人材サービス産業のシンポジウムが開催された日
2011年12月9日 (金曜日)
昨日は午後から、人材業界の4団体(全国求人情報協会、日本人材紹介事業協会、日本人材派遣協会、日本生産技能労務協会)合同でのシンポジウムが開催された。
リクルートの銀座8丁目ビル(昔の本社ビル)の11Fホールに、業界に所属する企業の代表者が多数集まった。
業界団体が合同でこのようなシンポジウムを開催するのは初めてのこと。
リーマンショック以降、厳しい雇用環境が続き、人材業界も大きな影響を受けている。同時に、労働市場において、人材業界が果たすべき役割も大きくなっている。
そんななか、上の4つの業界団体(求人広告、職業紹介、派遣、製造請負)が連携した、『人材サービス産業の近未来を考える会』が発足したのだった。
昨日のシンポジウムでは、この『考える会』がまとめた研究報告が、講演やパネルディスカッションを通して発表された。
特に発表の中心となったのが、「人材サービス産業が取り組む5つのテーマ」。
その5つのテーマとは、次の内容。
(1)マッチング・就業管理を通じたキャリア形成の支援
(2)採用・就業における「年齢の壁」の克服
(3)異なる産業・職業へのキャリアチェンジの支援
(4)グローバル人材の採用・就業支援
(5)人材育成による人材サービス産業の高度化
いやー、なかなかのものだったと思う。
僕は、なかでも(5)の「人材育成」(業界で働く人材の能力を向上させるということ)が大切だと思っている。
この業界の仕事に従事する一人ひとりの社員たちが、高い意識と能力と倫理観を身につけなければ、業界の底上げにはつながらない。
業界や会社の垣根を取り払って、こういう会が開催されるというのはとてもいいこと。これからも積極的に参加していこうと思う。
さて、本日は早くも金曜日。
お、きょうは先日(今週の火曜日)対談した技術者たちの所属する某メーカーと再度の対談の日。本日は、本社に訪問して、営業部門の方々にお話を聴くことになっている。先日の技術者の皆さんが苦労して生み出した製品を、直接ユーザーに届ける方々だ。どんな思いをもって仕事に取り組んでいるのか。しっかりうかがってこようと思う。
では、行って来ます!