バトンを受け継ぎ、大きく立派に育てる
2014年4月23日 (水曜日)
パフは、現在ほとんどの新卒採用企業がなんらかの形態で導入していると思われる「内定者コミュニティシステム」の分野においてのパイオニアである。西暦2001年の春から、PNC(パフ内定者コミュニティシステム)という商品名で販売を開始した。
当時パフの営業マンは入社したての新卒一期生3名のみ。営業もド素人ならシステムのこともド素人である。
しかし、このド素人の新人たちが売りまくった。ビックリするような大企業が、社長含めて5名しかいない小さな会社が開発したこのシステムを、次から次へと導入していった。その次の年に入社した新人たちも、またその次に入社した新人たちも、このPNCをたくさん売りまくった。最大で年間130社を超える企業が、我々のPNCを導入したのだった。
我々のメイン事業からすると(言い方は悪いが)ついでに開発して販売し始めたシステムだったのだが、多くの顧客を開拓するための格好の商品に成長していった。
しかし、我々は技術の専門集団ではない(僕はSEくずれだったけどw)。システムの機能・品質をより充実させるために、SNSのプロ技術集団であるガイアックス社と2008年に事業提携し、同社が開発したシステムをPNCS(パフ内定者コミュニティシステムSNS版)としてOEM販売することになった。以来、今年で早7年目を迎える。
と、前振りが長くなったけど、昨夜はその事業提携しているガイアックス社の責任者とパフ側の責任者との打ち合わせに同席させてもらった。
ガイアックス社は、この春にシステムを一新したのだが、新しくなり過ぎて、我々もまだその仕様の細かいところまで掴みきれていない。お客様のところでも、ちょっとした混乱が生じている。昨夜は、その対策会議も兼ねたものだったのだが、いやー、すごいね。
何がすごいって、僕が携わっていたころのシステムと現在のシステムとは、まったくの別物なのだ。機能も性能も比べ物にならいくらいすごい。でも、ユーザーの求めるものはそれ以上に高度化・複雑化していて、日々進化を求められている。こりゃー、技術者はたいへんだ。
僕が開発に携わった14年前のシステムなんて、いまから考えるとオモチャみたいなものかもしれないが、それでもその原型があったからこそいまのこのシステムがあると考えると、僕もスゴイってことになるのかな?いや、そういうことにしておこう(笑)。
システムでもビジネスでも会社でも、最初に生み出されたときは小さくて、弱々しいものだ。
それをいかに、大きく立派なものに育てていくか。0から1は創業者の仕事かもしれないが、1を10にしたり、100にしたりするのは、バトンを受け継いだ若者たちの仕事だ。
ちょっと脱線しちゃったけど、そんなことを考えた朝なのである。
さて、本日はこれからまた静岡の清水に行く。昨夜、急きょ行くことが決まった。またトンボ返りなので、昼ごはんは静岡名物(?)の幕の内弁当を帰りの新幹線で食べることにしよう。
では、ささっと朝食後、行ってきます!