秘書がいたらなあ……と、思った日
2015年4月7日 (火曜日)
うちくらいの規模の会社で、社長が秘書を雇うなんて云うのは愚の骨頂。贅沢極まりない、と思っていた。
「社長へのアポイントは秘書を通じてお願いします」なんて言われた日には、「てめぇのスケジュールくらい、てめぇで管理しろよ、こらっ(-“-)プンプンっ!」と悪態をついていたものだ。
そんな僕なのだが、昨日は、「ああ、秘書が居てくれたらなあ…」と思ってしまうことが続いた。
一つ目。
会議が終わって、3時の珈琲を飲みながら、ほっと一息ついた時だった。
ミゾブチが僕のところにやってきてバツが悪そうに、「あ、あのうクギサキさん、クギサキさんに3時に来社してもらうはずなんだが、と仰る方から、『クギサキさんの本日の予定はどうなってますか?』と尋ねられたんですが…どうしましょうか?」と言う。
「なに?そのお客さんは明日のアポのはずだぞ。何をふざけたこと言ってんだ!」と答えそうになったが、次の瞬間、「あれ?待てよ…」と、記憶を辿った。そう言えば、そのお客さんから明日のアポが決まった後に、何かメールが来ていたような気がした。嫌な予感がした。急ぎそのお客さんからのメール履歴を検索してみた。
嫌な予感は的中した。
明日のアポは間違いではなかったのだが、もう一件、そのお客様から別の案件での来訪をお願いされていたのだった。僕から候補日をメールでお送りしていたのだが(そのことすら忘れていたのだが)、その候補日のひとつが昨日だった。で、先方からは、「6日の午後3時でお願いします」というメールを頂戴していた。僕は、完全にこのメールを読み飛ばしていたのだった。
ああ、なんという失態だろうか(涙)。電話とメールで平謝りである。
学生の無断欠席をケシカランと言っている僕自身が、まさかのブッチ。これは洒落にならない(T_T)。
二つ目。
他にもブッチ未遂があるのではないかと思い、メールの着信履歴(アポの約束を見過ごしていないか?)とスケジュール表(僕のスケジュールは全社員が閲覧できるグループウェアで管理されており、空いているところには早い者勝ちで予定を入れることができるようになっている)とを突合せしてみた。実に地道な作業である(´・_・`)。
やってみるものだ。危うく事故を招くところだった。
来週の木曜日。朝9時から予定が組み込まれていた(これは社員から)。そして、その前日(水曜日の夜)、会食を組み込んでいた(これは自分で)。
ここまではよくあること。翌日のアポが朝早い日は、前日の会食はホドホドにすればいいことだし。
が、木曜日の朝9時からの予定をよくよく見ると、場所が福岡市になっている。「どっひゃー!」である。前日、東京で飲んでいる場合ではない。福岡に前泊しないと間に合わないじゃないか。しかも、飛行機の手配も宿の手配もしていない。ありゃりゃりゃりゃ(+o+)。
まずは取り急ぎ、水曜日の夜の会食をキャンセルすべく、先方に平謝りのメールを送った。
そしてこの流れで、三つ目。
4月から5月にかけて、やたらと遠方での予定を組み込まれていることに気付いた。いや、スケジュールを開放しているわけだから、社員が勝手に組み込むのは仕方がない。
が、しかし、遠方のアポならば、移動時間も考慮して予定を押さえてほしいものだ。大阪や九州や北海道ならば、せめてその前日の夜は「移動・前泊お願いします」くらいの押さえ方と連絡をしてほしいものなのだが……。
で、それはいいのだけど三つ目の話だった。
宿泊の予約がチョー面倒くさいのだ。というか、ホテルの空室が見つからないのだ。あったとしても、えらく高いホテルか、えらく怪しいホテルやカプセルホテルばかり。
円安で外国人観光客が急増したせいか、いつも使うビジネスホテルが何処も満員状態。空いていても昨年の値段の倍以上に跳ね上がっている。なんてこった(>_<)。
それでも、どうにかこうにか、ある程度我慢できるホテルを見つけることができたのだが、えらく時間を費やしてしまった。あー、なんて生産性が低いんだろう(+o+)。
・・・とまあ、そんなわけで、秘書がいる社長が羨ましいなあと思ったり、秘書がいることの経済合理性を認識したりの昨日だったわけであります。
あ、そうそう。僕と約束をしている(はずの)皆さん、安心してはいけません。「あいつは私との約束をきっと忘れている。いや絶対、忘れている!」と疑っていただき、前日に確認のお電話(メールは危険!)をいただけると、たいへん嬉しゅうございます。どうかよろしくお願いいたします<m(__)m>。
では、本日こそはブッチしないように行ってきます!