骨太の作品を連続して観た日
2009年6月7日 (日曜日)
この週末は、久々に映画&テレビDAYだった。
昨日は『ターミネーター4』、きょうは『ハゲタカ』を観た。いずれの作品も、観終わったあと唸った。なかなかのものだ。
かたやアメリカのSF映画、かたや日本の社会派(経済)映画で、まったくジャンルが違うのだが、いずれもテーマは“人間”だったように思う。
人間の悲しさ、儚さ、卑しさ、貧しさ、愚かさといったものを描き出した後に、人間が人間として失ってはならないものを訴えかけていた。
夜は、お決まりのNHK大河ドラマ『天地人』。今夜は、いよいよ、「愛の兜」が登場した。こちらも戦国時代の“人間”の義と愛がテーマである。
その後、NHKスペシャル シリーズ『JAPANデビュー~通商国家の挫折~』。開国から150年間の日本人の歩みを、「貿易」という視点から検証したドキュメントだったのだが、これも人間の欲やプライドや意地のようなものへの批判が底辺にあったように思う。
時代がどんなに変わっても、社会や経済がどんなに複雑になっても、いつまでも変わらないのは「人間」。そして、その人間のなかに潜む「善と悪」。
これは、我々人間の永遠のテーマであり、小説やドラマや映画で、ずっと描かれ続けるものなのであろう。