パフの学生向けメルマガ、なかなかだなと感じた日
2011年4月21日 (木曜日)
自分で自分の会社や社員のことを褒めるのもなんだが、たまには褒めてみる。
いや、素直に、「これはなかなかやるな」と思ったのだ。
それは、毎週水曜日に学生向けに配信されているメルマガ。
創業の翌年から、毎週欠かさずずっと学生に配信している。考えてみたら、12年以上の歴史を有することになった。
昔(7年前までだったかな)は、僕が日曜日の夜、うんうん唸りながら執筆し、月曜日の早朝、配信していた。
たいしたことを書いている自覚はなかったのだが、そして自分で言うのもなんだが(いや言うんだけど、笑)、人気が高かった。数千名単位の学生の心を動かしている実感があった。7年前突然、「執筆を辞める!」と宣言したときなどは、「辞めないで!」というメールを学生だけではなく、すでに社会人になったパフの会員OBや、人事担当者の皆さまからもいただいた。ちょっとしたアイドル気分になったものだ(苦笑)。
その後は、社員が執筆を担当しているのだが、昨年まで執筆を務めたタシロのメルマガがまた秀逸だった。学生の気持ちをとてもよく捉えた「愛あるメルマガ」だったと思う。僕にはそこまでの愛はなかったので、敬服したものだ。
そして、このタシロから昨年バトンを引き継いだのが、この4月でやっと入社3年目となったツチダである。こいつはなんでもかんでも「やりたがり屋」で、自分で立候補したらしい。僕は正直言って心配していた。ツチダは、(もちろん悪い奴ではないのだが)トンガリ&デッパリ小僧なので、うまく学生の心を捉えた文章を書けるのかな、と思っていたのだ。
ところがところが。回を経るごとに、着実に腕をあげている。「ツチダ様、おみそれしました!」という感じである。
先日、とある銀行の人事責任者と会食しているときに、「いやあ、パフが毎週発行している学生向けのメルマガは面白いし、為になるねえ。お前らこれぜったい読んでおけ!といって、部下に回覧してますよ。あれ書いている社員はなかなかのもんだね」と言われたりもした。社長は、社員のことを褒められるのがイチバン嬉しい。
昨日のメルマガの冒頭の文章もなかなかだった。以下、転載しておこう。
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┣★┫【1】執筆人・土田のひとりごと/「人で選びました。」賛成?反対?
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こんにちは。職サークル運営事務局(パフ)の土田です。
「人で選びました」
会社説明会などで、よく聞く先輩社員の「入社の決め手」。
皆さんの会社を選ぶ基準にも「人」は入っていますか。確かに、仕事は1日
の中の大きな割合を占めることになるので、職場の人や、雰囲気が、自分に
合うかどうかは、気になりますよね。
しかし…今回はあえて
「人」で会社を選んではいけない!という話をします。
・もし、あなたが惹かれた「人」が、あなたの入社後に退職してしまったら。
・もし、あなたの入社後、あなたとものすごく相性の悪い人が異動してきて
あなたの上司になったら。
・もし、あなたの入社後、会社が合併や統合を行い、社風や価値観がまった
く違う人たちと働くことになったら。
こんなとき、あなたはどうしますか?
会社を辞めますか?
そうです。会社に所属する「人」というのは、働く上でとても大事な要素の
ひとつですが、同時に自分がコントロールできるものではありません。つま
り自分の意思とは無関係に「変化するもの」です。
どんなに素晴らしい会社でも、色々な人がいるものです。素晴らしい人柄の
採用担当者がいる会社に入社しても、最初についた上司が、新人の育成にま
ったく熱心でない、という可能性もあります。好業績を上げ、バリバリ働い
ている社員が大勢いる会社の中にも、仕事をせずサボる人がいて、そんな人
があなたの身近な先輩になるかも知れません。
「人」のような【自分でコントロールできない要素】だけを判断軸にすると、
それが自分の意思と関係なく変化してしまったときに、自分の意思が揺らい
でしまうのです。
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特に、大企業の場合、配属される部署によっても「人」や「雰囲気」は違い
ます。それをすべて知ってから決断する、というのは、物理的に不可能です。
どこに配属されるかは、完全に「運」です。あなたに決定権はありません。
どんな会社に入っても【自分でコントロールできない要素】が原因となる、
「ギャップ」というのは必ずあるものです。
※余談ですが、私は、そんな「運」任せが嫌だったので「社員全員と会って
から決めたい!」と、従業員数の少ないパフに入ることにしました。
しかし、そんな私でも入社後のギャップはありました。
人だけではありません。同様に、「従業員数」「制度」「給与」「勤務地」
なども、あなたの意思とは関係なく変動します。こうしたものだけを根拠に
会社選びをすると、それが「入社後のギャップ」になってしまいます。
そんなギャップに負けないためには【自分でコントロールできる要素】での
入社の決め手が必要です。極端に言えば「仮に上司や雰囲気が最悪だったと
しても、○○だから頑張れる」と言えることができる会社、それこそがあな
たにとっての「本命」なのだと思います。
環境に依存しない、あなたならではの「会社の選び方」とは何でしょう?
それでは、今回のメルマガもいってみましょう!
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うん。いいね。ニヤッとしてしまう。
さて、しかし、ちょっと褒めすぎたかもしれない。奴は自惚れると、とんでもないミスを犯すので、しばらくは注意が必要だな(笑)。