大学の後輩たちよ
2012年10月11日 (木曜日)
昨日は3回目、4回目の職学校in明治学院大学。それぞれ200名前後の学生諸君が参加してくれた。
終了後はいつも、学生からの個別質問を受け付けるようにしているのだが、僕のところにもひとりの男子学生が相談にやってきた。
相談の内容が、「卒業後は、就職せずに自分で会社をつくりたいのだが事業計画を見てアドバイスしてほしい」というもの。
いまどき起業を考えるなんて、なかなか見上げたものではある。その志たるや立派なのだが、僕が彼に言ったのは、「まずは就職して、最低でも5年間は懸命に働き、誰もが認めるような成果を上げなさい。それができないなら起業してもうまくいかないよ」ということ。
彼がやろうとしていることは、「学生の就職支援と企業の採用支援」。そう、まさにパフと同じ領域での起業を考えていたのだ。だからこそ、この領域の仕事の難しさや辛さを、これでもかというくらいに彼に伝えた。
この領域での仕事をしていくためには(どの領域の仕事も同じかもしれないが)、多くの経験を積む必要がある。学生の就職支援をするには、学生の進路先である世の中の様々な企業の「仕事」をリアルに知っておく必要がある。企業からお金をもらうためには、企業のなかに自らの身を置いて、厳しい競争社会での仕事を、当事者として経験しておく必要がある。
そんなことも併せて、彼には伝えた。
彼がどのように感じ、これからどのような行動をするのか。もちろん、それでも起業したいというならば、それもよいと思う。やってみて、失敗して、初めてわかることもたくさんある。若いんだし、何回でもやり直しもできる。
がんばれ、大学の後輩たちよ。
さて、本日も学生向けのイベントが新宿で開催される。きょうはどんな学生たちが集まるのかな。
楽しみにしつつ、本日も行ってきます!