メモリを増設して快適になった日
2009年3月21日 (土曜日)
僕は、自宅で仕事をするときは、ノートパソコンを使用している。使うのは自宅だけではない。頻繁に外に持ち出している。出張時はもちろん。会社でも、面談のときなどはメモ帳代わりに使っている。会社の机のパソコンよりも使用頻度は高いんじゃないかな。
昨年の夏、それまでのThinkpadから、Let’sNoteに買い替えた。7年ぶりの買い替えだった。それまでは、Windows2000という(いまとなってはかなり古い)OSだったが、いまはVistaである。CPUのクロック数も、メモリも、HDDも、大幅に性能アップした。
ずいぶん快適になったでしょ……と思われるが、実はそうでもなかった。
アプリの立ち上がりはむちゃくちゃ遅いし、同時に複数のウィンドウを開くと、固まってしまうこともよくあった。せっかく新しくしたのに!とイライラすることもあった。
これ、メモリが小さいと起きる現象なのだ。買ったとき1GBのメモリが積まれていたので十分だと思っていたのだが、OSがVistaの場合は、1GBでは、ぜんぜん足りないのだそうだ。
そこで本日、思いきって(っていうほどではないですが、苦笑)、メモリを増設した。増設後のメモリは3GB。いっきょに3倍になったわけだ。
パソコンを起動すると、スーイスーイ。実に気持ちよーく、こ気味よーく、動作している。いままでの苦しさは何だったんだろう、という感じだ。
僕がパソコンを(仕事として)使い始めたのが、いまから25年前。そのころのOSは、MS-DOSと呼ばれるもの。パソコンにはHDDなんかついていなかった。フロッピーディスク(しかも5インチや8インチ)で起動させていた。メモリも、せいぜい256KBしかついていなかった。MB(メガバイト)ではない。KB(キロバイト)である。
1GBは、1024MBのことである。1MBは、1024KBのことである。
すなわち、いまの僕のノートPCのメモリは、僕がパソコンを使い始めた25年前と比べると、1,000,000(ひゃくまん)倍の大きさだということだ。
うっひゃーである。
僕らは、たったの25年で、1,000,000倍もの情報量をパソコンで扱うようになってしまったというわけだ。かつての大型コンピュータをも凌駕する情報量だ。
しかも、料金たるや、かつてのパソコンの10分の一程度(昔のパソコンは一台、100万円近くしていた)。
コンピュータの進化は、ものすごい。
でも、人間のアタマの処理速度や記憶容量は、この25年間で増えているわけではない(僕個人でみると大幅に退化している、苦笑)。
ううーん。ここは、コンピュータに支配されないように気をつけなければならぬな。
・・・と、メモリの増設のことを書いてただけなんだけど、ついふらふらと余計なことを書いてしまった。こんな芸当(余計なことを思いつきでふらふら処理する)は、コンピュータには苦手なことだろう。よし、勝ったぞ。