パフ代表の徒然ブログ「釘さん日記」

先週の日記でも書いたけど、現在僕は、これから就職活動を行なう学生(1,2,3年生など)を対象に、メルマガの原稿を書いている。

頑固オヤジのキャラに変身して書いているのだが、まだなかなか、このキャラが馴染まずに苦労している(笑)。

せっかく苦労しながら書いているメルマガなので、この「釘さん日記」にも、今後は転載していきたいと思う。

メルマガは毎週水曜日発行なので、「釘さん日記」への転載は、木曜日か金曜日になるかな。

今回は礼儀について説教している。

こんな書き方でホントに若者の心に響いているのかなあ…と気になりつつ書いている頑固オヤジの「上からコトバ」でのメルマガ(抜粋)。どうぞご覧ください。

 

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  礼儀正しさは、一流の社会人に近づく第一歩だ。

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  おい、みんな元気か? 頑固オヤジの釘さんだ。

  今週からこのメルマガが届き始めた奴。俺が誰だか分からんだろうから、まずはこれを読んでくれ。

  ⇒ http://puff.weblogs.jp/message04/2011/07/vol3.html

 

 お前は、「おはようございます」が言えるか?

 「こんにちは」が言えるか? 「ありがとう」が言えるか?

 「いただきます」が言えるか?

 「ごちそうさまでした」が言えるか?

 このオヤジ、いよいよ焼きが回ったか…などと思うなよ。

 きょうは、お前にとって、いちばん大事な説教をするんだからな。

  ☆☆☆

 最近、あいさつが出来ない奴が本当に多い。

 いや、お前のことではない。俺の周囲にいる大人たちの話だ。

 企業の人事担当者からは、学生の礼儀の無さを嘆く声をよく聞くのだが、俺はむしろ、大人たちの礼儀の無さのほうが気になる。

  俺が仲よくしている会社が主催した、ちょっと大きめの人事担当者向けのセミナーが先日あったんだが、何とドタキャンした人事担当者は3割を超えていたというからな。人事担当者たるもの、襟を正さないといかんよな。

  ☆☆☆

  人事担当者の話はともかく。身近ではこんなこともある。

  コンビニやスーパーでの買い物の場面。

  会計を済ませたのちに、店員が「どうもありがとうございましたー」と言っているのに、相手の目も見ず、無表情で(どちらかというとムッとした表情で)、何も言わずにその場を立ち去る大人のいかに多いことか。

  店員が「ありがとうございましたー」と言ってるんだから、せめて、「いいえー」とか「どういたしましてー」とか「どうもー」くらいは言ったらどうだ。

  牛丼屋やラーメン屋とかでもそうだ。

  会計を済ませるときや店を出るとき、「ごちそうさまでしたー!」と言える大人がホントに少ない。

  コンビニ、スーパー、飲食店。それぞれ、子供もたくさん利用する場所だ。そこで、このような大人たちの無礼な姿を普段から見ていて、あいさつのキチンとできる大人に育つはずがない。

  同じマンションのエレベーターで乗り合わせていてもそうだ。俺の「おはようございます!」に対して、声を出して返せる大人の割合は50%を下回る。

  むしろ小学生の子供の方が(低学年であればあるほど)、こちらの挨拶にはキチンと返そうとしてくれている。

  ☆☆☆

  本当に仕事が出来て、立場や役職が上の、いわゆる「一流の立派な社会人」には、礼儀正しい人が多い。これでもか、というくらい腰の低い人が多い。

  仕事のできる人ほど、仕事は自分一人で出来るものではないということを、痛いほど分かっているからだと思う。

  中途半端にエライ奴がいちばんダメだ。そういう奴は、上の者に対してはへコヘコするくせに、下の者や、自分が客になったとたん、相手に対してふんぞり返った態度をとる。

  「俺はお前からものを買ってやってるんだ」

 「お前は俺に挨拶して当然だが、なぜ俺がお前に頭を下げなきゃならんのだ」

 こんな態度だ。

 ☆☆☆

 お前はこれから、会社訪問や、OBOG訪問等を通じて、いろんな大人たちと接する機会が増えてくると思う。

  企業の採用担当者にとって、お前は「お客様」だから、おそらく丁寧に接してくれることのほうが多いと思う。OBやOGも親切な人が多いかもしれん。

  でも、それに騙されるな。

  本当の礼儀正しさが表れるのは、その人が、客じゃない人間と接したときだ。

 その人が「客」の立場になったときだ。

 そういう視点で大人たちを観察してみるといいと思うぞ。

 ☆☆☆

 そして当然ながら、お前らは、礼儀正しくあってくれ。

 周囲に礼儀正しい大人を見かけんようになった昨今かも知れんが、お前だけは礼儀正しくあってくれ。

  お前が「客」の立場で、コンビニや飲食店に入った時こそ、礼儀正しくあってくれ。

  そして、「ごちそうさまでした」や「いつもありがとう」という一言を店員に優しく投げかけてみてくれ。

  それだけで、お前は「一流の立派な社会人」に一歩近づけたことになるんだ。

  俺はそう思うぞ。じゃ、また来週な!