マラソン出場一周年記念なのだ
2012年2月6日 (月曜日)
僕が生まれて初めてハーフマラソンを走ったのが、ちょうど一年前。2011年2月6日に開催された神奈川マラソン。
完走できるかどうか、制限時間内に走れるかどうか、不安いっぱいのなか出場した大会だった。
結果的に制限時間ギリギリの2時間29分で(途中歩いてしまったけど)完走。いままで味わったことのない充実感と下半身の痛みに襲われたものだ。
続いて二回目が、昨年の11月13日に出場した、いびがわマラソン(ハーフの部)。
ここでは2時間24分を記録。わずか5分だが、神奈川マラソンの記録を更新することが出来た。完走後に飲んだビールの味がいまだに忘れられない。
そして三回目のマラソンとして参加を決めているのが、三ヶ月後の5月20日に開催される高橋尚子杯ぎふ清流マラソン。ここで狙っているタイムが2時間15分。さらに今年の11月。昨年に引き続き、いびがわマラソンに出場し、2時間切りを目指そうともくろんでいる。僕のもっかのプライベート人生におけるイチバンの目標なのだ。
子供のころから走ることが大の苦手だった僕が、マラソンに出場するなど考えられなかったことだ。中学時代の友人に話すと決まって、「え?おまえが!?信じられん…」と、お化けにでも遭遇したかのような反応をされる。
でも、たしかにいま、こうやって走っている。しかも50歳を過ぎてから走り始めたのである。我ながら不思議なことだ。
ところで昨日、大分県で、別府大分毎日マラソン(別大マラソン)が開催されていた。大分出身の僕にとって、子供のころから馴染みのある大会だ。おまけに僕の母校(大分舞鶴高校)のすぐ隣がゴール地点。懐かしい風景だなあと思いながらテレビで観戦していた。
この大会には、タレントの猫ひろしも出場していた。彼はカンボジア国籍を取得してまでロンドン五輪への出場権を獲得しようとしている。なんでも、この別大マラソンでの記録がカギを握っていたらしい。
猫ひろしが初めてフルマラソンを走ったのはまだ4年前のこと。そのときのタイムは3時間48分台。しかし、昨日の別大マラソンでは、なんと2時間30分台を記録した。わずか4年間で、1時間18分もの記録を縮めたのだ。驚異的である。これで、ほんとうにロンドン五輪に出場できるかもしれない。
猫ひろしは、なぜそこまで頑張れるのか。
まったくの私見だが、僕はこう考える。
実力よりも、運や事務所の力や人間関係など、自分ではコントロールできない事柄に左右されがちなタレント業。いくら自分が頑張ったとしても人気が出るとは限らない。しかしマラソンは、頑張れば頑張っただけ、タイムになって跳ね返ってくる。練習をサボったらタイムは悪くなり、きつい練習を重ねれば(あるレベルまでは)記録が伸びていく。
それが、猫ひろしにはたまらなく嬉しいのではないだろうか。
いや、猫ひろしだけではない。僕も含む多くの普通の市民が、しんどい思いをしながらマラソンを走るのは、そういう理由が少なからずあるからではないだろうか。
走るたびに、ちょっとずつちょっとずつ(三歩進んで二歩さがるペースだが)記録が伸びていくのは、嬉しいものなのだ。
仕事の世界もマラソンに似たところがある。
頑張って勉強をし努力していれば、少しずつ少しずつ実力がついてくる。
成果を出すには運も必要だと思われるかもしれないが、ほとんどの運は、自分の努力が(あるいは努力している姿を目にした周囲の人が)運んでくれるものだ。
まあ、そんなわけで(どんなわけだ?)、コンスタントにこれからも走り続けることにしよう^^。
まずは5月20日。めざせ2時間15分なのだ!