わたしはエラソーな面接官が嫌いです
2016年3月8日 (火曜日)
就職ナビがオープンし、企業の2017新卒採用が本格化してから早一週間が経過した。
学生たちは毎日のように開催されている会社説明会に参加し、エントリーシートを書いたり面接を受けたりすることも増えている。
うまくいかずに悩む学生も多いだろうが、ここは試練の時。目先の選考の当落には一喜一憂せず、まだ見ぬ将来の自分に想いをはせながら、これからの数か月を乗り切ってほしい。
そうはいっても、学生にとってイチバン心配なのは面接だろう。いままでの人生の中で面接を行った経験はほとんどないだろうし、トシの離れたおじさんたちとの会話の経験もあまりなかったろう。
そんな中で威張りくさった面接官が出てきた日には、どうしようと心配になってしまうのもよくわかる。だから面接マニュアルを読んだりして、「対策」したくなるのもよく分かる。
僕も若いころ、面接というのは、あまり好きにはなれなかった。特に、エラソーな面接官が出てくると「なんだこいつ?」と思ってしまい、ついつい喧嘩腰になってしまったこともある(笑)。
そう、エラソーな面接官は要注意なのだ。
僕のように喧嘩腰になってはいけないのだけれど、委縮するのはもっとよくない。
だいたい、エラソーにする人ほど、実は偉くない。肩書はそれなりのものがあったとしても人間としてはイマイチな人たちだ。
どんなにエラソーな言葉や質問を浴びせられようが、しっかりと相手の目を見て、下っ腹に力を入れた会話をしてほしい。
そういえば昨日の日経新聞夕刊に海老原嗣生さんのコラムが載っていたのだが、いいことを書いてあった。
今回は、就活生を取り巻く大人たちに言いたい。
多くの大人たちは、自分のことを棚に上げて「最近の若者は」と言いがちだ。新聞を読んでいない、まともに文章も書けない、礼儀作法がなっていない、元気がない、話が脈絡ない……。これに類する話は、いくらでもあげられるだろう。
ただ、そう言う大人たちは、はたしてまともに文章を書けているだろうか。
私のセミナーに参加してくれた企業人たちが書いた、終了後のアンケートを読むと、頭が痛くなることがある。誤字、脱字、修辞ミス、そして意味不明瞭な文章。明らかに学生が書くエントリーシート以下の水準と思える内容が多いからだ・・・(以下省略)
(2016年3月7日 日本経済新聞夕刊「就活のリアル」より)
エラソーにしている大人って、実は自分に自信のない人が多い。だから、自分より年下や社会的立場が弱い人に対して必要以上にエラソーにする。そうやって、相対的に自分を優位な立場に置くことで、自尊心を保っているのだ。
まあ、エラソーな面接官にぶつかったとしても、その程度のものなので、委縮せずに臨んでほしい。
でも、まちがっても「あなた、実は自信がないんですね?」とか聞いたりしないようにね(笑)。
さて、そんな僕なのだが本日は二人の学生と二回目の社長面接を行う。エラソーにしないように気をつけなきゃ(@_@)。
では朝食&あさ後、行ってきます!