パフ代表の徒然ブログ「釘さん日記」

大雪の故郷で旧友に感謝した日

2008年1月28日 (月曜日)

由布院は朝から大雪だった。風が強く、大雪というより吹雪という感じだ。

由布院は昔から、ここはホントに九州か、というくらいたくさんの雪が降る土地だ。僕が小学生のころは、30センチくらいの積雪など珍しくなかった。雪の降る日は、黒い長靴を履いて学校まで通ったものだが、きょうは、そんな小学生のころを思い出させる大雪の日だった。

この大雪のなか、僕は朝からあちらこちらに動き回った。

まずは由布院役場。小学校、中学校と同級生だったKを訪ねていった。Kは町の防災の担当をしている。由布院の夏は台風が多い。山に囲まれ、町の中央には川が流れていることもあり、毎年入念な防災対策が必要となる。Kは、市町村合併によって横の連携が極めて悪くなった役所の組織に苦労しながらも、町を災害から守るための仕事をしている。

で、東京に住んでいる僕が訪ねたのは、もちろん災害対策のためではない。

ひとりで暮らしている高齢の母親のことでの相談だった。Kは自分の仕事はそっちのけで親身に相談に乗ってくれた。

そして関係部署のひとたちとの面談をセッティングしたり、ぜんぜん違う別の場所にある社会福祉事務所まで車で運んだりしてくれた。

おかげで、とてもスムーズに話は運び、今回の帰省の成果を予定以上にあげることができた。持つべきものは、幼なじみである。外見は、すっかり 「役場のおいちゃん」 になっていたKであったがホントに感謝である。

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一連の福祉関係の仕事(?)を終え、バスで福岡に移動。福岡市内まで2時間ほどで着く。高速道路のおかげで九州隣県同士の距離が短くなった。

昨日、中島先生の墓参りでいっしょだったWとふたたび落ち合った。博多に住んでいるもうひとりの同級生、R子ちゃんに会うためだ。

このR子ちゃん。実は僕が書いた『すばらしき100の出会い』というコラムに登場する人物である。

僕がR子ちゃんと同じクラスだったのは、小学校5,6年生のころ。WはR子ちゃんとは、中学生時代に生徒会長と副会長という間がらだった。

この晩、R子ちゃんとWと僕の3人で、博多の飲み屋さんで一献傾けた。昔と変わらず、いや昔以上に美人になったR子ちゃんと、こうやって一緒にお酒が飲めるなんて、夢のようである。

僕が書いたコラムをちゃんと読んでくれていたR子ちゃんは、『なんかパンダは私のこと勘違いしよるんやないのぉ?私は、ああみえて案外たくましかったんよ』と笑っていたが、なんのなんの、やはり僕の中でのR子ちゃんは、いつまでも小学生時代の『か弱き美少女』のままである。

でも、すでに旦那さんもおり、大学受験を控えた子どももいるR子ちゃん。家事と会社勤めを両立させ、仕事も毎日バリバリこなしているという。たしかに“か弱い”わけはないな^^;。

さてさて、あすはいよいよ東京に戻らなければならない。ちょっと名残惜しい気もするが、いつまでもノスタルジに浸るわけにはいかないよな(笑)。