オレやっぱりさ、カメラの前で歌うのって寂しいよ
2020年4月9日 (木曜日)
きょうの日記のタイトル、誰のセリフだかご存じの方はたぶん僕と同年代だと思います。
「オレやっぱりさ、カメラの前で歌うのって寂しいよ。辛いよ。だからこれが最後になるって思って欲しい。ごめんな。けどこれがオレのやり方なんだ」
1978年の秋、それまで出演を断り続けていた松山千春が、ザ・ベストテンという当時の若者ならだれもが視聴していた歌番組に初出演した時に発した名セリフです。
ちなみにこの時の唄は「季節の中で」。松山千春の最初のヒット曲です。ザ・ベストテンで何週も連続して1位を取り続けていましたが、彼はずっと出演を拒み続けていたんですよね。
彼はライブをとても大切にしていて、そこに来てくれるお客さんの前で生で歌うことをとても大切にしていて、だからテレビのカメラの前で歌うということに、ずっと抵抗していたんです。
しかし、ザ・ベストテンには何千枚ものファンからの投票ハガキが届いており、それを番組スタッフから見せられていた松山千春は、一度は自分がテレビに出ない理由をカメラの前で説明しないといけないと思ったらしいのです。
このときの松山千春、カッコよかったです。
当時、僕は高校3年生。下宿の部屋にはテレビはありませんでしたから、仲の良かった大学生の部屋に下宿生たち(たぶん4~5名いたと思います)がみんな集まって、小さなブラウン管(たぶん14インチくらい)に噛り付いて観ていたことをよく覚えています。
で、なんでこんなことを今日の日記で書いたかというと、僕は昨日、このときの松山千春と同じ気持ちを味わったからです。
これです👇
はい、昨日は採用力のオンラインセミナー。パフ6階のミーティングルームからカメラに向かって一人だけで実施したのでした。右上の隅っこにチョコンと見えるのが僕です。
90分間、誰もいない部屋でただ一人、カメラに向かってしゃべり続けました。
カメラの向こう側には30名ほどの受講してくださる方々がいるのですが、その顔は分かりません。とても寂しくて辛かったです。
「オレ、あのころの松山千春と同じじゃん!」と思ったわけですね、はい(#^^#)。
ちなみに、セミナー担当として在宅でこの模様をモニターしていた大門さんに「カメラの向こう側に誰もいないのはツライ」とメールで愚痴ったら、「向こう側に、お好きな女性タレントさんの写真をA4くらいに引き伸ばしてクリアファイルとかに入れて立てて置いておけばよいのではないかと思います」との返信をもらいました😿
さて、本日もオンラインでの面接や面談がセットされています。こちらは相手の顔が画面に出てくるので安心ですね。唄は歌わないので安心してください(笑)。
では、そろそろ朝食&エール後、ガラーンとした事務所に歩いて行ってきます!