春の嵐だった日
2008年4月8日 (火曜日)
いやはや、本日の風雨にはマイッタ。徒歩通勤の僕なのだが、さすがに本日は、勝鬨橋(隅田川にかかる、勝どきと築地を繋ぐ大きく長い橋。目の前はもう東京湾で、穏やかな日でも、海からの風が強い)を歩いて渡るのに躊躇した。
結局、途中でバスに乗って出社したのだが、それでも全身ずぶ濡れ状態で会社に到着した。
こんな日に限って、外出の用事がある。
朝の会議後、9時過ぎに会社を出る。外はさらに風雨が強まっていた。お客様のところに着いたときには、ズボンがヨレヨレで情けない姿だった。
最近よく、スーツ姿でシャワーを浴びているCMを見かけるが、あのようなスーツ(シャワークリーンスーツっていうらしい)を着ていれば、こんな日でも平気なのだろうか??
ま、なんにしても、傘を差してもずぶ濡れになってしまうような雨は、こりごりですな。
「熱き想い」の社長が来訪した日
2008年4月7日 (月曜日)
先日行なわれた同業の社長Sさんの結婚披露宴で、同じテーブルに座っていた同業(主に教育・研修・採用コンサル関係)のA社の社長、Iさんが、パフを訪ねてくださった。
3年前に起業したばかりのIさんは、まだ30代の好青年。
しかも、業績はすでに軌道に乗っており、自社の新卒採用も積極的に行っているという。取引先も、おおっとビックリするような大企業もいる。
理念がいい。
「人と組織に熱き想いを」
さらに、コンセプトがいい。
「人とモノゴトと自分に正面から向き合い、一生懸命を続けることで分かる事がある」
昭和世代の僕には、このような言葉が、ビンビンに響く。
I社長が、
「クギサキさん、ブログ拝見させていただきました。毎日書くってすごいことですよね」
と、感心してくださった。かなり昔の日記まで読んでくださっていた。僕が忘れていたようなエピソードまで言われたのでビックリした。
すかさず僕は、
「 (毎日書けるのは)カッコいいことを書こうと思わないからですよ。いっつも社員からダメだしされてますが、気にせず、気取らず、 『本棚を組み立てた』とか、 『映画をみた』とか、日常のことを肩の力を抜きながら書いてます。じゃないと続かないですからね(苦笑)」
と答えた。が、「すごい」と言われて、まんざら悪い気はしなかった(笑)。
それにしてもこの業界は狭い。ちょっと話しただけなのに、共通の知り合いが、わんさか出てきた。
「この業界にいると悪いことはできませんよねえ」と、笑いながら話した。
Iさん、これをご縁に、ぜひまたコラボの話をいたしましょうね♪
本棚を組み立てた日
2008年4月6日 (日曜日)
僕の月島の自宅の部屋は、ものの見事に狭い部屋だ。四畳半もない洋室に、机と本棚とタンスと布団とがぎっしり詰め込まれている。
本棚には、僕の本以外にも、娘の小学生時代からの(捨てると怒られてしまう)ポケモンを始めとする漫画本もギッシリ詰め込まれている。さらに、DVDやCDも、ここ数年で溜まりにたまってきた。もはや、この狭い部屋のキャパシティの限界を迎えつつある。
そこで、本日一念発起。豊洲のホームセンターに出かけ、組み立て式の本棚を買うことにした。いまある本棚の上には空間がまだ余っているので、ここに積み重ねようと企んだ。
あったあった。幅1.5メートル、高さ1メートル程度の、比較的大きな組み立て式の本棚。これなら書籍、雑誌、DVD、CD、小物の数々まで収納できそうだ。しかも、値段は大特価で4,500円ぽっきり。こりゃ買わない手はない。即決で買って、タクシーに積み込んで帰った。
それからが、さあたいへん。
店で見たときは、立派な本棚だったのだが、目の前にあるのは、無味乾燥な材木とベニヤ板とネジの山。説明書とドライバーとトンカチとボンドを片手に、悪戦苦闘が始まった。
取り掛かってから3時間。やあぁぁぁぁっと完成した。思ったより時間がかかってしまった。途中、順番を間違えたり、取り付けの方向を間違えたりで、相当に困難を極めたが、それでも、どうにかこうにか、満足できる仕上がりとなった。
しかし、そこからも、たいへんだった。
部屋を片付け、いまある本棚の上に新しい本棚を載せ、地震対策のために釘を打ち付け、本を引越しさせ、掃除機をかけ、雑巾がけの総仕上げ。すべてが落ち着いたのは、すでに夜の9時過ぎ。おかげで大河ドラマの篤姫を見損ねてしまった(苦笑)。
でも、いまこうやって完成した本棚と、(前に比べれば)すっきりした我が部屋を眺めていると、なんともいえぬ充実感がある。
たまには、こういう肉体労働もいいものですね。
港区を3時間かけて散策した日
2008年4月5日 (土曜日)
僕の行きつけの床屋は、港区三田にある。会社(パフ)を立ちあげる前から通っているので、もう10年以上になる。この床屋のオヤジさん(60代半ばくらいかな)は、ちょっとした芸術家でもある。油絵や水彩画を書いては展覧会に出品し、上野の美術館にもよく飾られたりしている。
このオヤジさん、朝の出勤途中でも、スケッチブックを自転車の荷台に括りつけて都内を散策し、目にとまった風景をささっとスケッチしているらしい。
きょう頭を刈ってもらいながら、 「いやあ、きょうはいい天気だよねぇ。クギサキさん、赤坂サカスもういった?きっと桜もまだ咲いてると思うし、行ってみなよ。歩いて行くのも、きょうなんかは気持ちよくていいかもよ」と言われ、その気になった。
床屋を出たのが12時過ぎ。それからまるまる3時間、三田、赤羽橋、東麻布、飯倉、神谷町、六本木、赤坂を徒歩で歩き回った。
さて、これらの写真を見て、何かを感じないだろうか……。
東麻布から神谷町に向かうところに、大手ディベロッパーに地上げされた古い民家やアパートがたくさんあった。
「立入厳禁。巡回警備実施中」 という看板が、玄関に貼られており、周辺は草ぼうぼうで、猫が寂しく佇んでいた。
もうすぐ壊される運命の古い建物群。再開発によって賑わいを見せる街。東京のウラとオモテ、新・旧の顔だ。
港区三田から赤坂まで。ぶらぶらと時代の空気を感じながら歩いた休日の昼下がりであった。
アメリカからのお客様と和食の日
2008年4月4日 (金曜日)
夕方、ニューヨークに本社のある人材紹介会社I社の社員の方が2名、来訪された。この会社の社長とは、かれこれ5年前からの付き合いで、社長が日本に来られるときは、必ずお会いしている。
会うたびに、 「そろそろ真面目に、提携ビジネスを考えましょう」という話になるのだが、その後の飲み屋で盛り上がりすぎるために、ぜんぜん現実性のない話になって、毎度お流れになっていた。
お互い、こりゃいかんと思っており、昨年の秋にお会いしたときに、 「来年こそは」という話になった。
今回ばかりは、ずいぶんと現実味がある。というのも、東京事務所に常駐の社員SAさん が送り込まれてきたからである。このSAさんは、日本の大学を出たあといったん民間企業に就職するも、その後すぐアメリカの大学に入り修士課程まで修めた人だ。
それと今回は、社長の特命で、シンシナティから同様に日本人社員SIさん がやってきた。
パフに来訪してくださったのは、このSAさんとSIさん である。
夕方4時から二時間、みっちりと真面目な打ち合わせを行った。こっちも僕ではなく、イトーを打ち合わせ担当として置いた。
社長同士の打ち合わせとは違い、地に足のついた、なかなか現実味のある打ち合わせとなった。さすがである。
打ち合わせが終わった後、このI社のお二人の社員を、近くにある和食屋さんにお連れした。特にSIさんは、4年ぶりの日本とのことで、和食を楽しみにしておられたという。
最近、パフの内定を受諾した外語大のTも連れて行った。Tは、アメリカに留学していた経験もあり、I社とのコラボレーションを進めるなかで、ちょこまかと動いてもらう可能性が大きいからだ。
「おいT、ちょっとシンシナティまで行ってきてくれ!」なーんていう指示を飛ばせたら、カッコいいかな(笑)。
さてさて。今回の話は、どういうふうに発展するか。5年越しのコラボ話。そろそろ実現に向かわせたいものだ。
10年後のデビュー先を見つけた日
2008年4月3日 (木曜日)
昨年の10周年式典のときに披露した演劇の脚本によると、僕は10年後、歌手デビューすることになっている。
所属レコード会社は、キングレコード。
きょうの昼休み、築地の一角を歩いていたら、なんとこのキングレコードの看板をみつけた。築地と新富町の中間にある、昔の風情がたっぷり残る通り。ふるーいビルにこの看板はある。
この看板をながめていたら、「おいでおいで、待ってるよ~」と言われているかのようだった。
それにしても、なんでこんなところに、キングレコードの看板があるのだろう???
うまれよ塾生が、お土産を持って再訪した日
2008年4月2日 (水曜日)
09年度の就職活動に向けてのうまれよ塾 は、昨年の9月から開設していた。
9月といえば、まだ学生にとっては夏休み。たいして集まりはしないだろうが、来なきゃ来ないで開店休業すればいいや、という、ちょっといい加減なモードで受付を開始した。
そんないい加減なモードでの、昨年の9月開催の、うまれよ塾。確か申込みは、3人ほどあったように記憶している。
しかし、実際に来てくれた学生はひとりだけ。なんと、家庭教師モードでの、うまれよ塾となったのだった。
まさに、パフの理念である 「世界で、たったひとりのあなたのために」の実践だったわけだ(苦笑)。
この日、参加してくれた学生は、青森の大学で獣医学を学んでいる学生。うまれよ塾に参加するためだけに、遥か青森から東京のパフまで、わざわざ来てくれたのだった。
こりゃあ、いい加減にやるわけにはいかない。
そういうわけで、この日の学生には、特に思い入れがあった。名前をMさん という。
そして、Mさんは昨年の12月。めでたく研究職として、某製造業から早々と内定をもらうことができた。
Mさんから 「内定をいただくことができました♪」 という連絡をもらったときには、我がことのように嬉しかった。
前振りが長くなったが、そのMさんが、きょう再度パフを訪ねてくれた。先週から関東のほうで学会が開かれていたとのことで、その帰りに寄ってくれたのだ。しかも、手土産を持って。
とても嬉しい。お土産をもらったことにではない。たった一度の(しかも3時間だけの)うまれよ塾だったのに、ここまでパフに恩を感じてくれていることに対して、だ。
Mさんからは、昨年のうまれよ塾が終わるとすぐに、お礼の手紙(もちろん手書き)をもらっていた。そして、今年の正月には、直筆の年賀状ももらっていた。そしてさらに、今回は、学会の帰りとはいえ、わざわざ手土産を携えて、パフに立寄ってくれた のである。
こんなことのできる学生は今、いったいどれくらいいるのだろうか。誰から言われたわけではない。マニュアルで動いているわけでもない。自分の素直な気持ちを、自然な行動で表してくれているのだ。
素晴らしい。Mさんの採用を決めた会社は、実にラッキーだ。こんな逸材を採用できたわけだから。
こんな学生が、もっともっとたくさん社会に生み出されていったとしたら、いい世の中になるのは間違いない。
パフがその後押しを、多少なりともできているのだとすれば、これほどの喜びはない。
#ちなみにMさんの内定先は、1年前まで、パフと取引のあった会社だった。いまは残念ながら取引が途絶えているのだが、これを機会に復活させないといけない。がんばれ営業!!