東京スカイツリーを間近に見た日
2010年12月26日 (日曜日)
本日の早朝ランニングは気合いが入った。目的地は東京スカイツリー。来年の完成に向けて現在、着々と建設が進んでいる東京の新名所である。
月島や佃の橋の上からもよく見えるのだが、建設場所まで行ったことがなかった。工事中のいま、ぜひ間近で見ておこうと思ったのだ。
地図をiPhoneのマップで調べると、僕の自宅から7.2Kmと表示されたのだが、経路があまりにマニアック(最短の距離を自動検索するからそうなるんだろうけど)なので、多少遠回りになっても大きな道路を通っていくことにした。すると片道が約7.5Km、往復で15Kmだ。ハーフマラソンに向けての練習にもちょうどいい。
ということで走りました。
自宅マンションを出たのが朝の7時少し前。月島から門仲に向かう途中の橋で、タイミングよく朝日が現れた。キレイだったな。
そして、一路、東京スカイツリーのある浅草・押上方面へ。
目標があるって素晴らしい。かなり遠い道のりだったのだが、スカイツリーが目の前に現れることを想像しながら走っていると、ぜんぜん辛くないのだ。
途中、ビルに遮られて、ぜんぜんスカイツリーは見えないのだが、両国を過ぎ、右折したあたりで、ぱっと目の前に現れた。ちょっと感動。
そして、そして。やっと到着。東京スカイツリーだ!!
いやあ、迫力あるなあ。
丁寧なことに、現在の高さが表示されていた。
現在、529メートルだそうだ。
完成した時の高さが634メートルだということなので、あと105メートル。もう(高さだけでいえば)80%以上完成していることになる。
でも完成まであと1年近くあることを考えると、きっとこれからの工事がたいへんなんだろうな。
工事をしているところも写真に撮ってみた。
同じ建築物でも、高層マンションの工事をみていると、「あーあ、また空が狭くなる」と、あまりいい気持ちはしないのだが、東京スカイツリーの場合は違う。なんだか、我々の夢や希望を、スカイツリーが代わりに天まで届けてくれているような気持ちになる。
52年前の東京タワーも、当時の人々は、将来への夢や希望を託しながら完成を見守っていたんじゃないだろうか。
将来への夢や希望。若い人たちには、とても大切なことだ。
現在のニッポンでは将来に夢や希望が持てないなんてことを、テレビは言わない方がいい。新聞も書かない方がいい。それを聴いたり読んだりした若者が、そのまま真に受けて、小さくなってしまいそうだ。
東京スカイツリーを眺めていれば、将来への夢や希望は湧いてくるんだから。
そういえば昨夜、新卒採用をテーマとしたNHKの討論番組「日本の、これから」をやっていたけど、思わずブツブツつぶやいてしまった。将来への夢や希望がなくなる話をしていた人もいたが、大人たちは(自分も含めて)しっかりしなきゃと思う。若者たちには大人や時代を恨むより、自分で時代を創れ!(創れるんだ!)と言いたい。
いよいよパフが活躍しなければならない時代が来た。批判や非難からは何も生まれないっていうことを自戒を込めながら再確認しつつ、会社としての将来へのビジョンを描かなきゃな。
話はランニングのことに戻る。
スカイツリー見物が終わって、また月島に戻ったわけだけど、帰りはちょっと辛かった。本日の目標を、「東京スカイツリーを見る」ということだけに置いていたため、帰りは消化試合になり、時間も往復で2時間もかかってしまった。神奈川ハーフマラソンがこのペースだと、完全に時間オーバーなのだ。いかんいかん。
よし、そこで宣言。
年内に再度このコースを走り、往復で100分を切ることを目標とする!!
うん、ささやかな夢と希望が生まれた。