無駄遣いはしないように!
2013年12月25日 (水曜日)
昔の子供は、「無駄遣いばかりしなさんな!」と、よく叱られたものだ。僕などは無駄遣いしようにも、(貧乏だったため)お小遣いを殆どもらっておらず、無駄遣いしようがなかったのだけれど(苦笑)。
あ、ちがう。遣うお金は少しあった。放課後、町中を自転車でぐるぐる回り、空き瓶を拾い集めては酒屋に持ち込み、自分でお小遣いを稼いでいた。そして、そのお金でたこ焼きをよく食べていた。涙ぐましい。これは無駄遣いとは呼びたくないな(笑)。
昨日、2014年度の予算案が閣議決定された。95兆8823億円だという。過去最大の規模だ。
社会保障費が増えているだけではない。公共事業、防衛、農業の予算も増える。助成金や民間への業務委託費も大きな金額となりそうだ。
これら国の予算こそ、無駄遣いはやめてほしい。
立場がら(特に仕事がら、経産省、文科相、厚労省あたりからの)助成金や業務委託費の一端を知ることがある。いずれも、「え?そんなことに助成金が出てるの?」とか、「え?そんな業務委託にそんなデカいお金をつぎ込んでるの?」とか、「え?そんな会社が受託してるの?」と、思うことばかりだ。
昨日も、とある雇用対策の予算が数十億の規模で使われていることを知ったのだが(しかもそれは民間と競合する事業だったのだが)、その内容はお粗末で効果がほとんど見込まれない。でも、国は予算を使うことが目的で、そこから生まれる効果の予測や検証はとても甘い。自分たちの財産を投げ打っているわけでもなく、自宅を担保に入れているわけでもなく、個人保証しているわけでもないので、甘くなるのも仕方ない(僕らの税金なのだから、仕方ないでは済まされないのだけれど)。
おっと、ひがみっぽくなってしまった(苦笑)。
まあ、ともかく国には無駄遣いをしてほしくない。助成金や業務委託も結構なのだが、既存の民間事業を活性化させるものであってほしい。無意味に競合したり圧迫したりするものはご遠慮願いたい。
そんなことを、予算案が閣議決定したというニュースを見て思った朝でした。
さて、本日はクリスマス。国民が「クルシミマス」にならないように祈りながら、本日もウォーキングで行ってきます!