パフ代表の徒然ブログ「釘さん日記」

青い鳥文庫を読んだ日

2009年12月5日 (土曜日)

『青い鳥文庫』というのは、講談社が刊行している児童向け小説叢書の名称。昭和五十五年(1980年)11月の刊行だという。

きょうは、この『青い鳥文庫』に収録されている、“獣の奏者”(けもののそうじゃ)という本を読んだ。

ずっと前に買っていたのだが、なかなか読めずにいた。

きょうは外に出かける用事もなく、雨も降り始めたので、家に篭って、まずは全4巻のうちの1巻を読んでみた。

うん。これはいい。児童向けといいながら、大人も十分楽しめる内容だ。むしろ子供には少し難しいかもしれない。幻想的で奥が深い。ハマりそうだ。

考えてみたら、小説を読むなんて久しぶりのこと。映画やテレビドラマが好きな僕なのだが、小説にはまた違った良さがある。

映画やドラマは、自分とスクリーン(画面)の間には距離がある。やはり別の世界の出来事なのだ。自分がスクリーンのなかに入り込むことは、なかなかできない。

しかし、小説というのは、気がつけば自分が物語の中に入り込んでいることがある。主人公や登場人物の誰かと同化してしまうのだ。

 

ところで、なぜ50歳近くにもなって、児童向け文庫を読んでいるのか……。

その答えは、また近日中に。

 

この小説を原作にしてつくられたアニメが、毎週土曜日にNHKで放映されている。『獣の奏者エリン』というアニメだ。これも、きょう初めて観たのだが、原作の独特な世界を表現していた。

そういえば、二か月ほど前の日記でも書いたのだが、このアニメの主題歌を歌っていた女性デュオCossami(コッサミ)のミニライブを偶然観たことがある。

あらためて聴いてみたのだが、小説の世界観ととてもマッチしている。残り三巻は、この曲を聴きながら読んでみることにしよう。