うまれよ塾生が、お土産を持って再訪した日
2008年4月2日 (水曜日)
09年度の就職活動に向けてのうまれよ塾 は、昨年の9月から開設していた。
9月といえば、まだ学生にとっては夏休み。たいして集まりはしないだろうが、来なきゃ来ないで開店休業すればいいや、という、ちょっといい加減なモードで受付を開始した。
そんないい加減なモードでの、昨年の9月開催の、うまれよ塾。確か申込みは、3人ほどあったように記憶している。
しかし、実際に来てくれた学生はひとりだけ。なんと、家庭教師モードでの、うまれよ塾となったのだった。
まさに、パフの理念である 「世界で、たったひとりのあなたのために」の実践だったわけだ(苦笑)。
この日、参加してくれた学生は、青森の大学で獣医学を学んでいる学生。うまれよ塾に参加するためだけに、遥か青森から東京のパフまで、わざわざ来てくれたのだった。
こりゃあ、いい加減にやるわけにはいかない。
そういうわけで、この日の学生には、特に思い入れがあった。名前をMさん という。
そして、Mさんは昨年の12月。めでたく研究職として、某製造業から早々と内定をもらうことができた。
Mさんから 「内定をいただくことができました♪」 という連絡をもらったときには、我がことのように嬉しかった。
前振りが長くなったが、そのMさんが、きょう再度パフを訪ねてくれた。先週から関東のほうで学会が開かれていたとのことで、その帰りに寄ってくれたのだ。しかも、手土産を持って。
とても嬉しい。お土産をもらったことにではない。たった一度の(しかも3時間だけの)うまれよ塾だったのに、ここまでパフに恩を感じてくれていることに対して、だ。
Mさんからは、昨年のうまれよ塾が終わるとすぐに、お礼の手紙(もちろん手書き)をもらっていた。そして、今年の正月には、直筆の年賀状ももらっていた。そしてさらに、今回は、学会の帰りとはいえ、わざわざ手土産を携えて、パフに立寄ってくれた のである。
こんなことのできる学生は今、いったいどれくらいいるのだろうか。誰から言われたわけではない。マニュアルで動いているわけでもない。自分の素直な気持ちを、自然な行動で表してくれているのだ。
素晴らしい。Mさんの採用を決めた会社は、実にラッキーだ。こんな逸材を採用できたわけだから。
こんな学生が、もっともっとたくさん社会に生み出されていったとしたら、いい世の中になるのは間違いない。
パフがその後押しを、多少なりともできているのだとすれば、これほどの喜びはない。
#ちなみにMさんの内定先は、1年前まで、パフと取引のあった会社だった。いまは残念ながら取引が途絶えているのだが、これを機会に復活させないといけない。がんばれ営業!!
パフを志望する学生に伝えているメッセージを掲載する日
2008年4月1日 (火曜日)
きょうは4月1日。多くの企業が、新入社員を迎え入れる日である。同時に、就職活動中の学生の面接が本格化する日(倫理憲章が定める選考の解禁日)でもある。
パフも来年度(2009年4月)は、数名の新入社員を採用する計画だ。いままさに、志ある学生の応募を受け付けている。
そこで本日は、パフの社長である僕が、パフを志望する学生に、どんなメッセージを伝えようとしているのかを、この日記に掲載しようと思う。
パフの考え方や、パフが目指す方向を、この日記を読んでくださっている方々(同業者も多いと聞いている)に、あらためて知っていただきたいと思う。
・・・・・
●パフは、世の中の人々に、必要とされる会社になりたい。人々が、幸せに豊かに暮らせるような世の中を、作っていきたい。
●これから生まれてくる子供たちが将来、 「明るく楽しく生き生きと、そして真剣に」暮らしていけるような世の中にしていきたい。
●若い人たちが「社会に出てハタラク」って、いいことなんだ。楽しいことなんだ。自分の人生を豊かにすることなんだと、思えるような世の中にしていきたい。
●一人ひとりが、「生き生きと幸せに働ける」ようになったら、絶対いい世の中になる。職業を通して得られる喜びがあれば、人生そのものが豊かになる。働く喜びが充満した世の中になれば、訳のわからない犯罪だって少なくなる。
●そのためには、現在の日本の、偏った就職と採用のあり方を変えていかなければならない。
●皆が判で押したように、同じマニュアル本を見て、同じ就職ナビを見て、同じイベントに行って、同じリクルートスーツを着て、就職人気ランキング上位の企業に入ることがシュウカツの成功だと信じて疑わない、この国の就職と採用を変えていきたい。
●大手有名企業だけに人が集中してしまう、この おかしな状況を変えていきたい。3年生の10月に一斉にシュウカツがスタートし、2月から一斉にセミナーがスタートし、タイミングを逃すと門戸が閉ざされてしまう、この おかしな状況を変えていきたい。地方にいる人材を、根こそぎ、東京の会社がさらっていく現状を変えていきたい。海外の学校で勉強している学生たちが、卒業後、安心して日本に帰ってこられるような仕組み を作りたい。日本のあらゆる会社に、適正な人材の適正な配置を促したい。
●学生の皆に、志を高く持つことの素晴らしさ を伝えていきたい。
●働く誇りや喜びは、 「どこで働くか」ではなく、「どう働くか」で得られるのだ、ということを伝えていきたい。
●企業には、採用の場を通じて、学生を育てることの貴さ を伝えていきたい。人の採用や教育の現場に居る人々こそ、高い志を持たなければならない ことを伝えていきたい。
●そういった思いのある人たちとパフは一緒に仕事をしていきたい。社員、顧客企業、パートナー企業、同業者、学校、学生。皆とこの思いを共に有し、共に育てていきたい。
●そしてこれらを、適正な利益を上げられるビジネスとして成立させたい。そうでなければ、単なる理想論者で終わるだけ。世の中を変えていくためには、大きな影響力を持ったビジネスとして、継続・発展させていかなければならない。
●パフには幸い、思いを持った優秀な社員たちがいる。小さな会社だけれども、社員の優秀さや、ひた向きさは日本一のレベルだと思う。給料がいいわけではない。福利厚生がしっかりしているわけでもない。商品やサービスやビジネスモデルが確立しているわけでもない。でも、社員は毎日、自分の頭で懸命に考えている。自分の足で懸命に動いている。あたまと体に汗をいっぱいかきながら日々の仕事をしている。他の会社の同年代の社員たちよりも、ずっとイケている。
●さらにパフには、理念に共感してくれるお客様やパートナー企業がいる。パフは10年間、お客様とパートナー企業の皆さんに育てていただいた。右も左もわからなかった、かつての新入社員たちを、辛抱強く育ててくれた。 「パフは、そんなことでいいのか!」と、檄を飛ばしてくださる、熱く温かい方々に囲まれて仕事をしてきた。
●そして、一緒にビジネスを展開していくビジネス仲間(同業者)も大勢いる。東京だけではなく、東北にもいる。新潟にもいる。北陸にもいる。中部にも関西にも四国にも九州にもいる。海を渡った海外にもいる。これから事業提携が本格化し、パフだけでは出来なかったビジネスが、大きく動き出す。
●社員、パートナー企業、お客様、同業者。そして学校や学生達。このネットワークを強固にしながら、新しい「就職と採用のカタチ」を作っていきたい。
●「世界で、たったひとりのあなたのため」の、力強い支援者になっていきたい。
●会社に何かを求めるのではなく、会社に対して自分が何をできるのかを考えられる人。考えを即、実行に移せる人。言い訳をしたり、失敗を他人のせいにしたりしない人。失敗を恐れずに突き進める人。たとえ大きな失敗をしても、そこから這い上がれる人。仲間を大切にできる人。自分本位ではなく、誰かの為に頑張れる人。
●そんな人に、ぜひ応募してもらいたいと考えています。我々と一緒に「世の中のための会社を創っていきたい」と、心底思ってくれる人たちの応募を待っています。
・・・・・
ということで、このメッセージに共感してくださる方々のご応募をお待ちしております!