嬉しい内定報告をもらった日
2009年6月3日 (水曜日)
パフの2010年度の新卒者採用は、約100名の応募者に対して若干名(結果的に一人だけ)の採用。したがって、90数名の応募者には「ごめんなさい」を言わざるを得なかった。
僕も、20名以上の学生と直接面接を行った。
あたりまえだが、皆、それぞれの個性、持ち味がある。未熟なところもあるのだが、いずれ花開く素養を、皆それぞれが持っていた。
僕はできる限り、面接の場で、採用か不採用かのジャッジをし、不採用の場合には、その理由と、どういう仕事や会社との相性がいいかということを、(僕なりの主観ではあるのだが)伝えるようにしている。
最近、そうやって涙をのんで不採用とした学生諸君から、内定報告をもらうことが増えてきた。とても嬉しいことだ。
きょうもお昼ころ、とても嬉しい内定報告のメールをもらった。
その学生のことは、いまでもよく覚えている。面接したのは、もう2か月以上も前だったのだが。
僕の娘と同じ名前(そんなにある名前ではない)だったこともあり、「なんとか(この子にとっての)良い会社に入ってもらいたいな」と思っていた。
そんなこともあり、パフの創業時の協賛企業で、大企業ではないのだが、とっても個性的な会社を紹介し、「キミにはぴったりの会社だと思うから、ぜひチャレンジしてみなよ」「ホントにすごい社長だから、最終面接まで行けるように頑張りなよ」と言って送り出した。
そして本日の内定報告のメールには、この会社から見事内定をもらえたことが書かれていた。
人の縁とは不思議なものだ。
彼女のメールは、次のような一文で結ばれていた。
—
この会社に受かったら絶対報告したい。そんな想いでいました。なんでもないよくあることなのかもしれませんが、私にとっての「縁」を感じるものでした。
なにかをきっかけにしてそれが連なっていくのが縁だとしたらその大きなきっかけが釘崎さんでした。今回なんとかいい報告ができてよかったと思っております。
—
一人ひとりの学生と向き合うというのは、口で言うのはたやすいことだが、実際にはとても難しいこと。企業に偉そうに言っている僕ですら、すべての応募者とキチンと向き合えているかといえば、自信をもってそうだとは言い切れない。
でも、縁あってパフを応募してくれた学生たちには、社会人としてのしっかりとした第一歩を歩み始めてほしい。
そういった意味でも、きょうの内定報告は、とても嬉しかった。