パフ代表の徒然ブログ「釘さん日記」

「北の国から」で読む日本社会

2018年3月12日 (月曜日)

三週間ほど前に、「北の国からが大好き!」という記事を書いた。ケトルという雑誌を紹介したものだった。

これを読んでいたら、自分の内側から「北の国から」の熱が10数年ぶりに高ぶってくるのがわかった。

そして、この雑誌を買って一週間ほどしたのち、Amazonから、この本がリコメンドされてきた。

 

思わず条件反射かのようにクリックして買ってしまった。

憎いな、Amazonめ(*´з`)。悔しいのでAmazonへのリンクは張らない💦

出版元の日本経済新聞出版社から以下、引用してみる。

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五郎さんが生きた、あの時代。
集団就職、東京への人口移動、農業の衰退、バブル崩壊、交通事情の変化、恋愛の変遷、受験戦争、ゴミ問題――名作ドラマが映した社会の激動を描きとる。「北の国から」ファン必読の1冊! !
フジテレビで1981年から2002年にわたって放映され、国民的な人気ドラマとなった「北の国から」。単なるヒューマンドラマにとどまらず、戦後間もないころから現代までの日本の社会のあり様とその変化を描いた秀作でもある。
ドラマがリアルタイムで描いた1980年代から2002年まではもちろんのこと、戦後の富良野で黒板五郎が成長し、東京で家族を持つまでの時代をも物語の背景として取り込み、ドラマは1 人の男の生涯を描いたものとなっている。
本書では、そうした黒板五郎を中心としたドラマの登場人物たちの人間模様を取り上げ、その背景にある社会の変化に注目し、改めて戦後日本のあり様を見直す。ドラマ内の名場面を多数引用しながら、日本社会の変遷を振り返る意欲作。

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著者は藤波匠さんという日本総合研究所の上席主任研究員をやっている方。

僕はこの本を読むまで知らなかったのだが、地域経済再生のための政策提言をやってらっしゃる方のようだ。

「1992年 東京農工大学農学研究科環境保護学専攻修士課程修了」とあるので、僕より10歳近く若いのではないかと思う。たぶん純と同年代なのではないかな。

で、この本がスゴイのだ。

著者は、きっと何回も何回もドラマを観たのだろう。そのうえでドラマの時代背景やその時代にあった(現代にも繋がっている)日本の諸問題を分かりやすく解説してくれている。そういう背景や問題があったからこその、五郎や純や蛍や、その他数多くの魅力的な登場人物たち(令子、雪子、北村清吉、草太、中畑和夫、笠松杵次、みどり、正吉、あ、それから涼子先生などなど)の台詞だったのかと腹落ちする。その論点が鋭く深いのだ。

さらに嬉しかったのは、「ひよっこ」や「ALWAYS三丁目の夕日」に登場するエピソードとも重ね合わせながら論を進めていたこと。

これを読んだら、もういちど連ドラの一作から見直さざるをえない。というか見たくて見たくてしょうがなくなった。

調べてみたら、以下のシリーズ(DVDマガジン)が講談社から刊行されていることを知った。

 

 

おお、おお、おお・・・・・・(*’ω’*)

速攻で大人買いしたのは言うまでもない。第1巻から最新の28巻まで。

これらが届いたのが一昨日の土曜日。

折しも扁桃炎で自宅に籠っていた僕は、貪るように連ドラの第1回から見てしまった。

とはいえ、連ドラだけで全24話。スペシャルで8作もある大作。なんたって21年分である。この週末だけで全部を見直すことは不可能である。

北の国からに行くであろう今年の夏までには、じっくりと全部を見終えたいと思っている。

昨日の大発見としては、僕が一昨年のライブのアンコールで歌った中島みゆきの「ホームにて」が、連ドラ第3回のとても大事なシーンで使われていたことだろうか。

「お前ら・・・。いいか・・・。敗けて逃げるんだぞ」という清吉(大滝秀治)の言葉がこの歌とともに胸に響いてくる。

僕は清秀だけど(笑)。

そうだ。これから日記ネタがない日は「北の国から」の名シーンを紹介することにしよう。

ということで、最高のネタを見つけた週末でした(^^♪

ともあれファンの皆さん、今回ご紹介した書籍はおススメですよ。ぜひ読んでみてください。

 

おっと、そろそろ出かけなきゃ。本日は久々の「うまれよ塾」を某お客様の内定者に向けてやる予定。急いで北の国から帰ってこなきゃ。のどは大丈夫かな?

では、行ってきます!