ふるさとイベントをやりきった日
2008年9月27日 (土曜日)
昨日の日記でも書いたように、本日はかねてより準備を進めてきた「ふるさと就職応援ネットワーク」(以下、略称のFネット)のキックオフイベントの開催日だった。
イベントの名前は、「キミは、Uターンできるか?~ふるさと就職シンポジウム2008」である。
Fネットが正式に発足して2か月余り。Fネットが開催する最初のイベント=『旗揚げイベント』という性格のものである。北海道から九州までの、全国14の加盟企業の皆さんの結束を固める、という目的もこのイベントにはあった。
Fネット幹事企業(宮城県仙台市のエムジョイ、新潟県新潟市の広報しえん、石川県金沢市の人材情報センター、愛媛県・松山市のコンベックス、そして東京の就職エージェントと、わがパフの6社)が中心になって、このイベントの企画を行ってきた。
特に、就職エージェントの下薗社長と僕と事務局のパフ杉平は、開催地が東京ということもあり、直前告知や、プログラムの練り込みや、準備のため、この数日間忙殺されてきた。
このイベント。2大プログラムで構成されていた。
1.Fネット幹事企業の社長たちによる寸劇
2.Uターン就職を成功させた3人のパネリストによるパネルディスカッション
僕はもちろん、寸劇担当。Fネットの理念を(分かりやすく、楽しく、面白く)伝えるための脚本作りに腐心した。
脚本のタイトルは、 「ヒロヤスのUターン就職物語」。
配役は次のとおりだった。
・地方中小企業(遠藤工業)の社長・・・ コンベックスの遠藤社長
・地方出身の大学4年生、ヒロヤス・・・ 就職エージェントの下薗社長
・ヒロヤスの父(頑固オヤジ)・・・ 人材情報センターの夏至社長
・ヒロヤスの悪い友達、ダイスケ・・・ パフの高田(特別友情出演)
ヒロヤスは、故郷の遠藤工業に就職するか、東京の三ツ星銀行に就職するかで、真剣に悩んでいた。悪友のダイスケは、遠藤工業に惹かれてるヒロヤスのことを馬鹿にしていた。そしてヒロヤスに成り済まして、遠藤工業に内定辞退のハガキを出してしまう。その事実を知ったヒロヤスは? 遠藤社長は? ヒロヤスの頑固オヤジは? ダイスケの身の安全は?……。
という、あらすじである。
我ながら、秀逸な脚本であったと思う。またキャストの4人の熱演ぶり。たいしたものである。昨夜おそくまで練習をかさねて、皆で作り上げた寸劇だった。
そして、就職エージェントの下薗社長のコーディネートのもと繰り広げられたディスカッション。仙台、新潟、愛媛から来ていただいた3人のパネリストの皆さんの喋りは、とってもユニークで面白く、ためになった。Uターン就職に対して不安を抱いていた学生諸君も、このパネルディスカッションを聞いて、大きな勇気をもらったのではないだろうか。
イベント終了後は、近くのお店を借り切って、加盟各社の社長や社員たち(総勢35名)の大懇親会。途中、実は今日が43歳の誕生日だった下薗社長のHappy-Birthdayのサプライズコーナーもあったりで、とても盛り上がった。
距離の離れた複数の会社の皆さんと、ひとつのものを一緒に作り上げていくというのは大変なことではあったのだが、誠実で志の高い社長たちのおかげで、とても楽しくやりきることができた。本当の仕事はこれからなのだが、きっと困難を乗り越えて、世の中にいままでなかった新しい価値を生み出すことができるような気がする。