怒髪、天を衝くのを堪えた日
2010年4月23日 (金曜日)
「堪忍袋の緒が切れる」という言葉は、もう死語なのかな。「怒髪天を衝く」という言葉もあるな。
まあ、なにしろ(瞬間的ではあるが)、そういう気持ちになることは僕も人間なので、ある。特に、社長という立場の人たちには、そういう瞬間って、結構な頻度で訪れるのではないかな。
で、僕の場合は、そういうとき、最近はぐっと堪えることにしている。めったなことでは、すぐに怒鳴ったりしない。
しかし、それが本当に良いことかなのかどうか、最近よく考える。
たまには理性を失うくらいに(それが演技であったとしても、そして本意ではなかったにしても)怒り狂った方が、ことの重大性が伝わるのではないかと思うこともある。
考えてみれば、昔は僕も、かなり直情径行な性格だった。感情に任せて、ずいぶんと部下をどやしつけていたこともある。
最近は年をとってきたせいか、一呼吸置くようになった。それが良いことかどうなのか、正直わからない。
ま、ケースバイケース。良いときもあれば悪いときもあるということなのだろうが……。
年をとったら怒るより、野村監督のようにボヤきつづけるほうが、ひょっとしたらいいのかもしれないな。
あんたはどげえ思う?