三菱の歴史に触れた日
2009年2月19日 (木曜日)
本日、とある用事で、三菱史料館を訪れた。三菱の創業者といえば、岩崎弥太郎。この旧岩崎家茅町本邸に隣接する地に、この史料館はある。地下鉄千代田線の湯島駅から徒歩10分程度のところ。表通りからずいぶんと奥まったところで、ちょっと分かりずらい場所にあるのだが、三菱の風格を漂わせる、「おおっ!」という建物である。
と、知ってる風なことを書いたが、僕も実は本日、初めてこの地にこんな建物があることを知った。
中に入ると、三菱の歴史を知る上での貴重な史料がたくさん展示されていた。
パフの取引先にも、三菱を冠した企業が何社もあるが、岩崎弥太郎という、たったひとりの人物がいなければ、ありえないことだった。
日本のあらゆる産業の礎を創りだした岩崎家。もともと弥太郎は、土佐藩の身分の低い家の出身者だが、その才覚が周囲から認められ、いくつものチャンスを与えられ、みごとそのチャンスを持ち前の商才、気力、胆力でものにしていく。
近代日本の歴史と、明治の傑物の凄さを、由緒ある史料館で垣間見た、午後のひとときだった。