甘え上手な奴
2013年10月1日 (火曜日)
昨夜8時ころ、キャリぷら東京の留守番だった僕のところに、ひとりの男がやってきた。
名前をモリヤマという。
2008年の夏、約1か月のあいだパフのインターンとして「どぶ板営業」をやっていた元東京理科大の学生だ。
台湾でのサラリーマン生活を経て、いまは自営業を営む親父さんの下で経営の修業をしている。
そういえば去年の今頃の日記でも奴のことを書いていたな。
ちょっと検索してみよう。
あ、見つかった。これこれ。
該当するところを、ちょっと引用してみる。
そして夜8時過ぎ。4年前(2008年)の夏に、約1ヶ月間、パフでインターンをやっていたモリヤマという男が茅場町までやってきた。
台湾で仕事をしていたが、先ごろ家業を継ぐために日本に戻ってきた。現在、父親のもとで経営者になるための修行の毎日を過ごしているという。
昔から甘え上手な奴で、パフのインターンを終えてからも、大学を卒業してからも、台湾に渡ってからも、半年に1回くらいは僕の前に現れて、飯をおごられて帰って行く。僕はそのたびにモリヤマの相談事を聞いては、あれこれオヤジ臭い説教をするのだが、奴はそれを不思議なくらい、ありがたがってくれる。まあ憎めない奴なのだ。
昨夜も例によって2時間くらい説教してしまったのだった(苦笑)。
そうか!昨年は説教していたんだな(笑)。
しかしまあ、ものの見事に、昨年の日記に書いた通り。ホントに甘え上手で憎めない奴なのだ。
そしてもうひとつ。奴は「おだて上手」という技を身につけていた。歯の浮くような見え透いたお世辞を僕に対して次々と繰り出すのだが、(普通なら「うるせー、おべんちゃら言ってんじゃないよ!」と怒るのだが)不思議と悪い気分はしない。
帰り道も(奴はJRで僕は地下鉄なのだが)わざわざ僕が乗車する地下鉄の駅の改札までくっついてきて、改札をくぐって、姿が見えなくなるまで見送ってくれる。
こういう奴って、いまの時代とても珍しい。
珍しいということは希少価値がある、ということだ。
ひょっとしてひょっとしたら、将来、大出世するのかも……。
奴が出世している姿を想像すると、思わず笑みがこぼれてくる。
不思議な奴だ。
これからも、しばらくは付き合うとするかな(笑)。
モリヤマ、じゃ、また来年ね。昨夜は社員たちへのお土産まで気を使ってくれてありがとう!
さて、本日は10月1日。内定式を行なう企業も多いだろうこの日。
これから社会で様々な育ち方をするであろう若者たち(モリヤマみたいなのもいるかな?)の、新しい第一歩の始まりの日だな。
僕も、大得意さんの某社の内定式に陪席させていただく。
では、久々にネクタイをして行ってきます!