行きつけの床屋さんが店仕舞してしまう
2014年2月17日 (月曜日)
僕がまだサラリーマンだった頃から(ということはもう20年くらい前から)ずっと通い続けている床屋さん。この日記でも5年ほど前に書いたことがある。(これですね。⇒ 床屋のマスターを紹介する日 )
この床屋さんが今月末で廃業するのだという。
ショックもショック、大ショック(;´Д`)。
マスターは現在、70歳過ぎ。
でも僕がこのお店に通い始めたときは、マスターはいまの僕と同い年くらい。あのころ僕は30代半ば。まだ髪の毛もたくさんあったころだ(苦笑)。
毎月必ず1回は通っていた。
起業したばかりの頃は、髪の毛のことだけじゃなく、僕の体調のことをすごく気遣ってくれた。
頭を刈った後は、いつも必ずデザートを用意してくれる。パイナップルや柿などのフルーツを、マスターなりにひと手間かけて美味しく仕立ててくれているのだ。
そんな行きつけの床屋さんがなくなってしまう。とても寂しく悲しい。
マスターは70歳を超えたとはいえ、まだまだお元気。なぜ辞めてしまうのか。でも、理由を聞いて「それはしょうがないですねえ……」と、あきらめざるを得なかった。
昔、(以前の日記にも書いているが)こんなことをマスターに訊ねたことがあった。
「マスターは、なぜずっと床屋をやりつづけてこられたんですか?」
するとマスターは、なんの迷いもなく、こう答えた。
「そりゃあ、クギサキさん、喜んでくれるお客さんがいるからだよ。オレが働く理由なんて、それしかないよ」
まさにプロだ。プロ中のプロだ。
店仕舞は今月の27日。
会社の仕事を休んででも、宴席をドタキャンしてでも、最後にもう一回行かなきゃな。記念に五分刈りにでもしてもらおうかな……。
マスター、50年以上にわたる長い長い間のお仕事、本当にお疲れ様でした。
あと2週間を切ってしまいましたが、「喜んでくれるお客さん」のために、最後の最後までマスターらしく頑張ってくださいね!
さて、本日は夕方から大阪に出張だ。そろそろ準備しなきゃな。では朝食後、出張カバンをゴロゴロしながら行ってきます!