パフ代表の徒然ブログ「釘さん日記」

以前の日記で、障害者雇用の現場を視察するバスツアーを企画していることを書いた。

きょうは、そのバスツアー企画にご協力いただけることになった都内の民間企業3社に、ご挨拶かたがた訪問し、打ち合わせを行った。同時に、障害者の方々が働いている現場を見学させていただいたり、お話させていただいたりした。

国の法律では、ある一定数(民間企業では全従業員数の1.8%)の障害者を雇用することが義務付けられている(法定雇用率という)。この法定雇用率を満たすことができないと、納付金という名の罰金を課せられるとともに社名が公表されることになる。この対象は、いままでは大企業だけだったのだが法改正によって、来年から、(段階的に)101人以上の中小企業にまで拡大される。

ここでいう障害者とは、大きく分けると、身体障害、知的障害(発達障害含む)、精神障害の3種なのだが、企業の雇用は(業務の遂行に支障のない)一部の身体障害者に偏っている。へんな話だが、一部の身体障害者にとっては超売り手市場となっているのが、障害者雇用の現場なのである。この状況を利用して、身体障害者の転職(引っこ抜き)を促進させている(いわゆるマッチポンプを繰り返している)人材紹介会社もあったりして、この市場はちょっとイビツな構造になってしまっている。

このイビツな状況を、イビツじゃない状況に変えるためには、いままで求人対象になりにくかった知的障害者の雇用を促進させる必要がある。そのためには、企業側の意識を変えていく必要がある。

そんなわけで、今回のバスツアーでは、知的障害者の雇用に積極的に取り組んでいる会社を視察させてもらい、お話を伺い、みんなで勉強しましょう、ということになったのである。

で、きょうの事前打ち合わせ。まずは僕がものすごく勉強させていただいた。話を聞かせていただいて、目から鱗の状態になった。障害者雇用だけではなく、一般の雇用についても、考えを新たにしなければならないことがあると思った。

そのことをいま中途半端に書くと誤解を与えかねないので、また別の機会に書いてみようと思うけど、何しろこの分野、僕もまったくの素人。これからもっと深く突っ込んでみたいと思った。

これまでに頂いたコメント

2件コメントがあります

  • imanoさん

    バスツアーに参加したいですね

  • くぎさんさん

    ぜひ企画しましょうよ。