パフ代表の徒然ブログ「釘さん日記」

更新頻度を変えたとはいえ、日曜の夜は龍馬のことを書かないと寝つきが悪い。

いよいよ黒船が浦賀にやってきて大きく時代は回り始めるわけだけど、今回心に刺さったのは、乙女姉さんが、龍馬が遠く江戸で悩んでいる様子を見破り、檄を飛ばした手紙の文面だ。

「世の中を知るいうことは、みんなと同じような人間になることではないがぞね、龍馬。おまんらしい生き方を探しなさい。それを見つけてこそ自分が何を成し遂げるために生まれてきたがかみつかるがじゃ」

乙女姉さんのこの手紙を読んだ龍馬は、

「わしらしい生き方いうがは、なんぜよぉ!!!」

と悶絶する。

うんうん。悩め苦しめ、若者よ!そこからお前は成長するのだ。

ちなみにこのときの龍馬はまだ18歳かな?

そりゃあ悩むよね。

来週こそが、吉田松陰の登場だな。

そういえばパフの超少人数イベントの『月見塾』 (もともとは月島村塾という名前だったんだけど…)は、吉田松陰の『松下村塾』に倣って丸10年前に創った塾なんだよね。

若者よ、悩んで談論風発させて、成長するのだ!!

日記の書き方を改める日

2010年1月31日 (日曜日)

ただいま(31日正午過ぎ)の体温は36度5分。扁桃の腫れも喉の痛みもほとんどない。やった。ついに回復した。

きょうは朝5時10分に悪友(中3時代から35年間の腐れ縁である)Wからの携帯(メール)でたたき起こされた。枕元に携帯を置いたまま寝た自分が悪かったのだが。

とはいえ、日曜日の朝っぱらから携帯に連絡とはただ事ではないと思い、すぐに着信内容を確認した。

書かれていた内容は……。

おはよう。今朝の新聞読んだよ。差別化が明確になってきましたね。頑張って。(^-^)/

おい、おい、おい、おまえ今何時だと思ってんだよ。そんなことで、病み上がりの俺の大事な睡眠を妨げるなよな!ったく……。

とは思ったものの、まあ彼にしてみればもちろん悪気があってのことではない。というかむしろ、35年来の友を思ってくれての連絡なので、少し嬉しくもある。

寝なおすこともできず、まだ夜明け前ではあったが起きることにした。熱もなく頭もすっきり。すっかり回復していると感じた。4日ぶりの爽快な朝だ。

早速新聞を取りに行き記事をチェック。おお、なるほど出てる出てる。扱いは小さいが、日本経済新聞の本日の朝刊に先日リリースしたニュースが取り上げられていた。世の中に影響を与える第一歩となるといけどな。

ところで、思わぬ病気に罹って丸2日間ずっと寝込んでいたせいで、いろんな人たちとの約束を先送りにしてしまった。迷惑をかけることも期待を裏切ることもあった。日記の更新がないことで、僕のことを心配してくれる(期待してくれる)読者の皆さんが、たくさんいることも知った。

月並みではあるが、人の期待に応え(少なくとも人に迷惑をかけず)、常に最高のパフォーマンスを維持するためには、健康管理をちゃんとしなきゃいけない。

そのためには同時に「捨てる勇気」も大事にしなければいけないと思うのだ。

僕は人から頼まれるとなかなか断れない性格で、相手への強い嫌悪感や教育的な思惑があるとき以外は、出来る限り時間をつくるようにしている(実際には、話を聞くだけで終わることも多いのだが)。いろんな会へのお誘いにも(夜も含めて)出来るだけ応じるようにしている。でもそれらを拾ってばかりいると、捨ててはいけないものが外にはみ出してしまうことがある。はみ出させないようにすると、自然と無理が生じてくる。無理が生じると、やっぱり人間なので体に悪い影響を及ぼしてしまうわけだ。そして結果、大事なことが適切なタイミングで最高のコンディションをもって実行できなくなってしまう。

これは本末転倒な話なのである。

うん。早速、捨てることを始めよう!!

まずは身近な、この「釘さん日記」から。

い、いや、捨てる(書くのをやめる)というわけではない。

書き方を変えようと思うのだ。

今までは、毎日書くことに意義があると思っていた(もちろん今でも意義があることだとは思っている)。でもそれは、「目的」ではなかったはずだ

タイムリーに、僕の周りで起きたこと、僕自身が感じたこと(感動したこと、頭にきたこと、嬉しかったこと、モノ申したいこと)などを、肩ひじ張らない(顔の見える、多少はオチャラケた)表現で伝え残しておくことが、僕なりに考えているこの「日記」の目的なのだ

そのことがこの日記を読んでくださっている同業界の方々や、企業経営や人事に携わる方々や、現役学生諸君や若手社会人諸君、はたまた将来起業を目指そうと思っている方々への、刺激や、憩いや、ヒントや、勇気になるんじゃないかと思うのだ。あ、それと、最近よくお便りをいただく(遠く離れてなかなか会うことの難しかった)数十年来の友人たちに向けての、「僕個人の健在の証し」にもなってるよな。

たとえば、日記の更新を「一日に1回」と決めているものだから、伝えたい(記録に留めておきたい)ことが一日にたくさんあったとしても、そのすべてを書くことを敢えてしなかったことがある。

たとえば、逆に伝えたいことが何もない日だってあるわけだが、そんな日は、「子供の絵日記」みたいになっていた(それがまた好評だったりもするので複雑な気持ちなのだが)。

たとえば、当日の日記は翌朝9時までにアップすると決めているものだから、深く詳しく書きたい内容であっても、時間制約上、軽い表現に止めてしまうこともあった。

・・・これはすぐに改革できることである。

ということで、「釘さん日記」の執筆方針を、以下のごとく改革(というほど大げさなものでもないが)することにした。

・「一日に1回」という更新パターンを崩す!! ⇒ 「一日に0回」の日もあれば、「一日に10回」という日もあるかもしれない(いやさすがに10回はないと思いますが)。

・「○○の日」というタイトルに固執しない!! ⇒ これは「釘さん日記」を書き始めて10年間ずっと続けてきたことなんだけど、かなり画期的な改革だ(でも相応しいときは「○○の日」を使いますよ)。

・伝えたいことは数行の日記であっても構わない!! ⇒ 最近、twitter が流行っているが、(まああの正体や効用はともかくとして)あのくらいの短さでもいいじゃないか。

うん。いいね。

やっぱり改革は、まずは身近なところからだな。

さあこれで、いつ寝込んでも読者にバレないぞ。(・・・おいおい、改革の目的が早速、違うだろが!!)

自分の無事を報告する日

2010年1月30日 (土曜日)

いやーまいった。

水曜日の夜、自宅で日記を書き終えてのち、たったいままで、(病院にいる時間以外は)ほぼ布団のなかにいた。

その間、PCは一切開かず。外部との接触は携帯電話に入ってくる緊急度の高いメールのみ。

いまなんとか約60時間ぶりに、PCを開いたというわけだ。

病名は、『急性扁桃炎』。調べてみると、なかなか侮れない病気だったようだ。

たしかに酷かった。

木曜の朝の体温が39度2分。前日医者から、「あすは熱が出るかもしれないけど抗生物質と解熱剤で、じき治るでしょう」と言われていたのだが、その後も一向に下がる気配がない。

その後もぐんぐん体温は上昇し、39度5分~40度という未体験ゾーンに突入してしまった。

金曜日。

もういちど這うようにして病院に行く。普通に歩けば3分程度のところにあるクリニックなのだが、15分くらいかかっただろうか。

あまりに憔悴しきった僕の様子を見て、お医者さんも本気のスイッチが入ったようだった。

すぐに点滴の準備がされ、約2時間ベッドに横たわっていた。熱を計ると40度。点滴の際も悪寒が止まらず、心配した看護師さんは氷で頭を冷やしてくれたり水をストローで飲ませてくれたりと、ずいぶん親切にしてもらった。

点滴後に正式な診察を受けたのだが、扁桃の腫れが悪化しているのが確認されたため、今後も熱や腫れが引かない場合は、大病院に入院する必要があるとの診立て。聖路加病院への紹介状を用意してくれた。

ただ、点滴と新しく処方した薬(強い抗生物質と解熱鎮痛剤)の効果を本日いっぱい見てから、聖路加に行くのは明日でもよいでしょうということだった。

仕事もあるし、極力入院だけは避けたい。

祈るような気持ちで、新しい薬を飲んで床についた。すると16時くらいから汗が吹き出し、体が少し楽になってきたような気がした。熱を計ると38度5分。まだ普通の体温ではないが、40度の体温と比べれば雲泥の差だ。午前中の点滴と新しい薬が効いてきたのだ。

夜10時ころ、さらに熱は37度台まで下がってきた。すると無性に空腹感が襲ってきた。無理もない。この2日間、ほとんど何も食べていなかった。薬を飲むためだけに、無理やりマズイおかゆを食べたくらいだ。

久々に食べるまともな食事。美味かった。

そしていま(土曜日のお昼)。こうやって日記を書けるくらいまで回復した。熱も37度台をキープしている。もうこれで聖路加病院に入院する必要もないだろう。やれやれである。

それにしても、自分の体を過信してはいけない。実は今週は月曜の夜くらいから、なんとなく調子が悪かったのだが、あまり気に留めていなかった。自分には、体力や気力においては(知力はともかく!)人並み以上のものがあるという自惚れがあったようだ。少しは年齢を考えないといかんな。

金曜日は採用プロドットコムさん主催のセミナーでの講演を行うはずだったのだが、これも結局ドタキャンしてしまった。主催者の皆さん、参加者の皆さん、本当に申し訳ありませんでした。

でもこのセミナーでは、うちの長崎がピンチヒッターでインパクトのあるプレゼンを行ってくれたという噂が流れてきている。社長の講演より斬新な内容だったのかも。ホッと一安心である。

そうそう。60時間ぶりにメールをチェックしたわけだが、僕の安否を気遣うメールが何通も入っていた。ありがたいことだ。毎日書き続けている日記が2日間も更新されていないということで、何かあったと思われても無理はない(断筆前の日記の内容もよろしくなかったし)

ともあれ、釘さんは、確実に快方に向かっております。たくさんいただいているメールへのお返事には少し時間をいただきますが、月曜日には完全回復を果たすべく、いましばらく安静を続けたいと思います。

ご心配やご迷惑をおかけした皆々様に、あらためてお詫び申し上げるとともに、励ましのメッセージをくださった皆様、社長不在のピンチを救ってくれた従業員、パートナーの皆様に感謝申し上げます!!

早く寝る日

2010年1月27日 (水曜日)

きょうは平日としては、とても早い日記のアップだ。理由は早く寝るため。その理由は最後のところで。

きょうは水曜日。毎週水曜日の早朝8時より「読み会」が実施されており、僕もこの会議に参加している。

まあ、いわゆる営業会議のようなものだ。

僕はこの下半期、HRコンサルティンググループのグループ長を兼務することになったので、メンバーの予算進捗に直接ちょっかいを出すことになったのだ。

僕の(社内のグループウェアの)スケジュール帳には、毎週水曜日の早朝会議に「必須参加のこと!」と書き込まれている。恐っ(苦笑)。

会議は45分間で終了。本日僕は9時に外出せねばならなかったので短縮版とした。

8時45分から朝礼。いつもは10分で終わるのだが、僕が外出しなきゃいけないときに限って長引く。乗らなきゃいけない電車のぎりぎりの時間になってしまった。

小走りで地下鉄の駅へ。この小走りが、いま考えてみたら引き金になったのかもしれない(詳しくは後述)。

行き先は某大学。大学改革を担うキーマンの方にアポイントを頂戴したのだ。

いま多くの大学は危機的な状況にある。しかし、その危機を自分のこととして考えている教職員は、ごく一部の方々に限られている。

大学の何が危機的なのか。

このことは、海老原嗣生さんが「学歴の耐えきれない軽さ やばくないか、その大学、その会社、その常識」(朝日新聞出版)で詳しく書いているので、気になる方は、ぜひ読んでみてほしい。

で、この某大学のキーマンの方は、就職部(キャリアセンター)の指導方法をとても嘆いておられた。

テクニックやノウハウ指導に走り、自分たちの就職指導の成果を、「内定をもらった会社の数」と「その会社が人気ランキングの上位にいるかどうか」ということに置いているのだ。

実は僕は2年ほど前、この就職部の責任者の方と食事をしたことがある。

そろそろ時効だから暴露するけど、そのときも「私が就職指導するとね、学生は何社からも内定をもらっちゃうんだよ。今年はいちばん内定の多かった学生で20社くらいだったかな。どう?すごいでしょ?」なんて威張っていた。

あきれた僕は、 「そんなに内定を取らせてるんですか!! すごいですねー。でも、学生はそれでいったいどうするんですか?結局入る会社は1社だけですよね?どこにするか決められないでしょ? え!ランキングで決めさせてるんですか!? そうですかあ。へー…」と、やんわりと嫌味を言ったものだから、その後ちょっと険悪なムードになってしまった。

学生の売り手市場の時代だったので、この方もちょっと調子に乗っていたのかもしれないが、開いた口が塞がらなかった。以来、僕はこの方からの会合のお誘いをすべて断っている。

でも、きょうは一転。とても爽快な気分になった。

大学改革のキーマンは、この指導の在り方を強く批判されていたからだ。この方が就職部の責任者だったら、ずいぶんと学生も救われただろうに…。同じ大学の職員でも、こうも違うものか。

お昼過ぎに帰社。

しばし仕事に没頭するも、なんだか調子が悪い。寒気もする。喉(というか扁桃腺)が痛い。

こりゃあマズイ!

昨夜は遅かったし、今朝は早かったので、ちょっと疲れ気味だったのかもしれない。

しかも、朝っぱらから駅まで走って汗をかいたのがまずかったか……。

夕方5時過ぎに仕事を切り上げて、病院に行った。

「あー、腫れてますねー。これから熱も出るでしょうね。薬を出しておきますから今夜は早めに寝てください」との医者の診立て。

週末には、採用プロドットコムさん主催のセミナーでの講演もある。ここは大事をとって、医者の忠告通り、早めに寝ることにしよう!

熱のせいか支離滅裂な日記になってしまったかも。なんだか毒舌を吐いてしまったような気もする。薬が効いてきたのか体が熱い。

あ、まずい。朦朧としてきた。日記なんか書いている場合じゃなかった(苦笑)。

明日は復活できるかなー。

では、おやすみなさい。

最後は月島で熱く語った日

2010年1月26日 (火曜日)

きょうは午後12時から3時までのあいだに、1.某大学職員Sさん(キャリアセンターのキーマン)、2.パートナー会社S社の熱きキーマンKさん、3.パートナー会社C社の社長Zさんと、3社(ひとつは大学だけど)3名の方々との打ち合わせが続いた。

新宿での打ち合わせが終わった後、すぐに原宿へ。先日の日記でも紹介したMさんが勤めるC社の社長Kさんへの表敬訪問を行ったのだ。

Kさんは超ユニークな方で、また別の機会にじっくりと読者の皆さんにも紹介したいと思う。

そして夜は会食。

いやー面白かったし、久々に熱く語った。

オヤジ研修仲間のA社のUさん(実は管理部門の親分)、Uさんと親交のあるA社(イニシャルは同じA社だけど会社は別)のKさん(実は取締役)、そしてUさんの部下であるFさん(実はKさんの会社の元社員)との異色の組み合わせの会食だった。

このA社のKさん。年齢は僕より4歳下なのだが、娘さんはすでに大学を卒業して働いている。学生結婚だったらしい。

Kさんを一目見たとたん、「おお!」と嬉しくなった。Kさんの風貌と声が、ハウンドドックの大友康平にそっくりだったのだ。会食中、なんども「大友さん」と呼びそうになってしまった(笑)。

そしてFさん。Fさんはまだ若い(30歳だったかな?)。Fさんはなんと僕の家から歩いて10分ほどの佃島(駅は月島)に住んでいる。

そんなわけで、会食が終わった後に、月島でFさんともう一軒。いやー語った語った。

本日は、なかなか刺激的な一日だったな。

おかげで帰宅後バタンキュー。

(実はこの日記。朝、慌てて書いていたりする。おっと、もう出かけなくちゃ!ということでもし誤字があったら後で直します。ごめんなさい。行って来ます!!)

月曜日。25日。多くの会社は給料日だな。我がパフも本日25日が給料日だった。

昔は給料日が来るまでがずいぶんと長く感じたものだが、会社をつくって立場が変わると、「え?もう給料日なの…」と思う。そして何事もなくこの日を乗り切ると、「やれやれ…」と思ったりする。

まあ、なかなか普通の人では味わうことのできないスリルだな。

おっと。そんなことを書きたかったわけではない(苦笑)。1月も、もうあと1週間を残すのみとなったということを書こうと思ったのだ。

月曜日は早朝から全社員が集まっての全体会議が行われる。朝8時から9時までの1時間。前週までの各グループの動きを報告しあっている。僕は昨年の11月から、この月曜朝の会議の冒頭で、論語を読むことにしている。閑谷学校で仕入れてきた論語の教科書を読んでいるわけだが、なんだか江戸時代の私塾の先生になったみたいで気持ちが良い。なにより週のスタートを朝早くから全員で切れるって素敵ではないか。

本日はこの全体会議の後、企画ミーティング、財務(IR)ミーティング、グループ長ミーティング、来客打ち合わせ、目標設定面談が断続的に行われ、あっという間に夜の9時半になってしまった。朝の会議から13時間半がホントにあっという間に過ぎてしまったのだ。

そして気がつけば1月も今週でおしまい。一年の12分の1が、すでに終わろうとしている。

いやー早いなあ。早すぎるよなー。

今週は明日以降もいろんな行事が立て込んでいる。夜のお約束もキチンと入っているし。

この時の流れの速さに負けないようにしないといかん。焦らず慌てず、じっくり急ごう。

千葉佐那が登場した日

2010年1月24日 (日曜日)

龍馬伝を語る前に、日記らしく本日の出来事も少しだけ。

昨日に引き続き、午前中はiPhoneの研究に勤しむ。

昨日は、メール機能、Web機能を中心にいじっていたのだが、本日は iPod,iTunes,iTunesStoreなどの、音楽・映像配信がらみの機能と、PCとの同期についてを研究(ってほどのものでもないが)した。

うーん。50男には、やっぱりちと難しい。しかしGeniusにはなにやら興味をそそられる。要追加研究テーマだ。

そういえば常見さんが早速、僕のiPhone購入のことを自分のブログで話題にしていた。これで僕がiPhone所有者だということが多くの業界関係者に知れわたってしまったな。

午後、ビジネス系の雑誌を読み漁る。

そのなかの一冊。明日発売の日経ビジネスに、中川淳一郎さんが写真付きで出ていてびっくり。

中川淳一郎さんには昨年の10月末に、(前出の)常見陽平さんといっしょにパフのセミナーにゲスト出演してもらったのだ。極めて賢く、面白く、楽しく、変わった人だった(僕の日記にも変人ぶりを彷彿とさせる写真を載せている)。

同誌の「著者に聞く」のコーナーで、新著の『今ウェブ退化中ですが、何か?』(講談社)を紹介。記者のインタビューに中川さんが答えていたのだ。しかも大きな写真付きで(こっちの写真はなかなか爽やかな顔だ。無精ひげも中川さんらしい)。

人間は、ネットのクリックに浸りながら退化し続けるのだという。「自ら学ぶという行動を起こさなければ、ネットの『無間地獄』に陥っていることに気づくことも、抜け出すこともできない」と中川さんは語っている。

中川さんらしく、ネット社会の陰や罪の部分をバッサリ斬っているようだ。面白そうな本だな。ぜひ買って読んでみよう。

ちなみに僕はいま、iPhoneの無間地獄に陥りかけている。くわばらくわばら。

そして一週間に一度のお楽しみ。大河ドラマ「龍馬伝」である。

いよいよ龍馬は江戸にやって来た。

そして、千葉道場の看板娘、千葉さな子(佐那)との出会い。

この二人の出会いや恋物語は、(両想いだったということ。そして龍馬が江戸を去った後も、佐那は龍馬を想いつづけ生涯独身を貫いたということも含めて)ほぼ本当の話なので、龍馬伝でどのうように二人が描かれるのか、とても楽しみなのである。

佐那を演じるのが、貫地谷しほり。

いい味を出しているなあ。凛々しさ。剣の腕。気の強さ。鬼小町という雰囲気をきちんと出している。

でも龍馬と出会うことで女に目覚め、女であることに戸惑い、悔やみ、でも龍馬に強く惹かれていく。

初めて出会った日にはコテンパンにやっつけたはずの龍馬に、いつしか逆に投げ飛ばされ床に叩きつけられてしまう佐那。佐那の目からは(女に生まれてきたことと、龍馬を好きになってしまいそうな自分自身を悔しがっていると思われる)大粒の涙があふれ出る。それを優しく慰める龍馬。うーん、もう胸がキュンキュンである。

映像もカメラワークも、あいかわらず素晴らしい。福山龍馬もいい感じに成長しつつあるようだ。

来週はいよいよペリーがやってくる。ということは、勝海舟(武田鉄也)や吉田松陰(生瀬勝久)もそろそろ登場するのかな?きょうは木戸孝允=桂小五郎(谷原章介)もユニークな登場の仕方をしたしな。

こりゃあこれから、ますます目が離せないぞ。