パフ代表の徒然ブログ「釘さん日記」

娘と40分間歩いた日

2008年12月23日 (火曜日)

きょうは祝日、天皇誕生日。昨夜の会議が深夜遅くまで長引いたこともあり、寝坊してしまった。

昼食時に自宅にいることなど滅多にない僕なのだが、きょうは珍しく自室でボケッとしていた。

娘は朝から四谷方面に外出しており、昼過ぎに戻ってくるという。じゃあ、久々に家族で外で昼飯を食べようかということになった。

入った店が、月島の超庶民的な定食屋。煮魚、焼き魚、刺身、魚介類の丼ものが安くて旨い。

イカの塩辛や昆布やタクアンが、ふりかけと同じような感覚で、テーブルの上に置いてあり、自由に取って食べていいことになっている。これだけでご飯のお代わりができてしまう。ああ、幸せ。

食べ過ぎてしまったため、「ちょっと散歩してから帰るわ」と、娘と奥さんに告げたら、娘が「買いたい本があるから一緒に豊洲ららぽーとの紀伊国屋まで行こう」という。誘われて、ちょっと嬉しかった。“一緒に行こう”=“本を買ってくれ”ということではあるのだが(笑)。

ということで、片道20分。往復40分の道のりを、娘と一緒に歩くことになった。しかも、まるまる40分間、歩きながらの会話が成立した。

来年は娘も高校3年生。受験生となるわけなので、僕の(30年前の)高校3年生のときの話や、浪人生時代の話とかをした。僕は優等生ではなかっただけに、僕の受験生時代の話は、共感してもらえるんじゃないかという自負がある。情けない自負だけど(苦笑)。

案の定、娘はいろいろと質問してくれた。

どうして東京に出てきたのかとか、予備校はどうやって選んだのかとか、どのような貧乏生活だったのかとか、どんなアパートに住んでいたのかとか、どんなアルバイトで生活費を稼いでいたのかとか……。

娘と映画や演劇を観に行くことはこれまでもあったが、一緒に歩きながら、これだけザックバランな昔話をしたことは初めてかもしれない。

なかなか楽しい、午後のひとときであった。