パフ代表の徒然ブログ「釘さん日記」

新潟は梅雨とは思えない快晴。とても気持ちのいい朝だった。

昨日の日記でも書いたが、本日は新潟の同業者、広報しえん さんの企業向けのセミナーの日だ。

タイトルが、 『売り手市場で勝つ! 採用戦略強化セミナー』という名のセミナー。広報しえんさんは、毎年この時期、新潟県内の企業を集めて、大規模なセミナーを開いている。一昨年も講師として参加させていただいたのだが、今年もまた光栄にも呼んでいただいた。

ただ今年の僕の役目は、「講演の講師」ではなく、「パネルディスカッションのコーディネーター」としての役目。しかもパネリストの方々は、首都圏の大手企業の人事担当者の皆さんだ。しかもしかも!この首都圏企業は、皆さんともにパフのお取引き先。担当営業マンの無理なお願いを、快く引き受けていただいていた。感謝×2である。

自分の会社のセミナーならば、ある程度いい加減にもできる(??)のだが、他社のセミナーなので、そうもいかない(あたりまえか)。またパフのお得意様をはるばる新潟まで引っ張って来て、グダグダの内容で終わらせるわけにもいかない。

そんなわけで、実は結構なプレッシャーのもと、本日のセミナーに臨んでいたのだった(まわりの皆さんには、いつもながらのノー天気な釘さんに見えていたと思うが、笑)。

朝11時。新潟駅の出口で、パネリストのみなさん(B社のYさん、K社のIさん、D社のYさん)と、主催者である広報しえんの山岸社長と待ち合わせをした。

打ち合わせ(といっても99%が雑談)兼、昼食を済ませたあと会場に入った。

会場は300名定員の、ホール形式のところだった。ギターさえあればコンサートができそうなところだ。

プレッシャーが、ちょっとした緊張に変わってきた。

午後1時半。セミナーが始まった。

まずは広報しえんの常務からのご挨拶とスピーチ。舞台の裏側から聞いていたのだが、緊張感がビンビンに伝わってくる。

そして1時40分。いよいよ僕らの出番だ。

まずは僕ひとりが登場して、ごあいさつを済ませたのち、3社のパネリストの皆さんを舞台上にお呼びするという段取りだった。

不思議なことに、3社の皆さんをお呼びしたくらいから、すっかり緊張感やプレッシャーが消えていた。目の前には約200社の企業の人事担当者がいるにもかかわらず、だ。

3社の皆さんともに、とっても頼りにできる方々なので、壇上の顔を見ただけで、ホッとしたのかもしれない。

実際パネルディスカッションが始まってからも、とても楽しく会話ができた。事前の打ち合わせをあまり(いや、ほとんど)していなかったのも良かったのかもしれない。初めてお聞きする内容ばかりで、僕自身が皆さんのお話に、引き込まれていった。

気がつけば持ち時間の90分が、あっという間に終了していた。いやあ楽しかった。3社の皆さん(B社のYさん、K社のIさん、D社のYさん)にあらためて感謝である。

その後、地元の某実力派メーカーの名物人事担当者Mさんと広報しえんの山岸社長とのトークライブ。続けて、広報しえんの山田営業部長の採用戦略立案に関しての講演が行われた。そして最後は、山岸社長の熱いスピーチで締めくくられた。

僕らは最後列の席から拝見していたのだが、Mさんと山岸社長のトークライブも、山田営業部長の講演も、実にすばらしく、為になる内容だった。

パネルディスカッションも含めて共通していた内容は、売り手市場といえども、いや、売り手市場だからこそ必要なのは、母集団の拡大ではなく、地道な「顔の見える採用活動を行う」ということ。まさに我々パフの主張とぴったりのものだった。

D社のYさんの上司であるI部長(パネルディスカッションの途中から、わざわざ東京から駆けつけてくれた)がセミナーのあと、「これはいい。大手媒体会社のセミナーなんかより、断然優っている」と仰っていた。いつもは辛口のコメントしか言わないI部長が大絶賛するくらい、本当にこのセミナーは素晴らしかったと思う。

株式会社広報しえん は、(大昔の僕の日記でも書いたことがあるのだが)僕と同年代の土田一(つちだはじめ)さんが起業して創った会社だ。創業の時期はパフよりちょっと先輩で、土田さんには創業時、ずいぶんとお世話になったし、刺激もたくさんいただいていた。新潟の飲み屋で、いっしょにギターを弾きながら明け方まで歌ったこともある。

その土田さんが2年前に急逝されたときは、とてもショックを受けたし、広報しえんさんの今後を心配したものだが、土田さんの遺志を受け継いだ山岸社長をはじめとする役員・社員の皆さんが、この2年間で、さらに立派な会社に育て上げている。名実ともに新潟県でナンバーワンの人材企業になっている。そのことが我がことのように嬉しい。

セミナー後、広報しえんの皆さんと、B社のYさんやD社のI部長も交えて大宴会が繰り広げられた。

10年前、いっしょに朝までギターを弾いて歌っていたS専務(当時とても可愛かった女性。あ、失礼!いまでも変わらずに可愛いです)とも、久々にたっぷりお話ができた。昔話や今後の話で盛り上がり、二次会、三次会と進んでいった。

#なぜか終盤は、昨夜いっしょに飲んでいた大学時代の後輩も合流していた気がする(ちょっと意識が朦朧としており定かではないが…)。

長々と書いてしまったが、それだけ充実したということだ。

新潟の景色や空気や人々やお酒が、あらためて大好きになった日であった。

 

<下の写真は翌朝、ホテルの部屋から撮影した新潟の町と彼方に見える水平線(かな?)>

080627