商道徳を考えた日
2009年7月17日 (金曜日)
世の中、「競争に勝つためには手段を選ばない」という連中がいる。
「法律に触れていないのだから、自分たちのやっていることは何の問題もない」と嘯(うそぶ)く連中がいる。
競争に勝つためなら何をやっても構わない?
法律に触れていないのだから問題ない?
「ふざけるんじゃない!!」 と、言いたい。
「恥ずかしくないのか!?」 と、問いかけたい。
こう言われて逡巡するようなら、まだ救いがある。
しかし、 「結局、それはお客様が決めることですから」と言い訳するようなら、もはや見捨てるしかない。お客様を悪者にして、「自分はその悪者に従っただけ」という詭弁に正義があるとでも考えているのか?
目の前の競争には勝てたとしても、長いビジネス人生の中で、その輩は、「信用、信頼という大きな財産を失う」ことになる。
自分の行いが、人としての道を踏み外しているということに早く気付いてほしい。
お客様が正義であるとは限らない。お客様が間違っている場合には、「それは違います」と言って差し上げられることが、本当の顧客志向ではないだろうか。
そんなことを考え、憤りを感じた一日だった。