パフ代表の徒然ブログ「釘さん日記」

いま、就職活動で苦労している若者たちが大勢いる。初めての社会との接点のなかで、必要以上に緊張し、必要以上に迎合し、必要以上に武装し、必要以上に萎縮し、必要以上に硬直してしまった若者たちを見るにつけ、もどかしい気持ちになる。

きょうもエントリーシートに関する相談や、面接に関する相談が、僕のところにメールで何件か送られてきた。

正直言って、アドバイスの仕方に悩む。

上っ面(うわっつら)のアドバイスだけならできる。

でも、問題はもっと根深いところにあるのは分かっている。

とはいえ、教育や入試の構造的な問題を持ち出しても、企業(採用側)の問題を持ち出しても、就職情報会社の問題を持ち出しても、いま目の前にいる若者たちにとっては、何の解決にもならない。

かといって、そこらの本屋にずらっと並んでいる、粗悪なマニュアル本に書いてあるような対症療法的アドバイスなどしたくもない。

本気で彼らと向き合おうとするならば、長い時間と体力と根気が必要だ。メールなんかじゃなく対面で、一対一の真剣勝負でやる必要がある。

しかし我々は、それを、利益をキチッとあげられるビジネス行為として行なわなければならない。

じゃあ、どうする。どげえするんか?

・・・と、久々に悶々と考えた日だった。

これまでに頂いたコメント

2件コメントがあります

  • 内藤さん

    日々思うのですが、解決など誰も出来ないのかもしれませんし、また、解決するべきでもないのかもしれません。先生時代、社会人は「手本ではなく見本」に過ぎないという話を繰り返ししました。数多くの見本をみて、学生は自分の立ち位置を確認し、進んでいくものなのだと考えています。
    そういう意味では「一生懸命楽しそうに仕事をしている社会人」であり続けることが一番のアドバイスになると考えています。
    結局決めるのは学生ですから・・・。

  • くぎさんさん

    お、内藤さん、(釘さん日記では)初コメントですね。ありがとうございます。
    そうですね。社会人は手本じゃなくて見本にしか過ぎない。いい考え方ですね。悪い見本(反面教師)が、ちょいと多過ぎるのが心配ですが(苦笑)。
    とはいえ、そろそろ不毛なシューカツは止めさせたいなあ。