新人へのメッセージを書いてみる
2012年4月2日 (月曜日)
本日は多くの企業で入社式が行われる。
パフには、この4月の新入社員はいないのだが、パフを利用してくれた学生諸君の多くは、本日が社会人スタートの日。
そこで、僕もメッセージを書こうと思う。
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4月1日(今年は暦の都合で2日)。
新入学、新学期、新年度。
学生も社会人も、多くの若い人たちが、昨日までとは違う「新しい道」を歩き始める日だ。
新入社員はもちろん、迎え入れる旧人たちも含めて、皆が新しい気持ちで新しい一歩を踏み出す。
いま就職活動を行っている学生の皆さんも、まだまだ就職は先だという皆さんも、あるいは将来の就職に向けて浪人をしている皆さんも、いつかは社会人としての新しい道を歩き始める日が来る。
みんな様々な悩みを経て、ひとつの選択を行い、最初の一歩を踏む。
納得のいく選択をした人も多いだろうが、ひょっとしたら「不本意な選択」をしたと思っている人もいるかもしれない。
あるいは、「この選択で本当によかったのだろうか?」と不安に思っている人もいるかもしれない。
さらに、歩き始めてしばらくして、
「あれ?こんなはずじゃなかったのに……」
とか、
「やっぱり自分の選択は間違っていた」
なんて思ってしまう人もいるかもしれない。
しかし僕は、それは絶対に違う、と思う。
悩んでいる若い人たちに向けて、よく言うことがある。
「自分の選んだ道を正解にするのも、間違いにするのも、その後の自分の行動次第だ。選択した段階では、正解も間違いもない。自分が自分の力で、自分の選択を正解にしていくんだ」
これから新しい道を歩こうとしている若者たち。
新しい道を選択しようとしている若者たち。
みんな、自分の選んだ道を信じて、胸を張って正々堂々と、歩き始めてほしい。
そして、3年後でも10年後でも20年後でも構わない。
「あのとき自分の選んだ道。歩き始めた道は大正解だったなぁ…」
と、誇らしげに語ってもらいたい。
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実はこれ、いまから5年前に、この「釘さん日記」に書いた原稿、そっくりそのまんまのコピペである。
5年経とうが10年経とうが、僕が新人に言いたいことは上のこと。「自分の選択は自分で正解にしろ」ということ。
「あーあ、こんな会社だとは思わなかったよ」
「こんな仕事やってらんないよ」
そんな愚痴を言っている輩には、(どこの会社に入ろうが、どんな仕事に就こうが)一生、選択の正解は訪れない。
(規模の大小や歴史の長短に関係なく)企業には、さまざまな課題が山積しているものだ。
事業をとりまく環境は日々激変し、仕事に求められるクオリティと社員に求められる能力は日々高くなっている。
おまけに、会社の方針は朝令暮改の連続で、上司や先輩はあたふたと走り回っていることも多いだろう。
でも、そんな大変なビジネス社会だけど、心配することはない。
いかなる仕事であっても、いざ自分に任された仕事であるならば、文句を言わずにただただ愚直に取り組む。
たぶん失敗するけど、それでいい。
怒られるかもしれないけど、それでいい(殺されはしないのだから)。
最初は失敗だらけだけど、そのうちきっとできるようになる。愚直にプラスして創意工夫もできるようになる。
すると、もう少し高いレベルの仕事を任されるようになる。
そしてまたたぶん失敗する。
でも、またそのうちできる(成果をあげられる)ようになる。創意工夫にプラスして改革もできるようになるかもしれない。
仕事なんて、その繰り返しだ。
それを何度も繰り返していると、知らないうちに大きく成長している。そして仕事がとても面白くなっている。
ただし、仕事から逃げないことが前提だ。あきらめないことが前提だ。
なーんて、偉そうなことを書いた僕だけど、昔はどうしようもない社会人だった。
いまでいう鬱の状態がずっと続いていた。
それでも、逃げ出さなかったので、なんとかなった(周りが見るに見かねて、なんとかしてくれた)。
仕事なんて、そんなものだ。
舐めちゃいけないけど、不安になったり、難しく考えすぎるのもよくない。
とにかく新人のうちは、直球勝負あるのみ。正面から、どんとぶつかっていこう。
キミたちの新しい門出に乾杯!
・・・以上、新人諸君へのメッセージでした。
さて、本日は我がパフも新しいクオーター(第4四半期)のスタートである。
午後はまるまるキックオフミーティング。
よいクオーターのスタートが切れますように。