さだまさしがデパートの屋上で歌った日
2009年6月11日 (木曜日)
さだまさしがデパートの屋上でミニコンサートを行った。
場所は池袋の東武百貨店。
いや、仕事を抜け出して見に行ったわけではない(笑)。ニュースを見て知っただけだ。
僕は(実は)、さだまさしがグレープとしてデビューしたころからの隠れファンなのである。
僕が中学2年生の頃、「精霊流し」でデビューしたときから、あの歌声と音楽と詞とギターとバイオリン、すべてに好感を持っている。もうひとつ、さだまさしを気に入っている点は、「喋り」が秀でているところ。いつも感心する。
そのさだまさしが、デパートでミニコンサートとは、さすがだ。売れない演歌歌手ならまだしも、あれだけの大御所が平日の昼間に、おばちゃま相手にデパートで歌うとは。
デパートの屋上は、僕らが子供のころの憧れの場所。いまの子供にとってのディズニーランド以上の存在だった。
しかし、百貨店はいま、その昔の輝きを失い、生き残りの時代に突入している。僕の知人も銀座の百貨店の責任者をやっているのだが、その凋落ぶりを嘆いていた。
そんななかでの、さだまさしのデパートでのミニコンサート。僕はとても価値があると思う。
願わくば、池袋の東武だけじゃなくって、全国の主要都市のデパートを、すべて制覇してもらいたいものだ。
さだまさしだけじゃなく、デパートを応援したいと(きっと)思っている僕らくらいの世代のミュージシャンは皆、「デパートがんばれキャンペーン」を張ったら面白いんじゃないかな。
MSPのライブも、次回はデパートの屋上でやってみる?