足を引きずりながらの関西出張
2010年6月19日 (土曜日)
金曜日の昼過ぎの新幹線に乗って、大阪に向かった。
会社を出る直前、左足の包帯を取り去り、医者からもらったテープで、親指、人差し指(折った指なんだけど、足も人差し指っていうんだろうか)、中指の3本をぐるぐる巻きにした。そして靴下をはく。それから革靴を履いた。靴下はもちろんのこと革靴を履くのは3週間ぶり。
おそるおそる歩いてみる。
痛い!
やっぱりまだ痛い。でも、いまさら包帯を巻く気にもなれないし、新幹線の時間が迫っていたので、「なるようになれ!」という感じでそのまま外に飛び出したのだった。
でもやっぱり思うように歩けない。左足はつま先が地面につかないように、踵だけで歩くようにした。なんともヘンな歩き方だった。
ともかくも足をひきずりながら新幹線に飛び乗る。
大阪ではHRプロさんのセミナーに参加。東京ではタイミングを逸して参加できなかったコーチ21の桜井社長の講演を聴かせてもらった。
その後、某社の関西支社長と待ち合わせして飲む約束になっていたのだが、多少待ち合わせまで時間があったので、先に京橋のホテルにチェックインを済ませた。
待ち合わせは京橋から環状線で2つめの天満駅。ホテルから京橋駅まではたいした距離ではないのだが、足が足なので、予想外に時間がかかってしまった。待ち合わせの時間まで余裕のはずだったのだが、そうでもなくなった。
京橋駅に着くと、ちょうど電車がホームに入って来たところだった。
ラッキー♪ とばかりに、足を引きずりながら電車に飛び乗った。
しかし、なかなか電車が動かない。どうやら前の駅で何かトラブルがあったらしい。
「まぁそのうち動き出すだろう」と思って待つのだが10分経っても動く気配がない。いよいよ待ち合わせの時間になってしまった。
すると構内放送が。
「人身事故のため復旧まで最低でも一時間ほどかかります」
なにー!!
乗客がどっと電車から降りはじめた。帰宅ラッシュの時間でもあり、ちょっとしたパニックである。僕も人波に押されるように電車を降りた。
某社の関西支社長に携帯で連絡を取り、事情を説明し、待ち合わせ場所を変更することになった。
変更場所は、天神橋五丁目のアーケードの入り口。京橋からタクシーで向かうことになった。
いやー、それにしてもたいへんだった。もうすっごい人ごみで。怒りだす乗客もいた。「新幹線の予約をどないしてくれるんや!え!!」と駅員に激しく詰め寄る乗客もいた。駅員もたいへんなシゴトである。
約束の時間を大幅に遅れたものの、目的の地にようやく到着。某社支社長は、雨の中ずっと僕の乗ったタクシーの到着を待っていてくれた。悪いことをしてしまったな。
その後、支社長と天神橋の飲み屋へ。「ザ・おおさか」とも言うべき、とっても味のある飲み屋だった。
実はこの支社長とは、いろんな縁があって、この日一献交えることになったのだが、いやー、楽しかったな。この会社の採用責任者の方(僕と同い年の女性管理職)もご一緒してくださり、3人での熱い議論が延々4時間繰り広げられた。
ちなみに飲んだ店の写真。大阪は大雨だったのだが、この店はそんなの関係なしに大賑わいだった。
足の痛みも環状線の電車事故のこともすっかり忘れて、美味しい料理と酒で、すっかりいい気分になった大阪の夜だった。
さて、翌土曜日は、神戸の大学での講演。
この講演も意義深いものとなったのだが、長くなったので、そのことはまた明日の日記で書くことにしよう。