広い役員室は気持ちがいいもんだ
2011年8月26日 (金曜日)
本日は午後から、都内某所にある某大手企業の本社ビルに伺った。
受付に着くなり「お待ちしておりました」と言われ、エレベーターで12F建てビルの11Fに案内される。
11Fに到着し、エレベーターのドアが開くと、そこには女性の社員の方が立っており、また「お待ちしておりました。こちらでございます」と、丁寧な誘導をされる。
途中、すれ違う社員の方々は皆、「いらっしゃいませ」と、頭を深々と下げてくださる。
なんて凄い応対なんだろう。まるで海外から来たVIPのような扱いだ。僕はノーネクタイ・ノージャケットの軽装だったので、ちょっと気が引けてしまった。
そして通された部屋は、パフの執務室の半分くらいの広さに匹敵する大きな部屋。立派なソファーがたくさん並んでいた。壁面はすべて窓ガラスで、いい眺めだ。
ソファーの中央にドカッと腰をおろして、外の景色を眺めていたら、ほどなく、「お待たせしましたあ~」と、僕と同年代のオジサンが入室してきた。
「あ、どうも、ご無沙汰しております~」と、僕もご挨拶。
入室してきたのは、この会社の常務取締役。役員序列でいうと6番目なのだが年齢は最年少。同期の中では、もちろん出世頭である。
この大手企業の常務はMさんといって、10年来のお付き合いの方だ。10年前は採用の責任者だった。7年ほど前に採用の現場を離れたのだが、その後、あれよあれよと出世していき、気がつけばTOPの位置がもう目の前、というところまで来てしまった。
採用の現場を離れるときに、「ちょっとMさん、早いところ社長になってくださいよ。そして社長になったらパフと1億円くらいの取引をお願いしますね」と、冗談半分で言っていた。Mさんも、「分かった。1億円くらい任せといてください!ガハハ」と軽口を叩いていた。
ところが7年経って、まんざら社長の地位を掴むのも夢ではないかもしれない状況になってきた。これは1億円の取引の布石として、その何分の一かでもお願いしておかなければ、と思ったのである。
・・・というのは冗談で、とある相談ごとがあって伺ったのである。
いやー、それにしても広い役員応接室での打ち合わせは気持ちよかったな。人間やっぱり、狭い所にいてはいけない。広いところで、大きな夢を描かないとね。
Mさんにも早いところ社長になってもらって、さらに大きな応接室に招いていただくことにしよう(笑)。
やはり昔のお客さんが、どんどん出世していくというのは嬉しいものである。つい先日も、20年前の人事課長で、昨年社長に就任したUさんにお会いしたばかりだったし。
社長が偉いかどうかは別として、やはり組織のなかの一番の要であり、もっとも責任のある立場だ。これから社会人となる多くの若者たちには、ぜひ目指してほしいポジションである。
さて、パフの事務所移転が一週間後に迫ってきた。これからの一週間は、大整理・大掃除WEEKとなりそうだ。
本日はまずは捨てるものを全部捨ててしまおう。昔のファイルをうっかり開いて、思い出迷子にならないように気をつけなければ。
では、行って来ます!