deerさんの送別会だった日
2009年8月18日 (火曜日)
パフの古参協賛企業D社にdeerさんという人事部の課長さんがいる。deerさんが採用担当者となったのは、なんとまだ世の中が20世紀のころ。西暦2000年の秋だった。
そのときのdeerさんは、32歳の若き人事マンだったのだが、世界ナンバーワンのシェアを有するD社の採用を、全面的に任される担当者となったのだ。
このときパフは設立3年目。正社員はまだ誰もおらず、僕と、翌年の4月入社予定の内定者だけで会社の(管理業務以外の)ほとんどの運営を行っていた。
そんな未熟なパフだったのだが、すでにD社は、ビッグクライアントだった。採用ホームページの制作から、応募者管理のためのデータベースの構築、採用業務のアウトソーシングに至るまで、採用活動の最初から終わりまでのほぼ全域のお手伝いをさせていただいていた。
deerさんが採用担当者になるまでは、僕がD社の担当営業マンとして、すべての仕事を取り仕切っていた。
が、deerさんが採用担当者になったタイミングで、パフ側もあらためて僕以外の担当者を置くことにした。
で、D社の営業担当者として抜擢(?)されたのが、2001年4月入社予定の当時の内定者、ヨシカワだったのだ。
以来、ヨシカワは丸9年間、D社の営業担当者として、deerさんと二人三脚で走り出したのだった。
途中、怒られたり、叱られたり、怒鳴られたり、叱責されたりしながらも(全部、怒られてばっかりやん)、ヨシカワは見捨てられることなく、deerさんと一緒に走り続けた。ヨシカワにさんざん駄目出ししながらも、deerさんは最後までヨシカワを信じてくださったのだった。パフが考案した新チャレンジ企画をいつも最初に取り入れてくださったのも、deerさんだった。
採用について、就職について、若者について、パフの若い社員たちといつも熱く語りあってくださっていた名物採用担当者なのだ。
そのdeerさんが、なんとこの8月末で大阪に転勤することになった。もともとは関西出身のdeerさんなので、いつかこの日が来るとは思っていたのだが、ついにその日が来てしまった。
担当のヨシカワはもちろんのこと、パフの皆にとっても、もちろん僕にとってもショックなことだった。とっても寂しい。
でも、ここは笑って、deerさんを大阪に送り出してあげよう!
ということで、本日はdeerさんの送別会を、パフのセミナールームで、ほとんどの社員が参加のうえで行うことになった。
deerさんの9年間の思い出を、パフの社員の様々な出し物(クイズや芸や踊りや歌)を交えながら手繰り寄せていった。
とても懐かしく、感慨深かった。特に、最後のヨシカワの9年間の思い出を綴ったスピーチには泣かされた。
9年……。
あっという間のような気もするが、考えてみれば、とても長い年月だ。
当時の小学校6年生のガキんちょは、もう大学3年生。就職活動をする年齢になっている。当時32歳だった若きdeerさんは、もう41歳のオジサンになっちゃった。
そんな長い年月を一緒に過ごしてくださったdeerさん。いままで本当にありがとうございました。
大阪に行ってからも、ぜひパフのことをずっと見守ってやってください。
そして、パフが再度大阪事業所を立ち上げたときには、ぜひ缶コーヒーを飲みに来てくださいね。
左から2番目の、裏ピースのポーズをとっているのがdeerさんです♪