のリーダーさえ、責任や誇りや品格という人間としての美徳を失おうとしています」と述べている。そして、そんな世の中にあって、人間としての責任を、この映画を通じて、「明日の日本を担う若い人々に託したい」と語っている。
映画館には、年配の方々が多かったが、僕も、ぜひ若い人にこそ観てもらいたい映画だと思った。
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ところで、ぜんぜん別の話だが、週刊ダイヤモンドの最新号(3月8日号)が手元に届いた。以前の日記でインタビューを受けたことを書いたが、そのときの取材内容が掲載されていた。
ところが見るなり、 「うわっ」と顔を引いてしまった。僕の写真が、ちょっとかわいそうな姿で掲載されているのだ。記事は、インタビューのときに編集者の方にお話した内容が、ほぼそのまま掲載されていたのだが、顔写真は、ちょっとなあ……。
まあ、僕の顔であることには違いないし、取材記事なので、こちらからは文句のいいようがないんだけど。
あんまり積極的に、「今週の週刊ダイヤモンドに、僕、載ってるんですよ♪」と言って回るのは控えることにしよう(苦笑)。
そういえば最近いくつかの雑誌に立て続けに顔写真が載っているのだが、いずれも納得がいっていない。まあ、もともとの顔がよろしくないからでしょ?といわれれば、その通りなのかもしれない……い、いやいや、ちがうちがう。認めるわけにはいかない(汗)。
やはり、いつ取材されてもいいように、プロのカメラマンにお願いして取材用の写真集でも作っておくのがいいのかなあ。