「選ぶだけの採用から育てる採用へ」を講演した日
2010年6月10日 (木曜日)
3日間続いたHRプロさんの人事向けセミナー。昨日が最終日だった。僕は、骨折している左足はサンダル履きで、右足は普通に革靴という、とても奇妙な恰好で3日連続足を運んだ。
きっとスタッフの方からは、「あ、またあのサンダル履きのオヤジが来てるよ」と思われたんじゃないかな(笑)。
ところで最終日の昨日は、僕の講演の日。
講演のタイトルは、「選ぶだけの採用から育てる採用へ」というもの。「職サークル」のお披露目だ。
しかし、(予想はしていたものの)参加申し込み人数はあまり多くない。不人気なんだな。
人気があるのは、やはりソリューション(企業の課題解決系)の講演。「○○すれば人が採れる!」とか、「効率的な○○の手法!」とか。
そりゃそうだ。企業には「ひと」に関する課題が山積している。「課題解決できる手法をお教えしますよ~」と言われれば、聞きたくなるのが人情ってものだ。
ところがうちの講演は、「育てる採用」。なんじゃそりゃ?というのが、正直なところだろう。
そのためか、参加してくださった方々は、パフのお取引先や社員が一度は営業訪問したことのある(つまりはパフのことをよくご存じな)会社の担当者が中心。
その分ドタキャンも少なく、座席の80%ほどは埋まっており、寂しい感じはしなかった。ほかの会社のセミナーは、ドタキャン率が40%くらいだと聞いているので、参加人数だけでいうと他社と遜色はなかったのではないかな。
#それにしても、人事担当者(とくに採用担当者)のドタキャンというのはいただけない。学生のドタキャンを指導する立場なんだからね。しっかりしてほしいものだ。
さて、肝心の講演のほうは、最初の説明が長すぎた(パフの歴史を語り過ぎてしまった…)以外は、おおむね好調。
「職サークル」を多くの人々に伝えるために作成している絵本があるのだが、この絵本の絵をスクリーンに照射し、物語は僕が朗読した。皆さん興味深く聴いてくださったようではあったが(人によっては唖然としていたかな?) 、まさか講演で「絵本」を聴かされることになるとは思っていなかっただろう(笑)。
惜しむらくは、「職サークル」の取り組の具体的なところを詳しく説明できなかったことだな。でも、コンセプトや思いだけは、くどいほどたっぷり伝えられたのではないかと思う。
それにしてもHRプロさんの、「3日連続大型セミナー開催」って、すごいことだ。総来場者数は2,000人を超えているんじゃないかな。たぶん経費も相当にかかっていることだろう。出展企業からの収入だけでは賄いきれなかったんじゃないかな。今後、我々人材業界を支援していただきながら、ご自身たちも、きっちりと儲けていただきたいと思う。
さて、本日のメインイベントは、病院での検査。骨折から2週間経ったわけだが、このタイミングで再度レントゲン写真をとって治り具合を詳しく調べるのだという。もう痛みもほとんど消えている。きょうの検査次第では、来週末くらいにはギプスも取れるかもしれない。
よし。気合いをいれて検査に臨むことにしよう!