パフ代表の徒然ブログ「釘さん日記」

北陸・金沢で講演を行った日

2008年6月19日 (木曜日)

きょうは朝から金沢(石川県)に来ている。ちらっと以前の日記でも書いたような気がするが、石川県の産業政策課と産業創出支援機構が主催する人材戦略セミナーを、パフが引き受けたためだ。

依頼文書を改めて読むと、経済産業省の「若者と中小企業とのネットワーク構築事業」の一環で実施されるセミナーのようだ(いまさら、「ようだ」もないですね。不謹慎でスミマセン)。

このセミナーは、今後、複数回に渡って開催されるのだが、きょうがその初日。きょうは約150人の、県内企業の経営者や人事担当者の皆さんに向けての啓発、情報発信型セミナーで、僕の講演が中心だった。

講演は、 「売り手市場を凌ぐ採用活動の新しい視点 ~顔の見える採用活動」というタイトル(主催者側が命名してくださった)。パフにとって「顔の見える」がタイトルに組み込まれたことはたいへん光栄だ。こりゃ気合いを入れてやらにゃいかんなあ…と、久々にプレッシャーを感じた講演だった。

とはいえ、いざ講演が始まってしまうと、持ち前の「開き直り精神」が発揮され、さほど緊張もせず、やめときゃいいのに、Puff the magic dragon ♪ の歌まで披露してしまった(おまけに拍手を強要してしまった、笑)。

僕が最終的にお伝えした要点は、次の内容だ。

・学生は、首都圏の大手有名企業と皆さんの会社とを比べます。
・知名度や資本力では残念ながら劣勢と言わざるを得ません。
・皆さんが首都圏の大手有名企業と比較して勝てること。
・それは、ご自身の会社や地元に対する「熱き思い」です。
・経営者、人事担当者、現場の社員の皆さん。皆さんが異口同音に語る「熱き思い」こそが、大きな差別化となるのです。

実はこれらは、パフの若手社員であるタカタとタシロに、 「おい、タカタ、タシロ! 中小企業が新卒採用を成功させるために必要なことはなんだ。3つあげてみろ!」と、突然問いかけて返ってきた答えがもとになっている。

彼らは知名度に乏しい中小のお客様を多く担当しており、苦労しながら採用の成功に向けてお客様といっしょに取り組んでいる。やっぱり現場からあがってくる声は的確だ。

そして最後は、いつもながらの「うまれよ」のメッセージをお伝えした。

「うまれよ」はやっぱり学生だけでなく、ベテランの社会人や経営者にも響くメッセージだということを実感した。

講演後は、聴いてくださった経営者の方や人事の方から、 「よかったです。自分と同じ思いを聞けて嬉しかったです」という言葉をいただいたり握手を求められたりして、僕のほうこそ嬉しくなった。

元来、人前で話をするのは苦手な僕なのだが、頼まれたら断れない性分ゆえ、きょうのような講演を引き受けることが最近多い。講演直前までは、とても気が重いのだが、講演後は実にスッキリ、 「ああ引き受けてよかった」という気分になる。我ながら調子のいいやつだ(笑)。

夜は金沢に本社のある同業者J社で打ち合わせ。その後、G社長と、情緒あふれる金沢の街へ…(G社長、すっかり御馳走になってしまいました。ありがとうございました!)。

ということで、なかなか充実した北陸・金沢での一日だった。