恋の町札幌だった日
2010年4月6日 (火曜日)
意味深なタイトルを書いたが、何のことはない。ただ単に「札幌に日帰り出張した」というだけの話だ。
(※ちなみに「恋の町札幌」というのは1972年に石原裕次郎が歌ってヒットしたムード歌謡曲。浜口庫之助の作詞作曲)
僕が生まれて初めて札幌(というか北海道)の地を訪れたのは約30年前。僕が二十歳のときだった。
一人旅だった。
国鉄(まだJRではないのです)で青森まで行き、そこから夜行の青函連絡船に乗って函館へ。そして函館からまた国鉄に乗って札幌へ。
とてつもなく遠かった。
苦労に苦労を重ねて、やっと札幌まで辿り着いた。宿の予約などしていなかった僕は、札幌駅に新聞紙を敷いて寝泊まりした。生まれて初めての野宿だった。
いやあ、なんだか懐かしいなあ…。久しぶりに思いだしたぞ。たしかあのときは周遊券を使って、2週間近く放浪の旅を続けていたのだ。いろんな出会いがあったな。若気の至りもあったな。
そんな思い出の町札幌なのだが、ここ最近は味気ない出張ばかりだ。
きょうも朝の飛行機で羽田から新千歳空港に飛ぶ。千歳からすぐ電車に乗って札幌へ。札幌では駅ビルで立ち食い寿司を食べて、すぐに仕事場(某社の会社説明会の会場)へ。仕事が終わるとどこにも立ち寄らず、そのまままた新千歳空港にとんぼ返りだった。
昔は北海道に行くのに日帰りなんて考えられなかったのになあ…。よくも悪くも世の中便利になりすぎたな。
本日、せめてもの抵抗で行ったことが二つ。
ひとつは、札幌から送ったメールの冒頭には「釘崎@恋の町札幌です」という枕詞(?)を付けたこと(もちろんある程度親しい人へのメールだけね)。
もうひとつは、帰りに空港で毛ガニを買ったこと。
ささやかながら、札幌に行ったんだ!という証しを残したわけだ。
自宅に帰って、早速買ってきた毛ガニを食べたんだけど、なかなか美味しかった。
次回の札幌出張では、ぜひ富良野あたりまで足を延ばしてみたいものである。
さて。あすは東京。日中は社内外の会議が隙間なく組まれている。夜は二週間ぶりの柔道。そしてそのあとは、とある会合に合流。パンパンパンダだな。がんばってまいりましょう!
行きがかり上、パワポでついさっきまで企画資料を作っていた。自分の講演以外で僕がパワポをつくるなんて10年ぶりくらいかな? おかげでまたも午前様だ。
自慢じゃないが、パワポは大の苦手。いろんな表現ができて簡単・便利なツールであることは承知しているが、僕にとってはぜんぜん簡単・便利なツールではない。
僕がいちばん好きなのは、テキストべた打ちである。
テキストべた打ちは、表現の工夫などできる余地はほとんどない。つまり中身で勝負するしかない。
対してパワポは、表面的な見せかけで、中身をも、ずいぶんとよく見せることができる。「そんなの邪道だっ!」と言い切れないところもあるから、また悔しい。やっぱり見かけも大事なんだよね。
そういえば先週の中ぐらいから、肩こりと腰痛が激しい。仕事中どうしても我慢できなくなって、社員のところに行って揉んでもらった。昼と夜とで3人の社員が揉んでくれた。
揉んでもらった後はかなり楽になったのだが、そのあとパワポなんかやったものだから、また酷くなった気がする。
ふー。
さて。あと数時間したら、羽田空港に行かなければならない。あすは札幌なのだ。
窮屈な飛行機と電車でまた肩こりが酷くなりそうだなあ。
あす札幌で仕事が終わったら、帰りの飛行機の時間まで、針やお灸でも試してみようかな。
では、そろそろ帰ります。お疲れ様でした!!
2010年度入社式&歓迎会のダイジェストと写真
2010年4月4日 (日曜日)
4月1日の入社式兼内定証書授与式の写真が入手できた。社長室のスギヒラが社内向けに記録してくれたレポートとともに、この日記にも残しておこう。
入社式ダイジェスト(10/4/1)
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パフのみなさま。
本日9時から、
【平成22年度 株式会社パフ 入社式・内定式】が行われました。
ダイジェストとして、内容を以下に共有させていただきます。
◆新入社員
・奈良 彰子(なら しょうこ)
◆内定者
・大橋 直人(おおはし なおと)
◆釘崎社長の祝辞
社会人向け「うまれよ」を贈ります。(カッコ内は学生向け)
「う」恨みつらみを言うな(嘘をつくな)
「ま」真正面から勝負しろ(負けるな)
「れ」練習しろ(礼儀正しく)
「よ」世の中に価値ある人材となれ(世のため人のため)
今日の午後はキックオフ、会社の厳しい現実に向き合う最初の試練の場。
1日も早くパフの売上に貢献を。がんばってください。期待しています。
◆社員からのメッセージ
吉川> 入社して10年目に突入。1年目に大切にして欲しい、あらゆる
人に好かれるための3つのこと。
①一生懸命、②元気、③志、大事にしてください。
伊藤> 1年目は「たくさん」がキーワード。「量」からしか「質」は
生まれない。たくさん仕事をして、たくさん遊んで、たくさん
恋をして下さい。
平原> 二人がパフを選んでくれたことに心から感謝。この会社はいい
会社だと思っている人たちがいい会社を作るのだと思う。一緒
に「いい会社を作ろう」という志を持って、長く一緒に頑張り
ましょう。
木村> 入社4年目に突入、すでに若者とジェネレーションギャップが
生まれているところなので、我々に刺激を与えてください。
自分らしい意見をどんどん言ってください。
土田> ①誰もやっていないことをやってください。②先輩や上司の話
を聞かないで下さい(先輩、上司、お客様のお話しを素直に聞
くのはもちろん大事だが、常識を疑うことも大事!)③社内は
もとより、社外の方とのコネクションを作って下さい。
大野> 一緒にやっていく仲間が増えたことがとても嬉しい。この1年
を振り返って、正直きついこともあったが全力で楽しんで欲し
い。同期とのつながりを大切に。
保坂> OSメンバーとして新入社員を迎えるのは初めて。とても嬉し
い。社会人になる=厳しい世界に出たことを認識して下さい。
パフで、というよりも世の中を軸にして視野を向けたり学んだ
りをして、本当に世の中に価値を与える存在になってください。
吉田> 体を大事にしながら、一生懸命に仕事をして、パフをひっぱる
人材になって欲しい。転ぶのは当たり前、失敗に臆することな
く成長して下さい。
田代> 大橋については同じ大学の後輩ができて嬉しい限り。奈良につ
いては、学生気分の決別というが、人間、そんなに急には変わ
らないものだ。社会に出る不安、期待などハードルが高いと思
うが、奈良自身はそのままでいいので、自分を大事にしながら、
しっかり磨いて、そして楽しみながらの1年間にして下さい。
長崎> 採用活動に携わっていたこともあり、ひときわ嬉しい気持ち。
かつて、田代・平原時代の内定者サイトで、いろんな方から
メッセージを集めたことがある。その中から、角さんのメッセ
ージを朗読して紹介。(内容は割愛)
人からたくさん応援される人、たくさんの人を応援できる人に
なってください!
高田> 個性の強いパフのメンバーの中に入ってくるのは大変だと思う
が、頑張って欲しい。入社を決意してくれたこと、ありがとう。
こういう状況の中では迎え入れるほうも大変、意気に感じてほ
しい。自分達も気を引き締めて頑張る。育ててやりたい、任せ
てやろうと可愛がってもらえるにはどうしたらいいのかを考え
て行動してください。
岩崎> とても嬉しい!この気持ちを残しておかねばと、滅多に書かな
いmixiの日記を書きながら今日は出勤した。じかに自分の下に
後輩ができるのは初めて。受け入れ態勢をしっかり整えたい。
困ったとき、悩んだとき、どんなときも周りに声をかけること
を忘れずに!
杉平> 本日日経のスポーツ欄コラム「負けを受け入れることが第一歩」
負けを認めると謙虚になれる、他者の存在を認めることができ
る。最初は負けばっかりかもしれないが、そこから多くを学ん
で欲しい。昨今の景気、仕事があるということだけで有難いこと。
奈良さんはぜひ、ご両親にありがとうの一言を言ってください。
大橋くんは、昨日宣言した覚悟を、この半年でさらに強固なも
のに固めてください。おめでとうございます。
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>以下おまけ(夜の歓迎会の写真)
ナラ、オオハシ!
とにもかくにも、おめでとう。そして、(パフを選んでくれて)ありがとう。
これから辛いことも楽しいことも、苦しいことも嬉しいことも、共にしていこう。
よろしく!!
入社式兼内定証書授与式&第四Qキックオフ&歓迎会だった日
2010年4月2日 (金曜日)
昨日は4月1日。新年度スタートの日だ。
パフにも1名の新入社員が加わった。名前をナラショウコという。
と同時に内定者も生まれた。
なぜか入社日は半年後の10月1日。一昨日の3月31日に最終面接を行い内定を出した。名前をオオハシナオトという。
この二人(ナラとオオハシ)を迎えての入社式&内定証書授与式を朝9時から行った。
午後からは第四Q(四半期)のキックオフミーティング。そして夜は、新人歓迎会。
長ーい一日だった。
僕は、実は前日の仕事が終わらずに、ほぼ徹夜状態(一時間だけ寝た)。が、不思議と眠くなかった。さすがに気が引き締まっていたのだろう。
さて、我がパフの入社式兼内定証書授与式&第四Qキックオフ&歓迎会。どんな内容だったのか??
まだ写真が入手できていないので、明日か明後日、詳細なレポートを書いてみようと思う。
新しい仲間が加わり、新しい風も吹いてきた。桜もそろそろ満開だ。
新鮮な気持ちで頑張っていこう!!
湯布院中学校の同窓会に参加した日
2010年4月1日 (木曜日)
会社での白熱した会議が行われていたとき(夜の9時過ぎ)、僕の携帯に一通のメールが届いていた。
なーんと。ドイツに嫁いでいった由布院小学校&湯布院中学校時代の同窓生(エミさん)が故郷の湯布院に帰省しており、急きょの同窓会が有志たちで開催されていたのだ。携帯へのメールは、そのことを知らせるメールだったのだ。
その同窓生エミさんと僕とは仲が良かった(小学生時代は、大柄で勉強も運動も出来たエミさんに、運動オンチの僕はイジメられていたような気もするが)。
でも高校も別々だったし、海外に嫁いでしまったこともあり、中学卒業以来一度も会えていなかったのだ。
会議が終わって、このメールが届いていることに気がついたのだが、すでに時間は夜の11時を回っていた。「うわー、しくじった!」と思った。田舎の湯布院にとって、夜の11時っていう時間は、もう深夜なのである。
ダメもとでメールをくれた同窓生のひとりに電話してみた。
すると電話に出たのは、まさにエミさんその人だった。まだ同窓会は続いていたのだ。
「うわーっ、なっつかしいなー! なにしよったん? いまどげえしよんの? いつまで日本におるん?」
思わず中学生時代にもどって方言丸出しで喋りだした。
そしてエミさんとひとしきり喋った後、同窓会に参加していた懐かしい旧友たちと代わる代わる(5人くらいかな?)会話した。「待っちょるけん、これからすぐ湯布院に戻ってこい!!」という無茶なことを言う奴もいた。
15分くらいずっと喋っていただろうか。
懐かしかったし、嬉しかったし、楽しかった。
故郷、湯布院を離れて35年。
いまだに旧友たちは、僕のことを「パンダ、パンダ」(僕の中学時代のあだ名)と親しみを込めて呼んでくれる。35年の歳月をまったく感じさせない。
きょうは(先週からの昼夜休みない)仕事で疲れまくっていたのだが、その疲れもふっとんだ。
朋あり遠方より(携帯電話だけど)来る。亦楽しからずや。
15歳の、純粋だったあの頃に戻った気分だ。
徹夜になりそうな仕事の中での息抜き感動日記でした。