福岡で龍馬伝を観た日
2010年3月7日 (日曜日)
きょうはお昼に東京・築地のパフに出社。ヨシカワとホサカとスギヒラと4人で会議を行った。
「日曜日なのに4人も集まって会議を行うとは、なにやら一大事?」と思われるかもしれないが、そうでもない(いや、大事な会議であるには違いないが、「一大事」っていうほどではないということ)。
僕が金曜日も終日会社にいなかった(名古屋に行っていた)し、あす(月曜日)も終日いない(福岡にいる)ので、顔を合わせて会議を行えるのが、きょうしかなかったわけだ。
ということで夕方。会議を終えた僕は、すぐに羽田空港に向かい福岡に飛んだ。
福岡のホテルに到着したのは夜の7時半。いつもの福岡出張なら、天神や中洲までラーメンを食べに行くのだが、今夜ばかりはそういうわけにはいかなかった。
なぜなら、毎週楽しみにしている『龍馬伝』の放送まであと30分しかなかったから。
僕はチェックインしたのち、大急ぎで近所のコンビニで弁当とビールを買って、ホテルの部屋に戻った。
そしてテレビのスイッチを入れるわけだが、ここで大きなショックを受けることになる。
エコノミーなビジネスホテルなので、テレビのサイズが小さいのは覚悟していた。
そして、デジタルではなくアナログ放送で、フル画面じゃないのも想定の範囲内だった。
し、しかし、画質があまりにも悪い。靄がかかったみたいで、色も白黒テレビみたいな映りなのだ。
いつもは、(昨年末買い換えたばかりの)LEDアクオス40インチ液晶テレビの迫力ある美しい画面で鑑賞しているだけに、この落差は激しい。
しかし、すぐに気を取り直してドラマの中身に集中した。
江戸の千葉道場での二回目の修行を終え、土佐に戻る龍馬。千葉佐那(貫地谷しほり)との別れのシーンは、ちょっと消化不良だったかな。でも、そのあとの展開を考えるとしょうがないか。
きょうのタイトルは、「引きさかれた愛」。龍馬の初恋の人、平井加尾(広末涼子)との、理不尽で悲しい別れが主題だったのだ。個人的には貫地谷しほりのファンなのだが、今夜のところは、広末涼子を引き立てねばなるまい。
だからというわけではないが、いやあ、広末、かわいそうだったなあ。いじらしかったなあ。切なかったなあ。
どこまで史実と一致しているかはわからないが、でも、平井加尾は、龍馬の初恋の人であったことは事実らしい。もちろん、千葉佐那も、後に登場するお龍(真木よう子)も、すべて実在の人物で、皆、龍馬とは深い仲だった(お龍は正真正銘の正妻である)。
天下を動かすほどの大人物は女にもてるものだ。
「英雄色を好む」という言葉があるが、こと龍馬の場合は、そんな猥雑で俗物的なものではなかったと推測する。すべてが真っ直ぐで天真爛漫な愛であったと思う。だからこそ女性たちは龍馬を放っておかなかったんじゃないかな。
さてさて、いよいよ尊王攘夷の嵐が吹き荒れそうな龍馬伝。来週は、悲劇のヒーロー武市半平太の土佐勤王党が結成される。幕末モードが一気に加速されそうだ。ボヤッとしていることの多かった福山龍馬も(涼子ちゃんとの)失恋の痛手から立ち直って、そろそろ天下国家に目覚めるころだろうか。
ますます来週から目が離せないぞ。